(私達の歩み 第25話)
2008年5月。
もう春だと言うのに・・。
私達の家族には、いつ春が来るのだろうか。
ネットでは同じ犬種の仲間たちが、
輝く笑顔で・・・、
表情豊かに・・・、
懸命に・・、
ボールやフリスビーを追う姿が・・。
ボルドは・・なぜだろう・・?
頭だって良いし・・、
コマンドに従うし・・、
ドックスクールなんて必要ない。
「ごほうび」で釣らなくたって、
ちゃんと理解してくれるのに・・・。
なのに、
ボルドだけ・・。
また・・、
発作が・・・。
この頃から
発作の時に、
苦しそうに悲痛な声をあげるようになり始めました。
辛そうに・・、
悲しそうに・・・。
お薬を3種類に増やしたのもこの時期でした。
すでに発作は
7日間隔~10日間隔で定期的におきていました。
よく、「薬はさじ加減」と言うようですが、
薬の成分が薬効を消し合っている場合があるようです。
ボルドも薬を代えた1ヶ月間が一時的に
定期的な5日間隔と間隔が狭まってしまい、
先生が量を調節して少し間隔が広がりました。
私達の生活サイクルも、
この発作をふまえて行動していました。
ほぼ毎週水曜日で安定している時は、
月曜日頃から、
「今日の状態は」と録画画像を猫娘に聞いて。
夜も少し気にしながら寝るような状態になります。
水曜日を迎える頃には、
「明らかに今日だろうなー」とわかるような、
行動と表情をします。
まず、
朝のうちから、
落ち着きがないようになり、
少しの事で興奮する。
そうかと思うと、
寂しそうな顔をして、
甘えてくる・・。
でも、
仕事から戻ると、安定し始めたような表情をし始めます。
「おっ、やり過ごしたかな」と安心して就寝後・・、
始まります・・、
私達の期待をあざ笑うように・・、
激しい痙攣と、悲しそうに泣き叫びながら・・。
1時間ほどで疲れ果てて眠りにつきます。
だいたい深夜1時から2時過ぎまで。
お隣さんを始め、ご近所さんには
ご迷惑をかけているとは思っていますが
「留守中でないだけ良い」と言ってました。
もうすぐ2才、
CL病や脳腫瘍、グレーコリー症候群を疑い、
MRI検査を受けようか、
どうしようかと悩んだ時期でもあります。
「可愛い家族のためなら」そう言うのが普通でしょうけれど、
お金も無く、今だって借金だらけ・・。
検査料の10万円だって出せない状態です。
毎月の薬代も高額です。
日々のドックフードやペットシーツ・・。
とても検査を受けさせる事は出来ませんでした。
この頃、
いろいろな事で、
すごく悩んでしまった時期でもありました。
終わりの無いような苦悩の日々です。
発作はおきて欲しくない、
でも薬も安易に増やしたくない。
繰り返し、繰り返し、
自分達が悪かったのではと、
悩んでいました。
そして、
ボルドの兄弟、姉妹はどうなんだろうかと思い
ご同胞さん探しを始めました・・・。
(つづく)
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