おはなし冒険団  ゼブラのひとり言

栃木県で、バルーンアート、パネルシアター、紙芝居、工作教室をやっている、おはなし冒険団のゼブラです。

復興支援・岩手県大船渡市へ その1

2011年10月17日 20時41分29秒 | おはなし冒険団
更新が、遅れて居ます。
申し訳ない。

10月9日(日)に、「わくわく!おはなしキャラバン隊in大船渡」として、
びっきさんを始め、ちちゃな劇場さん、藤岡おはなし会コロボックルさん、むぎっこさん、
アロマのFさん達と、夜中に、栃木を出発、岩手県大船渡市へ

震災の後、テレビなどで流れる映像を見て、
なかなか、足を踏み入れる事が出来なかった東北地方、
高速道路を、走るバスの中、道路の舗装が、凹凸して居るのが、良く判る。

岩手県に入り、夜が明け、気仙沼市に入って、河原に掛る橋を見ると、橋桁に、漁船が引っかかっていた。
約7か月が、過ぎているが、まだ、そこまで、手が回らないらしい。

予定より、早く、大船渡市に到着。
午前中は、A公演チームと、B公演チームと、分かれて、同時2か所で、公演。

私は、B公演チームで、会場の綾里地区へ

途中、片方には、静かな海が広がり、その反対を見ると、小学校に、大量の瓦礫の山。
電柱が倒れ、木に引っかかっていて、ガードレールも、大きく曲がって居るのを見て、
今回の震災の凄さが、感じられた。


会場の綾姫ホールは、会場は、小高い場所に在り、消防車と、救急車が、消防署の分署代わりに
使われていて、中に入ると、天井や塀の中壁が、大きく崩れて居て、震災の爪痕が残って居た。

どの位来るか判らなかったが、始まる30分前に、
「今日、人形劇が、在るんですよね」と、お孫さんと一緒に来た、おばあちゃんが、声を掛けて来てくれて、
「待って居てくれた人が居た」と、胸をなで下ろし、公演へ。

私の紙芝居、コロボックルさんの、影絵と、エプロンシアターの公演が終わり、


そして「今度は、バルーンで遊びますよ。」と、言うと、子ども達から、歓声が! 

まずは、ラウンドを繋げた、バルーンを、
バレーボールの様に、みんなで、タッチ。
その後、ロケットを、作って、飛ばして遊び、サーベルを作って、みんなで「チャンバラごっこ」 
一緒に来て居た、お母さんが、「震災の後、公園が仮設住宅に成って、遊べなく成って、久々に、
子どものはしゃぐ声を聞きました」と、話してくれて、子供達が、バルーンで、
遊ぶ姿に、バルーンを持って来て良かった。

また、子供達が、バルーンで遊ぶその後ろで、大人の方々は、
アロマテラピーを体験していて、
ある、おばあちゃんが、当時の事を、話していた。
今まで話せなかった事を、話す事で、自分の気持ちを楽にしてくれた様子だった。

地元の方々は、同じ体験をして居て、その事を、同じ地域の人に、口に出して、話す事が出来ない。
その事を、話せる機会を、作って上げるのも、復興に必要な事ではないかと思った。