Linの気まぐれトーク

映画と小説の観賞日記

音訳ボランティア

2022-03-18 19:43:00 | 日記
たしか5年ほど前のこと。 
仕事をフルタイムから土日出勤に変え、余裕の出来た平日に何をしようか考えた。 
たまたま岐阜県図書館のチラシに、音訳ボランティア養成講座〈初級〉を見つけ、無料という魅力もあり、週2時間10回の講座を受けた。最後の課題に実技(歌壇or俳壇の音訳録音)もあり、当時の録音機器DR1の使いにくさも相まって、騙された感満載の講座となってしまった。 
20人の受講者のうち、残ったのは半分もいなかった。 


真面目人間の悲しさ、〈中級〉講座が始まると知れば、また受講せねばと思い、その後の〈校正〉講座しかり、〈編集〉講座しかりで、タダより高いものはないを実地で経験する羽目に。 
それぞれの口座に実技課題が課せされ、中級では新書一冊を音訳し(3ヶ月かかった)、編集では自宅のパソコンにアプリをダウンロードしなければならず、Windows10とウイルスバスターを入れていることが条件とあり、自宅の古いパソコンに10とバスターを3万かけて入れた。 
重くて動かなくなり、メモリも増設。 
やっと課題の編集をした。 
この時点で残っているのは3人に。 

古いパソコンの悲しさ、せっかく県図書館まで持ち込んでインストールしてもらった編集アプリも使えなくなり、結局放置。というか、本当に自分は必要とされているのだろうか。図書館側も義務にかられて講座を開催しているだけなのでは。 
何か努力も虚しくなる。 

ところが数年たって、そのアプリを使っていないならアンインストールする必要があると言われた。 
しかも自分で勝手にすることは許されず、県図書館までパソコンを持っていかねばならない。 
自転車で1時間もかかる距離だ。 

ああ、何か振り回されている気がする。 
でも、もう残り少ない人生なのだから、必要とされる限り止めたくはない。 
本当に必要とされているならば。 

木曜にはそのパソコンのアンインストール作業をしてもらう。 
もちろん歌壇俳壇の録音作業もある。 

視覚不自由者のためのボランティアだが、岐阜県単位ではあまりにも利用者が少ないため、国会図書館経由で全国に拡散することになった。 
校正も厳しくなり、毎週のように県図書館通い。 
ボケ防止と割り切って頑張るしかないか。 





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