ウォルト・ディズニー配給作品なのに、吹替版で観てしまった。
上映時間の都合もあるけれど、年と共に画面と字幕の両方を追うのが億劫+映画観賞の娯楽化(あくまで私都合)で、是非とも画面に集中して犯人を突き止めたいというのが本音。
ナイル川を豪華客船で1,200円(シニア料金)でクルーズし、エジプト体験出来るなんて豪華過ぎるとほくそ笑んで出かけた。
最初の戦闘シーンはまるで『1917命をかけた伝令』のよう。
あれ、吹替版のはずなのに字幕が…
吹替は英語→日本語だけなのでした。
歌もそのまま。
(よかった〜)
ナイル川クルーズに至るまでの紆余曲折は想像以上に人間臭く、おしゃれなポアロにしてはリアル。
トライアングル・ミステリーを謳っているので、まあ三角関係は仕方ないにしても、人間の数だけ愛憎関係ありの感。
原作を読んでおこうとしたものの、近所の図書館にはなく、ぶっつけ本番だったが犯人はすぐに分かった。
その昔、読んだのを思い出したのだ。
あまりにも手口が突飛で意外な人だったため記憶に残ったらしい。
今は「意外な人」が一番怪しい、が定説だけど。
肝心の犯人探しは空振りだったが、これだけの名作でリメイクとあれば、犯人の意外性に驚く人はいないかも。
アーミー・ハマーは『君の名前で僕を呼んで』でティモシー・シャラメの恋人を演じた学生。あの青年も年輪を重ねていた。
美しい風景も堪能したし、コロナ鬱も少し紛れた。
ケネス・ブラナーのポアロは好み。
どこかシャーロック・ホームズを彷彿とさせるので。
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