buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

陽,いずる国 陽、沈む国

2010年08月15日 | 歴史の中の1ページ



シルクロードの調査隊に加わった時の写真です。

三蔵法師(玄奘)が旅した道をたどる、というものでした。
『西遊記』で有名な三蔵法師、実在の人です。
玄奘三蔵とも呼ばれていましたが、この人、今でいえば国際交流の達人だと言えるでしょう。

唐の時代
西域(シルクロード)ではたくさんの国が興っては滅びて行きました。

玄奘はこのとき、30数カ国を旅をしてインドに向かいます。
もちろん国によって言語が異なりますが、
ことばがよく通じなくても、多くの国で大歓迎されました。
玄奘に留まってほしくて、出発を妨げようと画策した王もいたほどです。

玄奘の人柄、コミュニケーション能力は抜きん出ていたのでしょう。

3週間ほどの調査に同行して、学者やその助手,現地スタッフの話を聞いているうちに
私は玄奘が大好きになりました。
本当に魅力的な人です。

シルクロードは隊商がたどった道ですが、実は『仏の来た道』でもあります。
玄奘はインドから仏典を持ち帰りましたが、他にもたくさんの修業僧がシルクロードを
通りました。
数えきれないほどの仏教の遺跡,石窟が今でも残っています。

例えば、敦煌の遺跡などもすごく有名ですよね。


あ~、もう一度行ってみたいな~。

実は現代でもシルクロードの旅は過酷な旅です。
40代の時には体力も気力もあったのですが、
今は、どうでしょうね~、、、、。

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