8月20日、秩父の少林寺にて願いだるま作りを子供達に教えることになった。
スジャータプロジェクト会長の地蔵院さんが行けなくなったため、急遽アタシが「臨時講師」だ。
少林寺さんでは、毎年夏休み中に子供達を集め、お寺でいろんな体験をさせる会を開いているそうだ。
この和尚さんは、小学生だけではなく、地元の若者とも関わり、色々面白いことをやっているようだ。
興味深いので、色々お話を聞いてこようと思う。
今回は、授業のように、時間で講師(担当)も変わり、その年その年で内容も変わるそうで、どんな内容になるかは行ってみないとわからない。
次回レポートを書かせてもらおうと思っている。
さて、アタシが担当する「願いだるま作り」だが、夕べ三男と「願いだるま作りキット」をセットした。
始める前に立って歩くと落ち着きが無くなるから、一人ずつあげるものはこの中に。
①白だるま(ナット入れ済み)
②顔用白い和紙(大きさを決めることで、顔の大きさも大きすぎを避けるように)
③カラダ用赤い和紙(決まった量で作るとなると、重ね貼りをしないよう心がけなければできないはず)
④願いだるまの紹介文
この他に必要な道具は、のり、ヘラ、ペン、等。これは皆んなで譲り合って使う。
と、意外と用意周到にしないと気が済まないアタシ。
ただし、段取り8分と行ってる割に、立てた計画通りに進まないで、現場対応8分になってしまうのもアタシだ。
今回の目的を考えてみた。
だるま作り担当といっても、だるまを上手に作る職人育成が目的ではない。
楽しい時間を過ごし、自分だけのだるまを持って帰ることも、目的ではない。
和尚さんは、何のため子供にだるま作りをさせるんだろう??
と、夕べから布団の中で考えていた。
願いだるまの紹介文には…
この起き上がりだるまは、東日本大震災で被災された方が何度も何度も立ち上がれるように、
そして、一日も早く復興することを願って、
建長寺派の若手和尚たちで立ち上げた復興支援を目的とした「スジャータプロジェクト」にて有志を募り、
願いを込めて皆でひとつひとつ作ったものです。
と、書かれている。
確かにそうだけど、今回は子供達が自分で作って自分で持ってかえるから、ちょっと主旨が違う気がするし。
なんで、和尚さん達は、こうしてだるま作りを子供達に伝えていこうとしているんだろう。
アタシは子供達にこうお話ししよう。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
このだるまは、何回転んでも起き上がる「起き上がりこぼし」です。
和尚さん達は、地震で被害にあった東北の人たちが、何度でも立ち上がれるように願いを込めて、このだるまを作りました。
東北の人たちは、ちゃんと一生懸命立ち上がってくれました。
今、少しずつ、東北は元の姿に戻りつつあり、元の生活も取り戻してきています。
皆さんは、一人一人が自分の力だけで起き上がったと思いますか?
実は、沢山の人が、手を差し伸べ、お金を援助し、応援したから立ち上がることができたのです。
片付けに駆けつけた自衛隊の人や、ボランティアの人だけでなく、支援物資を送ったり寄付をしてくれた人、いろんな人がいました。
日本の国の人だけではなく、世界中から応援してくれる国や支援してくれる人がいて、凄いな~って感じました。
転んだ本人が頑張るのも大切だけど、自分で立ち上がれない人とも手を取り合って、みんなが一緒に立ち上がらないとうまくいかないと思うんです。
人間って、一人一人は弱い生き物でしょう?
どんなに強い人でも、ジャングルでたった一人だったら、生き延びることができるでしょうか?
(ランボーくらいかな)
人間の強さは、協力して、知恵を出し合い、道具を作り、集団で行動することで得られたんじゃないかと思いませんか?
もし、足の骨を折って立ち上がれない人がいても、お勉強の得意な人がお勉強をしお医者さんになって治療をして骨をつけてくれたり、
手先の器用な人が車いすを作ってくれたり、力のある人がそれを運んできてくれたり、それぞれが得意なことで助け合えば必ず立てるようになるのです。
時には、自分が、足を折って立てない人かもしれないし、治す方のお医者様かもしれないし、どっちの立場にもなる可能性もあるでしょう。
この願いだるまを作り、お家に飾ることで、アタシ達は思いやりの心でつながっているのだということを思い出すことができます。
誰かが転んでも、また立ち上がれるように、助け合い、手を差し伸べることができるように。
自分が転んでも、助けてくれる人や応援してくれる人の手を掴んで立ち上がってもいいんだって、思い出すように。
このだるまのように小さな弱い人間でも、自分の得意なことで誰かを助けることはできる。
そして、世界中の人が手をつないで立ち上がると、凄い強い力になる。
そんな想い、願いが、このだるまに込められ、どんどん広まるように「願いだるま」があるんじゃないかとアタシは思っています。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
心の柔軟さを失っていない子供達に、伝えたいことは沢山ある。
この国は、某隣国に敵視されているけど、争い、意地悪し合っても、なんになるのか。
人は、手を取り合って生きていかないと。
この美しい地球に住まわせてもらっている生物のひとつでしかないのだから、エゴ丸出しでやりたい放題では、すべてを失ってしまう気がする。
人と人、動物や植物、水や空気、すべての環境と共存するために手を取り合う姿勢を持たなきゃ、大震災のようなしっぺ返しじゃ済まないでしょ。
人間同士が争っている場合じゃないよ。
と、余談ですが、日頃思っていることを、つい言葉にしてしまいました・・・。
スジャータプロジェクト会長の地蔵院さんが行けなくなったため、急遽アタシが「臨時講師」だ。
少林寺さんでは、毎年夏休み中に子供達を集め、お寺でいろんな体験をさせる会を開いているそうだ。
この和尚さんは、小学生だけではなく、地元の若者とも関わり、色々面白いことをやっているようだ。
興味深いので、色々お話を聞いてこようと思う。
今回は、授業のように、時間で講師(担当)も変わり、その年その年で内容も変わるそうで、どんな内容になるかは行ってみないとわからない。
次回レポートを書かせてもらおうと思っている。
さて、アタシが担当する「願いだるま作り」だが、夕べ三男と「願いだるま作りキット」をセットした。
始める前に立って歩くと落ち着きが無くなるから、一人ずつあげるものはこの中に。
①白だるま(ナット入れ済み)
②顔用白い和紙(大きさを決めることで、顔の大きさも大きすぎを避けるように)
③カラダ用赤い和紙(決まった量で作るとなると、重ね貼りをしないよう心がけなければできないはず)
④願いだるまの紹介文
この他に必要な道具は、のり、ヘラ、ペン、等。これは皆んなで譲り合って使う。
と、意外と用意周到にしないと気が済まないアタシ。
ただし、段取り8分と行ってる割に、立てた計画通りに進まないで、現場対応8分になってしまうのもアタシだ。
今回の目的を考えてみた。
だるま作り担当といっても、だるまを上手に作る職人育成が目的ではない。
楽しい時間を過ごし、自分だけのだるまを持って帰ることも、目的ではない。
和尚さんは、何のため子供にだるま作りをさせるんだろう??
と、夕べから布団の中で考えていた。
願いだるまの紹介文には…
この起き上がりだるまは、東日本大震災で被災された方が何度も何度も立ち上がれるように、
そして、一日も早く復興することを願って、
建長寺派の若手和尚たちで立ち上げた復興支援を目的とした「スジャータプロジェクト」にて有志を募り、
願いを込めて皆でひとつひとつ作ったものです。
と、書かれている。
確かにそうだけど、今回は子供達が自分で作って自分で持ってかえるから、ちょっと主旨が違う気がするし。
なんで、和尚さん達は、こうしてだるま作りを子供達に伝えていこうとしているんだろう。
アタシは子供達にこうお話ししよう。
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このだるまは、何回転んでも起き上がる「起き上がりこぼし」です。
和尚さん達は、地震で被害にあった東北の人たちが、何度でも立ち上がれるように願いを込めて、このだるまを作りました。
東北の人たちは、ちゃんと一生懸命立ち上がってくれました。
今、少しずつ、東北は元の姿に戻りつつあり、元の生活も取り戻してきています。
皆さんは、一人一人が自分の力だけで起き上がったと思いますか?
実は、沢山の人が、手を差し伸べ、お金を援助し、応援したから立ち上がることができたのです。
片付けに駆けつけた自衛隊の人や、ボランティアの人だけでなく、支援物資を送ったり寄付をしてくれた人、いろんな人がいました。
日本の国の人だけではなく、世界中から応援してくれる国や支援してくれる人がいて、凄いな~って感じました。
転んだ本人が頑張るのも大切だけど、自分で立ち上がれない人とも手を取り合って、みんなが一緒に立ち上がらないとうまくいかないと思うんです。
人間って、一人一人は弱い生き物でしょう?
どんなに強い人でも、ジャングルでたった一人だったら、生き延びることができるでしょうか?
(ランボーくらいかな)
人間の強さは、協力して、知恵を出し合い、道具を作り、集団で行動することで得られたんじゃないかと思いませんか?
もし、足の骨を折って立ち上がれない人がいても、お勉強の得意な人がお勉強をしお医者さんになって治療をして骨をつけてくれたり、
手先の器用な人が車いすを作ってくれたり、力のある人がそれを運んできてくれたり、それぞれが得意なことで助け合えば必ず立てるようになるのです。
時には、自分が、足を折って立てない人かもしれないし、治す方のお医者様かもしれないし、どっちの立場にもなる可能性もあるでしょう。
この願いだるまを作り、お家に飾ることで、アタシ達は思いやりの心でつながっているのだということを思い出すことができます。
誰かが転んでも、また立ち上がれるように、助け合い、手を差し伸べることができるように。
自分が転んでも、助けてくれる人や応援してくれる人の手を掴んで立ち上がってもいいんだって、思い出すように。
このだるまのように小さな弱い人間でも、自分の得意なことで誰かを助けることはできる。
そして、世界中の人が手をつないで立ち上がると、凄い強い力になる。
そんな想い、願いが、このだるまに込められ、どんどん広まるように「願いだるま」があるんじゃないかとアタシは思っています。
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心の柔軟さを失っていない子供達に、伝えたいことは沢山ある。
この国は、某隣国に敵視されているけど、争い、意地悪し合っても、なんになるのか。
人は、手を取り合って生きていかないと。
この美しい地球に住まわせてもらっている生物のひとつでしかないのだから、エゴ丸出しでやりたい放題では、すべてを失ってしまう気がする。
人と人、動物や植物、水や空気、すべての環境と共存するために手を取り合う姿勢を持たなきゃ、大震災のようなしっぺ返しじゃ済まないでしょ。
人間同士が争っている場合じゃないよ。
と、余談ですが、日頃思っていることを、つい言葉にしてしまいました・・・。
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