墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

一度目の死、二度目の死

2016年10月30日 | 仕事
お陰様で、10年目のたけしょうは、ホントに充実しています。

ありがたいことに、新しい取引先が増えたり、今までお付き合いしていただいていた石屋さんがクリーニングに力を入れてくださるようになったり。

そしてなにより、二年前ならこなせなかっただろう仕事量だけど、素晴らしいスタッフがタイミングよく加わってくれ、ますますいい仕事ができるようになってきています。

いい仕事をすることが、一番の営業なのだ・・・と、あたしはいつも思います。

不思議なものです。

何かに導かれるように進んでいく・・・そんな風に感じぜずにはいられず、感謝しかありません。




さて、金スマ古舘伊知郎のスピーチで、亡くなった永 六輔氏のお別れ会で娘さんが父の言葉として言っていた話が心に残りました。

「人生の死は二度ある。一つは個体死。心臓か止まった時、脳死の時。
二つめは、世界中の人が自分のことを語る人かいなくなった時。
父はまだ一度目の死を迎えたところです。」

なるほど。

近年、お墓は必要ないと考える人が増えてきているけれど、お墓参りに行けば、必ず故人を想いだし、手を合わせ、語りかけるもの。
自分も母を亡くし、父を亡くし、お墓参りに行き、お経を上げ掃除をしお花をあげ、両親と会話をするから。
それを、息子たちも引き継いでいるから。

お墓とは残された者にとってどんな場所なのか、よく知っています。
母も父も、まだ一度目の死を迎えた所なんですね。

しかし、両親が与えた愛や教えはアタシの心の中に残り、そして息子たちやアタシの大切な人にまた与えられています。
二度目の死はいつ来るのでしょう。

だって、その人の存在を忘れてしまっても、その人が残した愛や教えは、必ずや誰かに引き継がれてつながっていっているのだから。
今の自分の考えは、自分が培ったものだと思いこんでいるけれど、本当は母と父と爺ちゃんや婆ちゃん、アタシに関わって立ち止まってくれたすべての人が与えてくれたものだと、この歳になってやっと気がつきました。




さて、たけしょうの素晴らしい仕事ぶりを、ぜひ御覧ください。






















































キレイになるって、やっぱり気持ちいいですね〜!!



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