墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

おのくんと息子とアタシの旅 南三陸の朝陽~中尊寺~男鹿半島の夕陽 

2016年05月02日 | 息子たち
三日目。

朝5時にあたしに叩き起こされた3人。

いきなり言い渡されたミッション其の一。

太平洋に上がる朝陽を見ながら、潮風を感じ露天風呂に入ること!
最高なんだ。
ここの朝風呂は。






朝陽が、上がってくる。
地球は丸い!
もう、働いている漁師さん。

船の上での作業が見える距離なんだから、アタシのハダカも見えてるんだろうな~
朝から、やなもん見ちまった・・・なんて思ってたりして。

朝ごはんも、バイキングで豪華。
息子たちも喜んで食べ過ぎ。




ミッション其の2

語り部バスに乗る。




このガイドさんも被災した方だ。

ホテル観洋は、自らも被災し2階まで波をかぶってはいたが、ホテルに600人の被災者を受け入れ、衣食住を提供し続けた。
従業員は、売店の笹かまで食いつなぎ、避難してきた方に食事を提供したそうだ。

ホテル観洋女将「町民を救った180日間」


ここも、エジプトのよう。(行ったことないけど。)土盛りがあちこちにあって、海も人もなんにも見えない。




何度も行った防災庁舎跡には、もう近づけないようになっていた。
息子たちは、ここから放送を続けたみきさんの事、その後を継いでなおも呼びかけた課長のこと、真剣に聞いて、この場所から手を合わせていた。
自分の身に危険が迫った時、誰かのために何かできるんだろうか。
アタシは、そんな時どうするんだろう。






ここは、観洋の経営している会館。
解体する話が出ているが、津波の脅威を伝えるためにこのまま残したいと、町に働きかけてるそうだ。





この数日、アタシの大切な息子たちと、同じものを見て、同じものを食べて、同じ話を聞いてきた。
でも、感じたことは同じことではないかもしれない。

三男にだけ、コソッと何を感じた?と聞いたが、「言葉にすると軽くなるから言葉になんかできないよ。」と答えた。

そうだね。
同じことを感じる必要はないんだ。
彼らは、彼らの20年足らずの経験を元に自分のできることを探し、純粋な目で、現実を受け止めたらいい。

もう、母親の考えを強要したり、余計な説明をする必要もないと思う。

彼らは、この旅行でアタシが何を伝えたかったか、わかっているはずだ。
生まれてからずっと、伝えてきたんだし。
信じているから。




そして、私達は太平洋を後にした。




ミッション其の3

せっかくだから、本州横断途中に中尊寺に行くことにした。

そこで、オジサンオバサンと合流。
この2人、後期高齢者だというのに、母の27回忌をするというと府中から車で追いかけてきた。
オジサン、只者じゃない。
もう、秋田まではなかなか行けないから、これが最後かも・・・という言葉を何回聞いたことか・・・




手水舎が、味があって素敵。








そして、始めてのわんこそば体験。
一人、40杯位食べてた。
オジサンも、ペロッと。
やはり、只者じゃない。





さて、野を超え山を超え、男鹿半島の雄山閣に到着。
ここは、短大時代の同級生のご実家だ。
男鹿温泉郷の中でも老舗で、火曜サスペンス劇場の「入道崎殺人事件」の舞台にも使われてる。
芸能人も御用達だ。
あと20分で日の入り。
急げ!
挨拶もそこそこに、入道崎へ向かう!



ミッション其の4

日本海に沈む夕陽を見る!!






間に合った!!

太平洋から、お日様より先に日本海に来た!!!

息子たちは、岩場を降り、岸壁から海まで降りていった。よくやるな~







念願の温泉。そして、ご馳走。メインは、男鹿名物、石焼鍋だ。












おねーちゃんが、おみやげにご当地パンをくれた。





おねーちゃんと一緒にオフロに入ったのは小学校以来だ。
温泉のお湯が溢れたのは、言うまでもない。

そして、長い長い旅の話をしながら、いつの間にか寝入っていた。



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