墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

名古屋に向かうのぞみの中で…

2012年07月18日 | 息子たち
今日は三男の病院に行くため、新幹線に乗って名古屋に向かっている。

なぜそんなとこまで…と言うと、東京には漢方薬で彼を治す医者が見つからなかったからだ。

ステロイドはやはり抵抗があり、まして長期では使用したくない。

こんな時のアタシは行動が早い。

なんだかんだボーナスが飛んでいったが、今お金使わなきゃいつ使えばいいんじゃって位に思うので迷いはない。



二人で旅すると、自分の息子が社会の中で常識的なのか、まだお子ちゃまなのか、どんな人間なのか見えてくる。
家では気づかなかったのに。

彼は実に優しい。

アタシが人混みを歩けないので、ついてきな!とリードし、エスカレーターではすっと自分の前に入れてくれる。
アタシはそんなイヤミのない彼の自然な動きに感心した。

最近、集団の中の自分、社会の中の自分、流れの中の自分を把握し自然に動ける人が減ってると感じていた。

お勉強以上に大切なことなんじゃないかな…と、時々感じる。

三男は合格だ。



ところで、二人して高い駅弁を買い朝からガッツリ食べた。

昔、秋田から上野にでるには、特急電車で8時間もかかった。

実父は各駅で駅弁を買い、全ての弁当を制覇したと自慢していたのを思い出した。

あの頃は、電車の窓を開けて手を振ると、お弁当やさんが走ってきて窓越しに売ってくれた。
あのお茶が熱くて、たまにあの針金みたいな持ち手を掴み損ね膝に熱いお茶を浴びる人もいたりして…
汽車が動き始めお釣りが受け取れなかったり…
大きい札は出さない方がいい。

窓際にビール、ピーナッツ、スルメ、冷凍みかん、お茶を並べて長い道中食っちゃねしながら移動したことが懐かしい。

もし、今、父が生きていたら、同じ体型の親子三代が並び、弁当を食いまくって「まいう旅行」でもしてたかもね~

父は食べることに異常な執着と金をかけ、最後の最後に「美味い!」と目を潤ませ食べたものは…
アタシが作ったサワモダシ(きのこ)と固い木綿豆腐の味噌汁だった。

「母さんの味だ!」と言いながら、嬉しそうに食べていた。

結局一番美味いものってそんなものなんだね。



さて、名古屋だ。

息子の為なら、どこまでも付き合いますよ~

呑気にランチをひつまぶしにするか、味噌カツにするか悩んでいる三男

血は争えない(⌒~⌒)ウププ

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