ちーむ☆ものくろ

黒色ダップー犬と飼い主の日々のつぶやき。
ときどき白黒ネコと茶色の犬の話も、ね。

またまた グチ か?

2014-05-12 | 日常・つぶやき
日本で乳がんで亡くなる女性は、年間1万人だそうだ。
けして少ない数ではない。

乳がん。軽くみているひと、多い気がする。
私にも数年前、乳がん疑惑があった。しかも悪性と言われた。後に誤診とわかったけど。
診断を受けた大学病院から、更に高度医療のある大学病院へとまわされた。
私が乳がんと診断受けたとき、それを聞いたほとんどの人が言った。
もちろんみなさん、乳がんの経験はない。
「大丈夫よ、乳がんなんて取ってしまえば再発もすくないっていうじゃない?
手術すれば平気よ、平気、頑張って~」
だったらなぜ年間1万人も亡くなるのか。

大学病院の乳腺外来の待合室に行くと、たくさんの患者さんが診察を待っている。
帽子やスカーフをした人が多い。
みんな抗ガン剤等の治療で髪が抜けてなかったりするのだ。
車椅子に乗ってるひともいる。
決して軽いガンではない、転移だってするのだ。

みんな大変な状況にいるのに、私に笑顔で話しかけてくる。
そして明るい笑顔で、自分のここまでの経緯を話してくれたりした。
いつの間にかそこにいる患者でディスカッションのようになる。
私もいろいろ乳がんについて、知識を得られた。

その輪のなかでは一度も「大丈夫」と「頑張って」という言葉は聞かれなかった。
大丈夫なんて軽々しく言えないのだ。
みんな辛くても必死に頑張っているのだ。最高に頑張っている。
これ以上、どのように頑張れというのだ?
みんなが言いあうのは「お大事にね」という言葉だった。
やさしく、心から心配しているよって気持ちが伝わる言葉。
辛いことを経験しているから、お互いわかっているから、いたわりあえるのだ。

先日。
知り合いと立ち話しているとき、その方の知人が通り過ぎた。
その時知り合いがひそひそ声で「あのひとの娘、うつなんだよ」といった。
すこし眉もひそめるような顔で「あの人自身もうつだよ」とも。
実は私も通り過ぎた人のことはよく知っている。
娘さんが精神的な病ということ、自分もすこしそうだということ。
それに対して悩みをかかえていることを本人から聞かされていた。
でも口外はしない。軽々しく話題にしない。
うつ病の大変さ、その患者を家族に持つ大変さをよく知っているから。
病院勤務の時、いろいろ見ていたし、仕事一遍の父が定年したとき、仕事がかくなった寂しさにうつになったから。
うつ状態がひどいとき、それはそれは本人にとっても、家族にとっても地獄。
それを知ってるから。
まゆをひそめてひそひそと「うつなんだよ」は聞いていて気分が悪かった。
経験ないから、仕方ないことなのかな。

ミュウさんの介護のときにも、私が体調不良のときも、今回のゆうらの件でも。
いろいろ言われている。これからも言われるのでしょう。
簡単に頑張って~、とか。
なんか素直に「頑張りますね」といえない私がいる。
経験ない人とわかりあえないむなしさを、今までたくさん知ってしまったからかな。
ぽつんとひとりだけ残された気分になってしまう。

でも。
友達がいる。なくてはならない、大切なともだち。
近所のお散歩友達、話し相手になるからお茶においでって言ってくれた。
うんうんって聞いてくれた。
CAPP仲間も。優しい言葉だけでなく、きびしいことも言ってくれる。
ブログにコメントしてくれる友達は、本当に心配してくれている。
経験はなくても、ちゃんと理解してくれているんだよね。
みんなの支えがあって、ちゃんと立って前向きになれつつある。
ありがとう。
これから私がまた弱気になったら「なにやってんのよぉ」って背中をたたいてね。

犬のリウマチで8年間闘った飼い主さんと知り合うことができた。
心遣いあるメールをもらいました。
ありがとうございます。
ワンコさんはもう旅立ってしまったけれど。
「誇り高く旅立った」という言葉に泣きました。
いきるもの誰にも必ず訪れるそのとき。
ゆうらにもいつかやってくるそのとき。
立派に生き抜いた、誇り高かったといえるように歩いていきたい。


「完治しない病気だけど、こんなに長生きです」
って、同じ病気を持つ飼い主さんを勇気づけられるようになるのを目標にしたい。

またどばーっと吐きだしたね。
しかも支離滅裂だよ。
なんとなく、くみ取ってください。

今日は「もと主治医」がいる病院の「院長先生」に会いに行きます。
何をしに?
それはまた次回に。

では、今日もいちにち、元気に楽しく過ごそう。