JRに乗って、目指すは新蒲原駅。
北へ歩くと道案内があります。
そこから東に進むこと1キロぐらい。
本来目指す由比宿への進行方向とは逆に歩きます。
宿場入り口というのは「東木戸跡」でいいのですが、それよりもう少し吉原宿寄りに「浄瑠璃姫の墓」と「源義経硯水」というのがありまして、そこも見てみたいと娘がいうのでとりあえず歩くことに。
で、まずは東海道沿いにある「源義経硯水の碑」と「浄瑠璃姫の墓」へ。
1174年、源義経が奥州へ行く途中、嵐のため蒲原に足止めとなる。再び旅立つときにこの場所の湧き水を汲んで蒲原神社へ奉納するための祈願の文を書きとめ、また恋の相手の矢矧 (愛知県)浄瑠璃姫へ手紙を書いたとされる。
手紙を受け取った浄瑠璃姫は義経恋しさに矢矧から奥州へ下る途中、この地で病に倒れて亡くなった。
というわけで、浄瑠璃姫の墓と義経硯水を見学してから宿場の入り口へ行きます。やっとここから由比宿に向かって正規のルートとなります。
しばらく歩くと一里塚発見です。
その先には東木戸跡。
ついに蒲原宿入り口です~♪
ここには常夜灯もありました。
問屋・名主 利左衛門との看板がありました。ここは貴重な資料の残っている旧家、渡邊家です。
材木をあつかっていたことから「木屋」とも呼ばれていたそうです。
奥に土蔵があり、当時の貴重な資料があるそうです。予約すれば見学させてもらえるそうですが、今回は予約もなく、足も疲れそうなのであきらめました。
先祖代々の資料を大切に残しているその努力はやはりすごいものです。
木屋の土蔵
http://kiyaedoshiryoukan.eshizuoka.jp/e360455.html
そしてまたテクテク歩くとなまこ壁と塗り家造りの元商家。蒲原にはこのような家がたくさんあります。
そして「蒲原夜之雪 記念碑」。歌川広重最高傑作といわれるこの版画、この場所で描いたと思われる場所に建てたのだそうです。
・・・が、蒲原にはこんなに深い雪、降りません、積もりません。だいいち温暖なこの地域に雪なんて滅多に降りません。
だからこの絵については最大の謎です。諸説ありますが本当のこと知っているのは本人(版画のグループ)だけ。
そして元旅籠、「和泉屋」さんは蒲原宿おやすみ処となっていますが・・・・品川宿につづいてこのおやすみ処もお休みです。
連休明けの平日ですからね。もーあっちこっちお休みばっかです。
なので4/8に再び訪れました。その時の写真。
二階のこの窓はものすごーく斜めになっているのを補正してあります。
このゆがみは安政地震の時にできたものです。そう考えるとやはり貴重なので残しておきたいゆがみなのですね。
二階の窓からは向かいの本陣が見えます。
昔はここからそーっと本陣に泊まっていた大名をのぞいたりなんかできたわけですねー(^^)
ここには織物で芸術作品を作る方がおられます。数々の作品が本に載り、作品展に必ず呼ばれるようなすごい作品を作る方です。
休憩しているときに話しを聞かせてくれるので、ここでぜひコーヒータイムとしゃれこみましょう(^^)
コーヒー一杯300円。ほかにもいろいろな飲み物がありました(失念)。
入り口には籐のつるし雛がありました。ここにも桜えび♪
このときは蒲原の雛祭りも兼ねてますからおひな様がいっぱいです。
和泉屋の向かいは本陣跡。
黒い塀に囲まれた本陣跡、かっこいいではありませんか。老夫婦が住んでおられますので、一般に公開されてはいません。
蒲原宿場まつりの時だけ公開されるようです。
その次には「御殿道」というものがありました。
説明は・・・こちらをどうぞ(^_^;
その次に現れたのは洋館です。
旧五十嵐邸。五十嵐歯科医院となっております。
ワタシは現役でここやっていると思っていたのですが、中は公開されていたようです(^_^; 3/23は休み・・・なのでここも4/8に再び来てみました。
雛祭り(旧暦)も兼ねてるのであります、昔のおひな様。各部屋に時代ごとのお雛様が飾ってありました。
庭が見える素敵な部屋。
庭に咲いているのが「菊桃」という珍しい桃です。
蒲原宿、もうひとつ商家。国登録有形文化財 志田邸です。
しとみ戸という、珍しい仕組みの戸が残ってます。この日は休みね。
1854 年の大地震(安政の大地震)の翌年に建て直された商家です。
すごいですよね、こんなに長い間この状態を保てるのですから・・・。
このように蒲原宿は古い家並みをふんだんに残す宿場でした。
ここに紹介しきれなかったのですが、手作りガラスと総けやきの家というのもありまして、家のガラスが手作りのため、ちょっと波打ってたりするのです。とっても素敵な家屋でした。
ほかにも沢山古い家屋の家がありました。
宿場出口にある西木戸跡。
それぞれの宿場の出入り口を「木戸」と言います。
文字通り、大きな門がありました。昼間は開け放たれていますが、夜と非常時は閉じられます。
そしてこの木戸近辺は、フクザツになっています。
そして木戸近辺では道が細工されています。
道路が折れ曲がっているものが「枡形」、宿場内の道路を鍵状にカーブを付けたものが「曲尺手(かねんて)」と呼ばれます。どちらもセキュリティの目的と、大名行列がかちあわないようにするために重要でした。
で、蒲原宿と1月に歩いた二川宿は「枡形」が用いられていました。
蒲原宿を出た私たち親子は、由比を目指して3キロ強歩きます。
ほぼ一本道なので楽です。
二川宿から吉田宿まで歩いたときなんかは、アッチ曲がって、コッチ曲がって、またコッチ曲がって今度は・・・っていうような東海道もありました。
岡崎宿には27も曲がる宿場もあるようで、未経験のワタシにとっては脅威となっております。
そんなことはどーでもいいんですが、とにかくワタシにやさしい蒲原宿~由比宿。おしゃべりしている間に由比につきました。
ここは由比宿の建物ですが、現役で使われているような感じですが・・・。
時間はすでに2時を回っています。お腹すきました・・・。ご飯は「海の庭」と決めているのでがんばって歩きます。
由比には何度も足を運んでいるわりに、一度も行ったことのない「由比桜えび館」に行ってみようと思いました。
看板みっけ。
Σ(゜Д゜;エーッ!
桜えび館、ここをのぼるの?ここ神社じゃないの?
まあいいや、とにかくのぼって行ってみよう。
で、素直に神社の階段を上っていくと、本当にありました。
ゆい桜えび館
http://plaza.across.or.jp/~kakusa/index.html
とくにどーいったこともなく、土産物の直売所でした(^_^;
「桜えび茶屋」というお食事処もありました。そしていつも行く「海の庭」、これも姉妹店だったんだそーです。
名物の「削りぶし直売所」と「桜えび直売所」の二つがあります。団体様は食堂が使えるようです。
桜えびはこれからたべるからいいとして、かつお節がちょうど切れそうだったんで、買っていこう・・・と見てみると、
新鮮なのに安い!!Σ(゜Д゜;
つい2袋買ってました(^_^;
でもって桜えび直売所は、なんとなく疲れてしまって見ないできてしまいました。
さてさて、もう3時近くです。お腹すいたんですぐに食べたいです。
さあ、ここからはいつもの由比歩きです。
娘はいつも桜えび食べられないんで、その辺りのお店に入ることはできません。桜えびしかないから(^_^;
で、いつもの「海の庭」へ。
駿河湾が一望できるレストランです。
あれ・・・?
国道と線路ばっか写ってる?・・・お腹すきすぎて撮影する方向さえ間違いました(;・∀・)
本当は駿河湾が正面に広がってます。
桜えび食べられない娘の「ツナおこわ膳」↓
ワタシの「桜えび御膳」↓
美味かった・・・(^^)
満腹になって満足したワタシは、下のおみやげ物屋でちょっとお菓子を買いながらお店の人とおしゃべり。
三連休は忙しかったかと聞いたのですが、天気が悪くておまけに黄砂まで飛んでたので、いつもの忙しさではなかったようです…。
お店を出て、向い側の「由比本陣公園」を見ると・・・こちらも休み。
由井正雪の生家、「正雪紺屋」、こちらも休み。
桜えび料理で大人気のそば屋、「井筒屋」・・・も休み。
ワタシは「今や市内」の土着民(つい最近、由比町と蒲原町は静岡市と合併しました)だからいいんだけど、遠くからさった峠越えてきた人たちもいたようだったので、ちょっと気の毒でした。
海の庭は営業しててくれて助かった。
お腹が満たされたワタシたちは、ゆっくり歩いてJR由比駅へ向かいました。
その途中に銘菓「たまご餅」を売っている春埜製菓があります。
今日こそは買おうと思って通ると・・・やっぱり休みでした_| ̄|○
次は季節遅れの「そうだ、蒲原いこう─御殿山さくらまつり編」だーー
北へ歩くと道案内があります。
そこから東に進むこと1キロぐらい。
本来目指す由比宿への進行方向とは逆に歩きます。
宿場入り口というのは「東木戸跡」でいいのですが、それよりもう少し吉原宿寄りに「浄瑠璃姫の墓」と「源義経硯水」というのがありまして、そこも見てみたいと娘がいうのでとりあえず歩くことに。
で、まずは東海道沿いにある「源義経硯水の碑」と「浄瑠璃姫の墓」へ。
1174年、源義経が奥州へ行く途中、嵐のため蒲原に足止めとなる。再び旅立つときにこの場所の湧き水を汲んで蒲原神社へ奉納するための祈願の文を書きとめ、また恋の相手の矢矧 (愛知県)浄瑠璃姫へ手紙を書いたとされる。
手紙を受け取った浄瑠璃姫は義経恋しさに矢矧から奥州へ下る途中、この地で病に倒れて亡くなった。
というわけで、浄瑠璃姫の墓と義経硯水を見学してから宿場の入り口へ行きます。やっとここから由比宿に向かって正規のルートとなります。
しばらく歩くと一里塚発見です。
その先には東木戸跡。
ついに蒲原宿入り口です~♪
ここには常夜灯もありました。
問屋・名主 利左衛門との看板がありました。ここは貴重な資料の残っている旧家、渡邊家です。
材木をあつかっていたことから「木屋」とも呼ばれていたそうです。
奥に土蔵があり、当時の貴重な資料があるそうです。予約すれば見学させてもらえるそうですが、今回は予約もなく、足も疲れそうなのであきらめました。
先祖代々の資料を大切に残しているその努力はやはりすごいものです。
木屋の土蔵
http://kiyaedoshiryoukan.eshizuoka.jp/e360455.html
そしてまたテクテク歩くとなまこ壁と塗り家造りの元商家。蒲原にはこのような家がたくさんあります。
そして「蒲原夜之雪 記念碑」。歌川広重最高傑作といわれるこの版画、この場所で描いたと思われる場所に建てたのだそうです。
・・・が、蒲原にはこんなに深い雪、降りません、積もりません。だいいち温暖なこの地域に雪なんて滅多に降りません。
だからこの絵については最大の謎です。諸説ありますが本当のこと知っているのは本人(版画のグループ)だけ。
そして元旅籠、「和泉屋」さんは蒲原宿おやすみ処となっていますが・・・・品川宿につづいてこのおやすみ処もお休みです。
連休明けの平日ですからね。もーあっちこっちお休みばっかです。
なので4/8に再び訪れました。その時の写真。
二階のこの窓はものすごーく斜めになっているのを補正してあります。
このゆがみは安政地震の時にできたものです。そう考えるとやはり貴重なので残しておきたいゆがみなのですね。
二階の窓からは向かいの本陣が見えます。
昔はここからそーっと本陣に泊まっていた大名をのぞいたりなんかできたわけですねー(^^)
ここには織物で芸術作品を作る方がおられます。数々の作品が本に載り、作品展に必ず呼ばれるようなすごい作品を作る方です。
休憩しているときに話しを聞かせてくれるので、ここでぜひコーヒータイムとしゃれこみましょう(^^)
コーヒー一杯300円。ほかにもいろいろな飲み物がありました(失念)。
入り口には籐のつるし雛がありました。ここにも桜えび♪
このときは蒲原の雛祭りも兼ねてますからおひな様がいっぱいです。
和泉屋の向かいは本陣跡。
黒い塀に囲まれた本陣跡、かっこいいではありませんか。老夫婦が住んでおられますので、一般に公開されてはいません。
蒲原宿場まつりの時だけ公開されるようです。
その次には「御殿道」というものがありました。
説明は・・・こちらをどうぞ(^_^;
その次に現れたのは洋館です。
旧五十嵐邸。五十嵐歯科医院となっております。
ワタシは現役でここやっていると思っていたのですが、中は公開されていたようです(^_^; 3/23は休み・・・なのでここも4/8に再び来てみました。
雛祭り(旧暦)も兼ねてるのであります、昔のおひな様。各部屋に時代ごとのお雛様が飾ってありました。
庭が見える素敵な部屋。
庭に咲いているのが「菊桃」という珍しい桃です。
蒲原宿、もうひとつ商家。国登録有形文化財 志田邸です。
しとみ戸という、珍しい仕組みの戸が残ってます。この日は休みね。
1854 年の大地震(安政の大地震)の翌年に建て直された商家です。
すごいですよね、こんなに長い間この状態を保てるのですから・・・。
このように蒲原宿は古い家並みをふんだんに残す宿場でした。
ここに紹介しきれなかったのですが、手作りガラスと総けやきの家というのもありまして、家のガラスが手作りのため、ちょっと波打ってたりするのです。とっても素敵な家屋でした。
ほかにも沢山古い家屋の家がありました。
宿場出口にある西木戸跡。
それぞれの宿場の出入り口を「木戸」と言います。
文字通り、大きな門がありました。昼間は開け放たれていますが、夜と非常時は閉じられます。
そしてこの木戸近辺は、フクザツになっています。
そして木戸近辺では道が細工されています。
道路が折れ曲がっているものが「枡形」、宿場内の道路を鍵状にカーブを付けたものが「曲尺手(かねんて)」と呼ばれます。どちらもセキュリティの目的と、大名行列がかちあわないようにするために重要でした。
で、蒲原宿と1月に歩いた二川宿は「枡形」が用いられていました。
蒲原宿を出た私たち親子は、由比を目指して3キロ強歩きます。
ほぼ一本道なので楽です。
二川宿から吉田宿まで歩いたときなんかは、アッチ曲がって、コッチ曲がって、またコッチ曲がって今度は・・・っていうような東海道もありました。
岡崎宿には27も曲がる宿場もあるようで、未経験のワタシにとっては脅威となっております。
そんなことはどーでもいいんですが、とにかくワタシにやさしい蒲原宿~由比宿。おしゃべりしている間に由比につきました。
ここは由比宿の建物ですが、現役で使われているような感じですが・・・。
時間はすでに2時を回っています。お腹すきました・・・。ご飯は「海の庭」と決めているのでがんばって歩きます。
由比には何度も足を運んでいるわりに、一度も行ったことのない「由比桜えび館」に行ってみようと思いました。
看板みっけ。
Σ(゜Д゜;エーッ!
桜えび館、ここをのぼるの?ここ神社じゃないの?
まあいいや、とにかくのぼって行ってみよう。
で、素直に神社の階段を上っていくと、本当にありました。
ゆい桜えび館
http://plaza.across.or.jp/~kakusa/index.html
とくにどーいったこともなく、土産物の直売所でした(^_^;
「桜えび茶屋」というお食事処もありました。そしていつも行く「海の庭」、これも姉妹店だったんだそーです。
名物の「削りぶし直売所」と「桜えび直売所」の二つがあります。団体様は食堂が使えるようです。
桜えびはこれからたべるからいいとして、かつお節がちょうど切れそうだったんで、買っていこう・・・と見てみると、
新鮮なのに安い!!Σ(゜Д゜;
つい2袋買ってました(^_^;
でもって桜えび直売所は、なんとなく疲れてしまって見ないできてしまいました。
さてさて、もう3時近くです。お腹すいたんですぐに食べたいです。
さあ、ここからはいつもの由比歩きです。
娘はいつも桜えび食べられないんで、その辺りのお店に入ることはできません。桜えびしかないから(^_^;
で、いつもの「海の庭」へ。
駿河湾が一望できるレストランです。
あれ・・・?
国道と線路ばっか写ってる?・・・お腹すきすぎて撮影する方向さえ間違いました(;・∀・)
本当は駿河湾が正面に広がってます。
桜えび食べられない娘の「ツナおこわ膳」↓
ワタシの「桜えび御膳」↓
美味かった・・・(^^)
満腹になって満足したワタシは、下のおみやげ物屋でちょっとお菓子を買いながらお店の人とおしゃべり。
三連休は忙しかったかと聞いたのですが、天気が悪くておまけに黄砂まで飛んでたので、いつもの忙しさではなかったようです…。
お店を出て、向い側の「由比本陣公園」を見ると・・・こちらも休み。
由井正雪の生家、「正雪紺屋」、こちらも休み。
桜えび料理で大人気のそば屋、「井筒屋」・・・も休み。
ワタシは「今や市内」の土着民(つい最近、由比町と蒲原町は静岡市と合併しました)だからいいんだけど、遠くからさった峠越えてきた人たちもいたようだったので、ちょっと気の毒でした。
海の庭は営業しててくれて助かった。
お腹が満たされたワタシたちは、ゆっくり歩いてJR由比駅へ向かいました。
その途中に銘菓「たまご餅」を売っている春埜製菓があります。
今日こそは買おうと思って通ると・・・やっぱり休みでした_| ̄|○
次は季節遅れの「そうだ、蒲原いこう─御殿山さくらまつり編」だーー