阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

別の見方

2020-02-22 10:59:44 | 日記
コロナウイルスへの対応で、湖北省しばりがとれた後でも、都道府県で検査のやり方に温度差があるように感じる。和歌山県は積極的に検査しているように見えるが、他はどうなのだろう。ちょっとイライラする展開、ところが、昨日ツイッターに流れてきた、大阪大学吉森先生の見解は、それまでのネットの論調とは少し違うものだった。

まず、「国民の3分の1から2分の1が感染する可能性も。 」と怖いことが書いてあるが、全体を読むと、もちろん恐怖をあおる内容ではない。

感染したこと自体で大騒ぎするフェイズではもう無い。健康な若者が感染し軽症で回復し免疫を持つことで逆に収束は早まる。

とあって、ウイルスを無くすのではなく、免疫を持つ人が増えることにより収束するという。なるほどそうなのかもしれない。

最重要なのは、高齢者と基礎疾患などの有病者への感染を防ぐことである。特にCOPDの患者。老人ホームの親には暫く会わない方が良いかも知れない。医療関係者の感染も、医療体制の崩壊を招くので避けなければならない。

そのような高リスクの人達への感染を全力で防いでいる間に治療薬が開発されるであろう。

とあり、持病のある高齢者二人(両親)と同居している私にとっては、やはり最大限の注意を持続しなければいけないということだろう。

軽症者の検査は必ずしも必要ないのではないか。

とも書いてある。最近は検査検査と騒ぐより、二週間の経過観察の方が重要という意見も見かけるようになった。

この説に従うならば、高齢者や基礎疾患のある人と接点を持たない若者は、今まで通り生活を送ってもかまわないことになる。しかし、子供や若者を介して高齢者に感染という可能性は大いにあるのだから、うつさない注意は必要だろう。橋下徹氏も当初は政府による移動制限などの規制が必要とツイートされていたが、民間が政府に頼らず自粛に入ったとして、今は自粛の出口の期限を政府がアナウンスすべきだとツイートされている。ひとつ紹介すると、

「民間は自粛に入り始めた。次は出口議論。いつまでが自粛検討期間なのか、政府は逃げずにアナウンスすべき。自粛の効果は発生期まで。アナウンスがなければズルズル自粛が続き経済が致命的ダメージを受ける。アクセル・ブレーキコントロールが政治家のマネジメント力。 」

維新系の方とは意見が合わない事が多いのだけど、これについては同意見だ。加えて言えば、この自粛期間に限って、休校や時差出勤などもお願いしたいものだ。今回、吉森先生の見解を読んで、いくつか自分の中に考えの至らない所があったと思う。しかし、やるべきことは出来るだけ両親にうつさない、そのためには自分がウイルスをもらわないようにする、ということに尽きる。これは今までと変わらない。

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