今日は金曜日なので国立感染症研究所(NIID)の新型コロナ情報が更新されました。
4週連続で増加しているとの事ですが、増加率はわずかです。
地域別にみると・・・・
沖縄県、鹿児島県、宮崎県の伸びが目立ちますね。我が奈良県は、伸びてないのにワースト3位でした。

ダントツトップの沖縄県、人口100万人当たりの7日間の新規感染者推定値が4,080人でした。
第7波の最盛期は、沖縄県では2万人を超えることもありました。あの時の経験があるので、沖縄県はそう簡単に医療崩壊しないでしょう。
昨夏の第9波では奈良県でも1万人を超えました。奈良県もそう簡単には医療崩壊しませんよ。あの頃みたいには!!
全国的には2022年冬季の第8波>23年夏から秋の第9波だったのですが
我が奈良県では第8波<第9波だったのです。
このグラフでは第7波は出てきませんが、2022年夏の第7波が全国的に過去最大の波だったようですね。
我が坂根医院では2022年夏の波(7)>>2022・23冬の波(8)>2023年夏の波(9)>2023・24冬の波(10)でした。徐々に波が小さくなって来ていて嬉しいです。
ちなみに、いつもユニークな動きを見せてくれる沖縄県はというと・・・
沖縄県も8<9ですね。そしてこの冬の波が見当たらず、2024年夏の波に突入している感じです。地域によって少しずつですが動向に違いが見えますね。
閑話休題、現在感染の主体となっている新型コロナの変異種・亜種って一体何なのでしょうか?ご存じですか?XBB1.5とかBA5とか昔耳にした覚え無いですか?懐かしいですよね!!今現在感染の主流になっているのはJN1というオミクロンの一種だそうです。JN1悪性度というか重症化率は従来種より「たちは悪くない」との事です。
このJN1、世界的にも主流を占めていて、この冬向けに生産されるワクチンは世界的にJN1が対象となる様です。
長くなりました。 まとめます。
1,新型コロナ感染症(COVID-19)はこのところ4週連続で増加している。
2,都道府県別の感染動向には差があり、沖縄、九州南部で増加傾向が強い。
3,感染率ワーストの地域(沖縄県)でも、以前の最盛期に比べると数分の1の規模であり、医療崩壊には余裕がある。
4,現在流行しているのは全てオミクロン種に属する変異種であり、その中で現在主流を占めているのは、日本でも、世界でもJN1と呼ばれる種である。
5,JN1種は従来の変異種に比べて感染力は強いが,重症化率は高くないことが証明されている。
6,今冬向けの新型コロナワクチンは世界的にJN1を対象としたものであり、日本でもそうすることが決定されている。