命のカウントダウン2(健康余命924日)

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ワークライフバランスと信頼できる仲間

2024-05-02 01:00:48 | 在宅医療
2024GWも後半に入っちゃいましたね。とはいえ、明日5月2日(木)は平日ではあるのですが・・・・
我が奈良県田原本町の医療法人社団坂根医院は、年末年始、日曜祭日に加え、土曜午後、木曜日、第1,3,5週の火曜日が休みなのですよ。だから明日2日から7日まで6連休なのです。7日(水)休んだら8連休です。(休みませんが)
休みだらけですよね。でも、平成10年2月1日に開院以来、お盆には休みを取ったことないです。そしてそして、在宅患者さんに対しては365日24時間で対応しています。

年がら年中、近所の山に登ったり、キャンピングカー使って色々な場所に出没したり、半世紀以上上達しないスキーに飽きもせずに通い続けたり、和歌山や時には佐渡や石垣島にまで行って釣りに明け暮れたりと遊んでばっかり!と、思われているかもしれませんが・・・・結構ワークライフバランスに気を使っているのでございます。

遊んではいるけれど、仕事も何とかこなしております。その綱渡りを支えてくれているのが在宅医療仲間です。本当に信頼のおける仲間たちで、留守を安心して預けることが出来るのです。

「留守にはしますけれど、安心してください。留守中は信頼できる在宅仲間の医師に留守番を頼んでおきますので。」と言うと、患者さんは安心されるどころjか、やはり、「見も知らない医者なんて信頼できないよ!留守するなんてひどい!私はこんなに不安なのに!」と、目で訴えられます。でも、口では「行ってらっしゃい、早く帰ってきてくださいね」と、暖かい言葉で送り出してはいただけます。

留守中に患者さんが重症化された事、時にはお亡くなりになった方も何名かおられます。亡くなった患者さんは、全員悪性疾患末期の方で、延命治療拒否の方で積極的治療の対象ではありませんでした。医療として出来ることは患者さんの疼痛などの不快を除去すること。だから、不安感を与えてしまう「主治医留守」は、マイナスであることは確かなのですが、それで自分を犠牲にして自分がつぶれてしまう事の方が損失が大きいと判断したのです。

医療レベルとしては、お恥ずかしい話ではありますが、留守を任せた「留守番医師」たちの方が相当にレベル高いのですよね。でも、私には患者さんと共有してきた時間の長さと、医師ではない社会生活を(それも相当低レベルの)8年間してきたという「肥やし」があると思っていて、それが他のエリートコースを歩んできた医師に対して私が持っている優位性だと思っています。

それで、自分が居ないことは患者さんにとっては喪失ではあるとは思っているのですが、自分自身がつぶれてしまわないために、私には多くの休暇が必要なのです! こんな自己中心の発想を実現したいがために不安定な開業医になったのですから!!今後もわがまま 通し続けさせていただきます!!


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