実は、大人になるまでキャンディキャンディの原作が水木杏子先生だとあんまり実感していなかった。
キャンディキャンディ、イコールいがらしゆみこ(先生)、みたいな感じ。
でも。小説キャンディキャンディを読んで、このお話はきちんとした名作で、それを漫画化したんだ、と感じるようになったの。もちろん、水木杏子先生の名作。
水木杏子先生は、もうお書きにならない、と言われてるので、もう「あの人」は誰なのか?は永遠にわからない(泣)のだろうけど、水木先生の心の中にはきちんとキャンディの人生が想定されてるんだろうなぁ、と思うんです。今は。
もちろん、一緒に暮らしている「あの人」もきちんとこの男性、という特定の人がいて。(テリィだといいなぁ❤️)
でも。
漫画が連載されていた当時はどうだったんだろう?
アンソニーとの初恋の後、テリィとの激しい恋。
キャンディキャンディファンの大多数が望んだテリィとの恋の成就はされなかった。
大抵の少女漫画なら、色々すったもんだの波乱があって、でも最後は二人が幸せになるパターンがほとんど。
私、スザナとテリィか別れた時もいつかなんらかの出来事があって、またふたりは復縁するに違いない、って95%くらい思っていた。
はいからさんが通る、とかそうでしょ?
だから、最終回を読んで、言葉も出なかった。
アルバートさん?
アルバートさんと付き合うの⁉️
アルバートさんとの穏やかな愛でいいの?
がっかり💧
その時から私の中では、キャンディキャンディは、4巻まで、になってしまったの。
4巻を最高峰として、その後はテリィとの別れに向かう5巻以降は興味なし、って。
漫画の連載が終わる頃、水木先生は、やっぱりアルバートさんとの穏やかな信頼できる愛を「最高」のものと考えていらしたのかなぁ、と感じるの。
他のファンの方もおっしゃっているように、「テリィ」というキャラクターが、作者の予想をはるかに越える人気のキャラクターになってしまい、アルバートさんとの愛がかすんでしまうことになったんじゃないか、と。
だって、そういえば、テリィとキャンディとのシーンって、場面が少ないよね。
イギリスのセントポール学院で、とアメリカに戻って再会した時くらい。
ひょっとして、テリィって、脇役???😱
はいからさんが通る、とかアンジエリクとか、私の好きな他の漫画は、必ず、ヒロインとお相手の男性とのたっぷりの交流場面がある!!
その後、別れようとも死刑になろうとも(笑)、最初にたっぷりの場面があるんだけど、キャンディキャンディの中で、テリィとのシーンって、かなり少ない‼️
これは‼️
やはり、テリィが脇役だから❓
うーん😔
水木先生は、最初から、アルバートさんとの愛をあしながおじさんのように描こうと思っていらしたのか?
だけど、いがらしゆみこ先生の画力がものすごくて、先生の描く「テリィ」のキャラクターが、女子ならすきにならずにいられない女殺しの男子になってしまった‼️
それが、ヒットの肝であり、このお話(漫画)を複雑にしているんじゃない?
違う?
テリィが、「最高の男」じゃなくて、「良い男」だったら?
こんなに爆発的にファンがいなかったら?
話しは丸く収まるよね。
「花より男子」の道明寺司が、ふつーの「良い男」で、花沢類が、テリィクラスの超ド級の「最高の男」だったら?
やっぱり納得できなくない??
キャンディが最後に一緒になる男性は、テリィをはるかに越える男性じゃないとダメだったんだ、と思う。
アルバートさんは、素敵な男性だけど、致命的なのは、フェロモン満載のテリィと真逆なタイプ。
だからこそ、みんなが納得できない、っていうか。
うーん。
同じフェロモン系だともっとダメかなぁ。
あしながおじさんの終わりが、みんなが納得するのは、あしながおじさんに、フェロモンあるからじゃない?
あるよね?フェロモン。
穏やかだけじゃなく、ちらっと毒というか、イタズラ心もある、っていうか。
でも、アルバートさん、フェロモンがまったくなくない??
ある?
長くなったので、今日はこの辺で。
また続き書きます❤️