小説キャンディキャンディの「あの人」が誰か⁉️を検証するためには。
やはり。
文章を読み込み、そこに散らばるキーワードや証拠の数々を集めるという刑事さながらの地道な活動が必要であるのはもちろんだが。
私はやはり、水木杏子先生のお人柄、作風、目指すところ、彼女が影響を受けた物、本など、作者を深く掘り下げてみないと「あの人」の姿は浮かびあがってこないと思う。
正直、国語のテストにキャンディキャンディが出題されて、「あの人は誰か⁉️」と問われたら、解答欄には、アルバートさん、と書く私だけど、感情がそれを絶対に許さない。
うちの庭にある柿の木の枝が伸びて、道路側に出ていたら、勝手に柿をもっていってよいよ、っていうくらい納得できない。(笑)
例えが下手すぎる?
「あの人はテリィ」
そう感情的に思いたいからこそ、私は水木杏子先生を調査するため、その作品を地道に読み込んでいくことにした。
なんて~😆
早い話が、水木杏子先生の漫画を読みました~♥️↓
と↓
ふたつとも
水木杏子先生の本名?の名木田惠子名義。
↓ジャジャーン🎵ブックオフで見つけたの❤️
「ミリアム・ブルーの湖」
これは、ミリアム・ブルーという恋を夢見る16才の少女の物語。
「ヒビアンヌの王子さま」
こっちは、おませでおしゃれなビビアンヌという少女が、シャンゼリゼでグレンという画家と出会うことから始まる物語。
ビビアンヌには、優しくてセレブな婚約者もいて。
絵が思い切り、昭和。ストーリーも昭和。
でも悪い感じじゃなくて、懐かしいっていうか、子供の頃すきだった感じ。
で、ふたつの物語に共通しているのが、少女の雰囲気。
生き生きとした美しい女の子が主人公。
そして。
やっぱり、イケメンが2人‼️出てくるの。
どちらもその少女を愛するんだけど、片方はあえなく失恋。
で、たいていワイルド系の男子に軍配が上がる。
王子様キャラ敗退。
それより。
なんでだろう?
なんて表現したらいいんだろう?
漫画だし、絵を描いてるのは、別の漫画家さんなのに、水木先生の作品、両方とも「同じ香り」みたいなものがある。
懐かしくてキュンと切なくなるような何か。
春の夜、ふっと漂ってくる風の中の花の香りのような、目に見えなくて、確かでないもの。
説明できなくて、確かめられなくて。
でも、ものすごく心に残るような。
キャンディキャンディにも流れている香り。
水木杏子先生は、その他に
名木田惠子(本名?)
加津綾子
香田あかね
というペンネームをお持ちだとのこと。
それぞれにたくさんの漫画の原作を書いていらっしゃる♥️
それに、小説も。
秋の夜長に、少しずつそれらを読んでいこうと思っています。
そしてまた感想など書きたいと思っています。
全てを読み終わった時に、「あの人」は誰か⁉️がまた新たに見えてくる気がします。