お話しがちゃんとわかってます～♪

　朝登園してきた０歳児の○○ちゃん。お母様が「行ってくるね～」と出かけるとバイバイしてお見送り…。同じくして０歳児のお友達の△△くんのお父様が出かけると、０歳児の部屋には○○ちゃんと△△ちゃんの２人になりました。

　△△くんを抱っこしながら、「○○ちゃん、△△くんと一緒に隣の部屋へ行くけれど、一緒に行く？」と聞くと、首を横に振りました。「偶然かなぁ？」と思いながら逆質問。「この部屋で遊んでいる？」と聞くと、今度は首を縦に振って「うん！」という返事が返ってきました。もう一度「隣の部屋へ行く？」と聞くと「ううん！」とばかりに首を横に振り、「この部屋にいる？」と聞くと縦に振り…。

　ちゃんと聞かれていることがわかっているんだなぁと再確認することができました。０歳児なので言葉では表現できませんが、このように動作や身振り手振りで自分の思いを伝えてくれます。「ちゃんと理解しているんだぁ」と思ったら、なんだか嬉しい気持ちになりました♪

将来は？

　ボールを投げるのが上手な〇〇くん。野球選手のピッチャーになった気分で、ボールをまっすぐ投げるのです。そのフォームもかなりきまっています。ついこの間までは、「ボールだして～」とお願いし、野球サイズのボールを手にすると先生を相手にキャッチボールを楽しんでいたのですが…。

　ここ最近、遊びが変化していることに気づきました。片手にコップ、もう片手にはおままごとのスプーンだったり包丁を手にしながら、スプーンでコップの底をリズミカルに叩いて遊んでいるのです。まるで叩いた音を楽しんでいるかのような〇〇くん。

　そんな遊びを最近し始めたなぁ～と思っていたら、今日はおままごとのお茶碗５つを自分の目の前に並べているのです。その並べ方も茶碗の底を上に向けて並べた後、両手には同じようにスプーンと包丁を１つずつ持ってその茶碗の底をリズミカルに叩いていました。

　ジーッと観察していると、それはまるで天才ドラマーのよう…。スプーンと包丁をバチに見立てながら、同じタイミングで叩くのではなくそれぞれを違うタイミングで叩き、叩く音も音色が違うので「小さなドラマー」のよう。

　「上手だね。おうちにドラムがあるの？」と聞くと、自信満々で「うん！」という返事が帰ってきました。おうちにドラムがあるのかどうかは定かではありませんが、もしかしたらお父さんがお家でドラムの練習をしているのか？…、それも定かではありませんが、とにかくバチさばきがきまっているんです！

　先生達に「将来は、野球選手かな？　ドラマーになるのかな？」と言われ、なんだか嬉しそうな〇〇くんなのでした。

これは？

　色々なものに興味が出てきて、「これは何だろう？」と知りたい気持ちが湧いて出てくる○○くん。恐竜の絵本のページを広げながら「ん！ん?!（先生、これはな～に？）」と聞いてくるのです。「これはね、△△だよ」と答えると、次の恐竜を指さして「ん！ん?!」と「恐竜の名前を教えて！」と聞いてくるのです。

　しばらくそのやり取りの後、今度は車の絵本を持ってきました。同じようにゴミ収集車やトラック、宅急便の車、タクシー、救急車の名前を教えてもらっていた○○くんでしたが、すぐそばで＊＊くんが、「せんせい～、これはなぁに？」と聞いてきたので＊＊くんの方を見ながら答えていると、「僕の方をみてくれていない！」と思った○○くんは私の膝をポンポンと叩きながら自分の方へと意識を向けさせて、「僕の方を見てくれた！」と思った瞬間に先程の続きで車の名前を１つ１つ聞いてきました。

　またすぐに＊＊くんが「せんせい、これは？」と聞くのでそちらを見ながら答えていると、「僕の方をずっと見ていてほしい！」と思った○○くんは、最終手段で私の手を引きながら少し離れた場所へと導き、そこでゆっくりと１対１で（二人っきりで）絵本を読んでもらう時間を作ろうとするのでした。

　○○くんなりに色々と考えているんだなぁと感じました。絵本に興味を持って、１つ１つの名称を知ろうとする姿がとても可愛かったです。