斉藤光子diary斉藤のさいは、「斉」です (^-^)v

元FM石川アナウンサー
こどもアナウンス発声協会講師。盛岡市生涯学習指導者
無料出前授業は盛岡市中央公民館へ♪

東日本大震災から10年「ローリングストック法」

2021年03月11日 | 東日本大震災
東日本大震災から10年。

あの日のことは、
いつもどこかに考えています。

多くの方が、突然、命を奪われた日。
悲しくて忘れたいとも思うし、
やはり忘れてはいけないのもわかっています。

私の尊敬する方は、今日が誕生日です。幸せだった誕生日が、あの日から、お祝いを言うことを躊躇する日になってしまいました。

でも、きっと、
東日本大震災の当日にも、
頑張って産声をあげた
赤ちゃんも多いはず。

3.11この日を
悲しむだけの日にはしたくない。
これから生きていくために、
できることを考える日にしていきたいと思っています。

震災後、私も、完璧ではないけれど、
日常的に災害に備えています。

最近よく聞く
「ローリングストック法」
家族がいつも食べているものなど
普段の食事で消費しながら
常に一定量を備蓄すること。

我が家でも
震災後から実施しています。

写真は↓我が家のストック一部です

震災当時、仙台の街中に住んでいましたが、3月の東北は寒くて寒くて
暖房も、ガスももちろん止まってます(お風呂には1ヶ月入れませんでした)のでカセットコンロでお湯を沸かし
お味噌汁!これは本当に助かりました。
非常時はおにぎりやパンはあっても
しばらく本当に野菜が買えず
野菜入りの温かい味噌汁、
パスタ入りスープなどは
役に立つと思います。
(日頃は、仕事のランチや忙しい朝など使用しています)


・温かいスープはフリーズドライの野菜入りやリゾット、にゅうめん入りなどをセレクト。なかなか物資が買えなかったので種類がないと被災時でも飽きます。


・地震発生後すぐは、動揺していてカセットコンロも稼働しにくいので、
プルタブを開けるだけで食べられる缶入りパンも。しっとりしていてとても美味しいので、期限が近づけば朝食に利用。


・青汁も最近のはとても美味しいので、震災時はミネラルウォーターに溶かして飲んだり栄養補給に。


・落ち着くためにも暖をとるためにも普段飲んでいるコーヒーやココア顆粒が便利(カセットコンロでお湯を沸かしたらすぐポットへ)


・美味しい缶詰も増えてきて、
日常のお料理や、おつまみ、アウトドアにも普段から使えます。
写真にはないですが、海苔や乾燥ワカメ、米などもローリングストック法には欠かせませんね。


・災害時あると助かるのが、
紙皿や使い捨て汁椀。
(※3月12日追記、熱々の物は耐熱容器でないと皿が柔らかくなります)
水が出ません。寒い。そして、灯りも懐中電灯などで暗く、気持ちが落ち込んでいます。そこであえてのカラフルな紙皿。普段は子供のお友達が来た時やお花見、ちょっとお庭でピクニックなど使用します。


・そして!意外にもお菓子。
これはお子さんがいる家庭ではもちろん、大人でも、辛い状況において心が救われます。カロリーもとれます。

【ペット用品】


・震災時、小さなマンションに住んでいて狭かったので、愛犬のフード買い置きがほとんどありませんでした。人の物でさえ買えない災害時、犬のものはとても困りました。

【ベビーマット】


・食品ではないですが、これは、赤ちゃんの時に使用したもので、今でもビニールプールの下にひいたり使っていますが、災害時、電気、ガスも止まります。避難先でも床はかなり冷たい。軽いし、汚れても平気だし、お尻の下に敷く分だけでもあれば便利だと思います。

【歯磨きシート、ウエットティッシュ】


水がなくて歯が磨けないので歯磨きシートが便利。
アルコール抜きならウエットティッシュで歯もふけますし、もちろん手もふけますね☺️

【折り畳みバケツとウォーターサーバーの使用済みペットボトル】


災害時、水が止まり、取り急ぎ公園から運んできたのですが、運ぶ入れ物が小さい物しかなくて大変困りました。
普段は掃除に使用したり、ペットボトルは加湿器の横に置いて補給用や花の水やりに使っています。

【灯り】


東日本大震災の時は、暗闇が怖かったです。信号も消えてますし、もちろん街頭も。暗いと不思議と不安になりとても落ち込みます。逆にほわーっと明るいと笑顔が出ますよ☺️!そこで、日頃から「ソーラー発電」の、防水ランタンやキャンドルタイプなど揃えています。コンセントに差してて普段は暗い時の灯りとりで外すと懐中電灯にもなるタイプも。「様々な種類の電池を入れてもつく懐中電灯」も玄関に置いてあります。(単1しかなかったー!とか、単3しかないー!とかの時に便利)。頭につけるタイプも暗闇で割れた食器の中を歩く際に使用しました。

【防災ラジオ(電池が切れたら手回しできるもの)】


ラジオはもちろん、脱出の時に窓ガラスを割ったり、サイレンを鳴らしたり、ライトを点滅させて助けを呼んだり、手回しで携帯電話も少し充電できるもので、実際に一番役立ちました。

【センサーライト


日常に防災グッズが溶け込んでいるので、写真を取り忘れていました。
災害時、懐中電灯しかなくて、まっ暗闇のトイレが困りました。
なので、ランタンにできるタイプはあった方が良いと思います。
↑のは、トイレや階段に設置していて、災害時にはランタンとして使用します。

【携帯トイレ】

実は、これはまだ使ってみていないのですが、備えています。

長くなってしまいましたが、
家族構成や普段使用しているもの
によって、それぞれの防災アイテムがあると思います。
それを考える日にしてもいいかもしれません。

【↓下の引用は、10年前、東日本大震災当時の記事です。仙台で被災し1ヶ月お風呂に入れませんでした。何かの参考になれば幸いです】

2011年3月12日安否報告



2011年3月13日当時現状報告





2011年3月13日当時ビルの破片

2011年3月13日情報収集と携帯電話充電に…

2021年3月13日大型スーパーへの行列
2011年3月15日薬剤師応援求む
2011年3月16日ラジオ
2011年3月16日エフエム石川リスナーの皆様からのありがたい応援メッセージ
2011年3月22日石巻赤十字病院にボランティア
2011年3月24日6時間生放送
2011年3月26日少しずつ…
2011年3月28日ラジオ生放送


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