ぷらぷらholy

2000年にやってきた、黒ラブ犬holyとお絵描きが仕事のぷらぷら日記

絵本のはなし。ムーミン

2010-02-12 14:29:35 | 本・絵本
前回のニョロニョロから。

ニョロニョロといえば、あのムーミン。
大昔?カルピスファミリー劇場でアニメの
ムーミンを毎週見ていました。
もちろん、かばだと信じて
(ほんとはムーミントロールという妖精)

作者はフィンランド出身のトーベ・ヤンソン。
芸術一家に育った彼女は早くから才能を開花させ
10代で挿絵デビュー、その後画家としても有名です。

ところが第2次世界大戦が勃発し、彼女の挿絵が検閲を
受けるなど、創作活動が抑制されていき、
暗い時代に彼女自身が押しつぶされそうになったとき
おとぎばなしを描き始めました。

それがムーミンシリーズの始まりです。



平和でほのぼのとした世界。
豊かでおおらかな自然観。

暗く先行きのない現実からの
逃避としていたのかもしれません。

現実から目をそむけるな!
理性と根性で乗り越えろ!


もちろん、生き抜くためには必要なエネルギー。

でも、ヤンソンのこんな脆さと繊細さが
美しく、語り継がれるものを生み出している
事にも生き抜く力を感じます。

私は水彩画より、モノトーンのペン画の方が
好き。




ぽちっとよろしく

人気ブログランキングへ