私が当時お薦めしていたのが
・プラチナ
・金
長期的に見れば確実に上がるであろう
と上司の見立て。
丁度2000年の年だったと思うので
この見立ては間違えていなかった。
5年、10年で見れば「爆上がり」した。
ただ「商品先物」の投資の場合
「投資」でなく、「投機」「博打」と揶揄される所以であるが、
短期的な価格の下落で「追い証拠金」というものを支払わなければならない制度があり、
「現物」900円/1gが10年後に2000円/1gになったから売って、単純に1100円儲かった
とはならないのが難しいところ。
私的には個人で少額でやるものではないな
輸出入を行う企業がリスクヘッジのためにやるためのものだろうな
という認識。
ただ営業職である以上、この「商品先物」金融商品を買ってもらわないといけない。。。。
わかってはいたけれど、「良いもの」と自信を持って薦めることなんてできなかった。
その上、飛び込み営業
門前払いが当たり前
名刺交換してもらえれば超ラッキー
上司への1時間ごとの電話報告も
「お疲れ様です!虹パパです!○時〜○時、名刺0枚です!」
「0?何やってたんだ?サボってたんじゃないのかぁ〜、こら〜!」
という感じだったため、名刺を集める技術を先輩から伝授された。
とにかく名刺をもらえれば・・・
なんか人を騙しているようで辛かった
名刺交換してくれた
優しそうな
お金を持っていそうな人に
テレコール
しつこいくらいにテレコール
終いに「いい加減にしろ!」って嫌われる。。。。
今日は名刺20枚
集まるまでは帰れない
夜都心の雑居ビルの明かりを求めて彷徨う
相手も残業で遅くまで仕事してイライラもするでしょう
「こんばんわ!」
「利殖のご案内で、私こういうものです。」と名刺を渡したら
ぐしゃぐしゃ、ポイっ!って投げられた。。。
下りのエレベータの中で、壁を殴ってしまった(父さんにだって殴られたことないのにぃ〜、あっこれは違いました、笑。今までものに当たって殴るなんてしたことないのに。。。)
拳に傷ができた。
上司も察してくれた。
「自分は大事にしろよ」
夕飯はよく上司がご馳走してくれた。
結構いい食事。
この業界で上に上がって行ける人は金回りは良さそうだった。
そのことに「憧れ」「夢」を持たせようとする会社側の魂胆も見え見えだった、笑
私が所属した池袋支店には私以外に4人の同僚がいた。
寮生活をしていたが、そのうち1人全く部屋から出てこなくなった。
出社拒否。
私も似たようなもので病んでいった。。。。
つづく。
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