『他界からの火花 - 煉獄の霊魂の出現』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ
◆2-11、もうひとりの人
また、別のとき亡くなった、もうひとりの人が聖女に現われた。その人の耳には、かたい皮みたいなものがあり、自分の爪で、その皮を少しづつけずらねばならなかった。それは人の不平や悪口を聞いた罰であった。
また、その人の口にも太い皮みたいなものがあって、神の楽しみを味わうことができなかった。それは、いく度も人の悪口をいっていたからだった。
幸いにも、それは悪意のためでなく、人間的な弱さのためであった。しかし、悪意のために悪口をいう人は、舌に刺がいっぱいついていて、その刺にさされて非常に痛みを感じ、そこから、きみの悪い汁が出ていた。このような人たちの果さねばならない償い"はもっと大きいということを示していた。
聖女はこのことを見て、非常に悲しくなって、主になげいた、「ああ主よ、以前あなたは、わたしに霊魂たちの功徳を示してくださったのに、今は、かえって、どのようにして罪をつぐなうべきかを示しておられます」と。
主はお答えになった、「前に人は、報いの話をきき、それを得るために、たやすくよいことをしていましたが、いまは、罰のことを教えられても恐れないほどです」と。
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◆2-11、もうひとりの人
また、別のとき亡くなった、もうひとりの人が聖女に現われた。その人の耳には、かたい皮みたいなものがあり、自分の爪で、その皮を少しづつけずらねばならなかった。それは人の不平や悪口を聞いた罰であった。
また、その人の口にも太い皮みたいなものがあって、神の楽しみを味わうことができなかった。それは、いく度も人の悪口をいっていたからだった。
幸いにも、それは悪意のためでなく、人間的な弱さのためであった。しかし、悪意のために悪口をいう人は、舌に刺がいっぱいついていて、その刺にさされて非常に痛みを感じ、そこから、きみの悪い汁が出ていた。このような人たちの果さねばならない償い"はもっと大きいということを示していた。
聖女はこのことを見て、非常に悲しくなって、主になげいた、「ああ主よ、以前あなたは、わたしに霊魂たちの功徳を示してくださったのに、今は、かえって、どのようにして罪をつぐなうべきかを示しておられます」と。
主はお答えになった、「前に人は、報いの話をきき、それを得るために、たやすくよいことをしていましたが、いまは、罰のことを教えられても恐れないほどです」と。
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