カトリック情報 Catholics in Japan

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オーストラリアでホームレスに食糧と配ったところ、3割が日本人(朝日新聞)

2024-07-07 10:25:11 | 時事
 円安なので海外で働いた方がお得、と出国してみたはいいが、仕事が見つからず、ホームレスになる若者が相次いでいるようです。こんなところにも、今の日本の国力低下の影響が垣間見れます。
 多少は、今の状況に、危機感を持ちましょう。

ホームレス向け無料食料、ワーホリの若者らが行列 「3割は日本人」 ブリスベン=半田尚子2024年7月5日 11時00分(朝日新聞)

 オーストラリア第3の都市、ブリスベン。5月中旬の昼過ぎ、市内の公園を訪れると、外周を囲むように、200人ほどの行列ができていた。

 20~30代の若者が目立つ。耳を澄ますと、英語のほかに中国語やスペイン語、日本語など、様々な言葉が聞こえてきた。

 公園中央の仮設テントにはテーブルが置かれ、野菜や果物、パンや缶詰が並ぶ。看板に「FREE FOOD(無料の食べ物)」と書かれていた。

 続々と到着するトラックから、食料を運び出していたのは地元のボランティア団体「コミュニティーフレンズ」の責任者、ジミー・ファハムさん(79)だ。

 ジミーさんらは約15年前から、ホームレスや障害を持つ人などに食料の無料配布を続けている。近くのスーパーから消費期限が迫る商品の提供を受けるほか、足りなければ自腹で購入して用意している。

後半では、なぜ職探しが難航する事態となっているのか、現地の移住問題の専門家の見解を紹介しています。


「仕事ない」豪ワーホリ ホームレス向け無料食料に日本の若者ら行列 ブリスベン=半田尚子2024年7月4日 11時01分(朝日新聞)

 ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザでオーストラリアに渡った人の、職探しが難航するケースが相次いでいる。

 5月中旬、第3の都市ブリスベンにある公園を訪ねると、地元のボランティア団体「コミュニティー・フレンズ」が実施する無償の食料配布に約200人の行列ができていた。

 団体が念頭に置く、食料の配布対象者はホームレスや障害がある人たちだが、最近はワーホリビザなどで滞在する外国人の姿が増えている。

 責任者のジミー・ファハムさん(79)は「南米や中国、フランスやイタリア出身の人もいる。最近は日本人が増えて、全体の3割くらいになった」と話す。

 友人と4人で並んでいた台湾出身の女性は、お金を稼ぐためにワーホリビザでやってきた。女性は「工場かファーム(農場)で働きたいけれど、仕事がない」と肩を落とす。

 埼玉県出身の20代の男性は「生活に困っているのは確かだけど、もともと自分は(配布の)対象じゃない。申し訳ない気持ちもあるけれど、ありがたい」と話す。

 公園には、団体の活動を手伝う日本人の姿もあった。千葉県出身の大学生の女性(22)は「(食料配布が)口コミで広がり、日本人がどんどん増えている」と話す。

 女性もワーホリビザで渡航し、職探しに苦労した一人だ。「生活に困るほどお金がなかったとき、助けてもらった。恩返ししたい」と感謝する。

 無料の食料は、同団体が近くのスーパーから消費期限が迫る商品の提供を受けるほか、足りなければ自腹で購入して用意している。

 主催者のジミーさんは、「少しでも若い人の力になりたい。母国に帰った後、ここでのことを思い出して、同じように外国人に優しくしてあげてほしい」と願う。

 日本ワーキング・ホリデー協会によると、2023年ごろから、渡航後に現地で「仕事が見つからない」という相談を受けることが増えたという。(ブリスベン=半田尚子)





日本円はバングラデシュの通貨よりも弱い!

2024-07-01 01:51:50 | 時事
 バングラデシュの通貨のタカよりも日本円は下落しています。





 外国人労働者も日本に来なくなるし、帰国するでしょう。日本は労働力不足で、せっかくの通貨安も輸出の機会に活かせていません。日本の輸出は伸びていますが、前年比で僅か3.7%です。

 ある程度の資産がありながら、敢えて円預金や円中心の資産運用をする方は、今後、より深刻な円安になっても、政府や運のせいにしないようにしましょう。他のアセットに逃げるチャンスは何度もあったのに、敢えて日本円を選んだからです。私も2021年の2月から、既に35回近く、円からの退避を呼び掛けてきました。

 あなたの資産は、あなたの今までの労働の正当な対価です。あなたには、それを守る権利と責任があります。

 多くの人が、既にビットコインにしたり、金銀にしたり、あるいは米ドルにしたり、ドル建ての投資信託にしたり、いろんな形で、日本円クラッシュに備えています。私も、既に3年前から、何十回も警告しました。



1ドル160円を突破!円安が止まらない!

2024-06-28 01:12:26 | 時事
 今回は今までの円安とは、趣きが異なります。為替介入がしにくいのです。ないとは断言しませんが、以前よりもかなり困難になっています。昨年、為替介入をしまくったせいか、数日前に日本は為替操作国監視リストに載ってしまいました。今後は、二重の意味で(もう一つは動かせるドル残高の問題。米国債を売らない限り、限度がある)為替介入は控えめになるでしょう。

 そうなれば、金利差からも、債務残高がトップクラスの日銀の健全性の問題からも、今後は円安が進む一方です。既に相当に以前から、このブログに書いてきたことですが、準備をしましょう。自分の資産は守りましょう。あなたの資産は、あなたの今までの労働の正当な対価であり、あならにはそれを守る権利があります。資産防衛はカトリック的に罪などではなく、むしろ今の局面では義務に属します。

 先進国通貨の中で日本円だけが極端に下がっています。楽観論に胡坐をかくのはやめましょう。日本円と通貨政策に固有の原因があると疑いましょう。



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都知事選のカオス感

2024-06-22 16:04:04 | 時事
 凄いことになっていますね。一見、東京も終わりが近い、と感じてしまったのは、私だけでしょうか。

 20日には、全裸の女性のポスターが、都内の選挙掲示板各所に貼り出され、




 さすがに警視庁の警告を受けて撤去されると、その翌日ごろには、NHK党が大量の選挙候補者以外のポスターを都内の至る所に貼り出し始めました。NHK党は、掲示板一か所あたり5000円(その後、値上げ)でポスター貼り出しの権利を売却しているようです。
 こんな状況では東京もいよいよ、おしまいなのかな、と感じなくもないですが。

















 一方で、これをカトリックの宣教に使ったらどうなのだろう、と考えたりもしてしまいました。だって、掲示板1か所、当初の金額だと5000円で、広告24枚を貼り出せるわけでしょ? 金額対効果は、圧倒的にお得かもしれません。

 でも、つばさの党みたいに選挙終了後に逮捕やお咎めのリスクを考えると、やはり怖いですね。宣教をするにせよ、公明正大にやるべきで、このような脱法的な集団を関りを持つのは、いけないのかもしれません。



マイクロプラスチックが認知症や鬱病の原因に

2024-06-20 18:36:05 | 時事

 マイクロプラスチックは、アルツハイマー病や認知症、うつ病など、様々な疾患の原因になります。ペットボトルを持ち歩くのは仕方がないとして、自宅ではPETやプラスチック製の容器は使わないようにしましょう。ストローもなるべく金属製を使いましょう。

 今回のCNNの調査では、性的不能者の局部に多種類のマイクロプラスチックが検出されたということです。

(CNN) 科学者らが初めて人間のペニスにマイクロプラスチックを発見したことが分かった。学術誌「IJIR:ユア・セクシャル・メディスン・ジャーナル」に19日に掲載された研究によると、5人の男性から採取したペニス組織の検体五つのうち四つで、7種類のマイクロプラスチックが見つかった。
マイクロプラスチックは、高分子化合物の破片で大きさは5ミリ未満~1ミクロン。化学的に分解されたり、物理的に磨耗したりすることで大きなプラスチックが変化して形成される。
専門家によると、一部の微小な粒子は主要な臓器の個々の細胞や組織に侵入する可能性があり、人間の体内に存在しているという証拠が増えている。
研究者らは勃起不全(ED)と診断され、マイアミ大学でペニス移植の手術を受けるために入院していた研究参加者から検体を採取。分析したところ、5人のうち4人のペニス組織にマイクロプラスチックが含まれていることが明らかになった。
研究によると、7種類のマイクロプラスチックが検出され、最も多く検出されたのはポリエチレンテレフタレート(PET)とポリプロピレン(PP)だった。
筆頭著者のランジット・ラマサミー氏は、マイクロプラスチックとEDなどの病気との潜在的な関連性を解明するにはさらなる研究が必要だと話す。
以前の研究によると、1リットルのボトル入り飲料水には平均24万個のプラスチック粒子が含まれている。
ラマサミー氏は、病状を引き起こす可能性のある水準が特定されるまでプラスチック製のボトルや容器に入った水や食品の摂取には注意し、利用を制限するよう努める必要があると思うと語った。

 以下は、動物実験で、マウスに様々な量のマイクロプラスチックを飲料水を通して与えた結果、アルツハイマーや認知症を患う個体が続出したというレポートです。

マイクロプラスチックがアルツハイマー病の原因に?
2023年9月21日 CONCIO

マイクロプラスチックで異常行動
研究では、若齢と老齢のマウスにさまざまな量のマイクロプラスチックを与えました。飲料水を通じて3週間投与。その後、マウスの行動の変化と、免疫系に関連する肝臓と脳のバイオマーカーの変化が観察されました。

すると、肝臓と脳の組織において行動と免疫マーカーに変化が。そして、マイクロプラスチックを大量に摂取していなくても、マウスが奇妙な行動をしたのです。

短期間で現れた明らかな変化。特に高齢のマウスでは異常行動が顕著に現れ、その行動はまるでアルツハイマー病や認知症の患者のようであったとされました。

あらゆる臓器に到達したマイクロプラスチック
研究ではマウス体内のさまざまな組織も調査されました。

脳、肝臓、腎臓、消化器系、心臓、脾臓、肺などを調べた結果、マイクロプラスチックは脳を含むすべての臓器から検出。また、尿や糞便からも見つかりました。

実験では、マイクロプラスチックを飲料水から投与していました。そのため、消化器系、肝臓、腎臓からの検出は予想されていたこと。

しかし、実際には心臓、肺、脳にも存在し、生物濃縮が始まっていたことが判明しました。体の隅々まで到達し蓄積する可能性が示されたことは、調査を率いたロス教授にも驚きだったと述べています。

脳組織の奥深くまで
飲料水から摂取されたマイクロプラスチックが脳に達したことは、想像を超える結果です。というのも、外部から侵入した物質が血液脳関門を突破するのは非常に難しいから。

血液脳関門は、ウイルスや細菌が脳に侵入することを阻止する保護バリアとして機能しています。通常は、脳に届く物質を血液脳関門が緻密にコントロールしています。そのおかげで、中枢神経系や脊髄のタンパク質濃度が正常に維持されています。

しかし、マイクロプラスチックは血液脳関門を通過。そして、普通なら到達しないはずの脳組織の奥深くまで、侵入することが明らかにされたのです。

重要なタンパク質の減少も
脳組織に達することで、脳の細胞プロセスをサポートするタンパク質(GFAP)の減少を引き起こす可能性も示されました。この結果を受け、ロス教授は次のように話しています。

「GFAPの減少はうつ病だけでなく、アルツハイマー病などのいくつかの神経変性疾患の初期段階と関連しています。マイクロプラスチックがGFAPシグナル伝達の変化を誘発することがわかり、非常に驚きました」

ロス教授の今後の研究では、今回の発見をさらに調査するとしています。

「プラスチックが脳の自己修復能力に影響を与える可能性、そしてアルツハイマー病などの神経疾患や疾病をどのように引き起こすのかを理解したいと考えています」

「このようなマイクロプラスチックが体内にどのぐらい留まるか、誰もよくわかっていません。年齢を重ねるにつれて、マイクロプラスチックによる炎症を起こしやすくなるのか?体内からマイクロプラスチックを簡単に除去できるのか?細胞はこれらの異物にどんな反応を示すのか?わからないことばかりなのです」