機関区構内は、機関車にとって憩いの場でもあったことでしょう。点検を受けながら悠々と煙りを上げしばしの間、体躯を伸ばしているように見えます。
給炭塔、給水塔、クレーン等々、様々な設備の中にあるからこそ蒸気機関車は生き生きとして見えました。
9600形49651号機
D51と並んで点検中の49651号機。テンダー(炭水車)後端がゼブラ模様に塗られています。
この機関車は、名寄機関区最後の蒸機機関車の1両として働きました。1975年6月、同区で廃車となりました。∎
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5 構内の9600