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今回3回目の来日となるE。
これまでは羽田着のフライトで来ていたので、羽田空港まで迎えに行った。
電車の乗り換えやらは彼にとって、まだ難しすぎる。
欧州ではそれまでいわゆるデビットカードしか使っていなかった彼は、来日に際して、「便利そうだし、マイルが貯められるなら」と初めてクレジットカードを作成。
ところが、実際に日本で使ってみると、JRの近距離切符はクレジットカードが自動販売機で使えないし、Suicaも海外で作ったクレジットカードを登録できない仕組みになっていて、前回はアプリをインストールすることさえできなかった。
車内や駅ホームなどでの英語の放送も、実は英語を母国語にしていない観光客にとっては聞き取りにくいらしい。
日本は外国人にとって、すごく不便な国なんだということがわかった。
羽田空港へのお迎えは、休みの日であれば「モノレールに乗りに出かけよう」くらいの気持ちで行けるけれど、帰国する時には、リムジンバスに乗せて、一人で帰ってもらった。
それでも、「降りたらすぐに空港なの?間違えずに行けるかな?」と不安がったE。
小学生の初めてのお使いに送り出す親みたいに、励まさなくてはいけなかった。
そうして今回は成田に朝に着く便。
さすがに、成田までの道中はぜんぜん楽しくないし、お出迎えにわざわざ行くのはダルい。
なので、「リムジンバスなら、切符を買うのが簡単だし、乗り場はすぐ目の前だから、ぜったい大丈夫!」と言って、バスで当地まで来てもらう予定でいた。
前もって時刻表も確認して、飛行機到着時間からバスの出発まで1時間の余裕があったから、手荷物だけの彼なら、急がずに乗れるはずだった。
ところが、到着後の手続きにかなり時間がかかり、予定のバスに乗れず。
外国人は指紋登録やら顔認証、体温チェック、入国カードの記入(以前のように機内では配られない)やら、日本人よりも色々と入国審査に時間がかかるのだ。
なんだか差別しすぎな感じがしないでもない。
予定の時刻のバスを逃したので、次は3時間後。
以前よりも便数がかなり減らされていた。
なので、バスの行き先を東京駅に変更し、東京まで迎えに行くことにした。
なんとも想定外な事態。
ゆったりと朝食をとり、そろそろ掃除器をかけて、そのあとシャワーを浴びたとしても、スーパーに買い出しに行く時間もあるよね・・・などと日曜日の朝をのんびりすごしていたのに、全く当てが外れた。
「親切なチケットカウンターのお兄さんのおかげで」、スムーズに東京駅行きのバスチケットを、ドイツ国内であらかじめ設定しておいたSuicaアプリで買うことができたという。
90分後に到着予定という連絡を受けて、急いで支度をして新幹線に飛び乗った。
成田からのリムジンバスは、東京駅の八重洲北口(日本橋口)に着く。
ところが、これがまたわかりにくかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d5/129e3bbff23c8c42a7b7b3eb264fcd3c.jpg)
東京駅ならよく利用するから大丈夫・・・と思っていたが、工事現場のおじさんたちに場所を訊ねなければ、リムジンバスの発着場所までたどり着けなかった。
どうしてこんなにわかりにくいんでしょうね?
ついでに書いておくと、スマホのSuicaで「タッチアンドゴー」をできるようにするためには、新幹線改札口に設置してある専用のマシーンで登録手続きをしなければいけなかった。
これらのことを、海外からの客人に、専任ガイドなしに理解してもらうのは、至難の業だと思う。
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