かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

不幸せな痩せ方

2014年08月22日 | がん病棟で
患者さんに付き添ってきているご家族を見て、「あれっ?!」と思うことがたまにある。

「鼻と顎が尖ってる!」


まじまじ見るのも失礼なので、患者さんとお話しながら、アタマの中で隣の人の顔の「尖り」の理由を考える。

すると、ほどなく「ああ、心労でお痩せになったのね・・・」と理解する。


深刻な病気をわずらっている家族のことが心配で、食事ものどを通らない日々をすごしているのだろうと想像する。


体重を減らそうとすると、みな運動をしようとするけれど、チョコレートひとかけのカロリーを消費するために、どのくらいの運動をすればよいか知れば、運動だけで体重を減らそうとするのは容易なことではないことがわかる。


体重を減らしたかったら、食べないことだ。

精神的ストレスが加わると、さらに効果が増すような気がする。

数年前、経験した。
あのときは1ヶ月で6kgくらい体重が減った。


「幸せ太り」も度を越すと非健康的であるけれど、「不幸せヤセ」はしたくない。
美しくない。
顔が尖っているという印象を持つのは、心労を抱えているせいともいえる。

痩せるなら、幸せに痩せたいものだ。


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