「紅茶とお菓子の甘い日々」

It was a perfect day .


それは、どこまでも澄んだ青空が広がっていて、完璧な1日の予感がした。

誰にも邪魔されずに8時間ぐっすり眠って気持ち良く目覚め、
完璧なミルクティーが健やかな胃に溶けこんでいった朝。

いつもならベッドから抜け出すのにかなりの時間と精神力を要するし、
頭痛か胃痛を感じながら身体を引きづりながら、やっと階段を上っていくのが常だから、
ああ、なんて身体が軽いのかって自分でも驚いた。

こんな日は滅多にない貴重な日。
神様からの大いなる祝福を感じていた。

朝から長い生徒さんであるYちゃんからお電話をいただいた。
体調はどう?とか、
どんなに年とっちゃったとか、
たわいもない話をして笑いあった。
お知り合いがうちの紅茶をお気に召して頂き、注文したいと言って下さっているとうかがい、
感謝の気持ちでいっぱいになった。
そんな時私はいつも、まるで手塩にかけた子供が人様の役にたてたような、
温かく恥ずかしような気持ちになる。
そして気を引き締めなくてはと、思う。

高島屋でお会いして、うちの紅茶教室にいらして下さったKさんから、メールをいただいた。
クリスマスにお教室でご紹介したティーのカクテルやお料理を、ご家族に作って下さったとのこと。
ブログにご紹介したお気に入りの店を息子さんと訪ね、おすすめの紅茶をご一緒に楽しまれたとも書いて下さっていた。
私はこの文章を声を出して何度も読んだ。
KさんとKさんのご家族が紅茶で笑顔になれたなら、ああこんな嬉しいことはない。

長男が成人式を迎えた。
3度の流産を繰り返し、諦めかけていた矢先の妊娠だった。
生まれて来てくれてありがとう。

20歳といったら大人。
でも、まだ親として、伝えられること、教えられることはあると思う。

例えば、私に今できることは、

まっすぐに目を見て話しをする。
あなたが大切だということを伝える。
人生を一生懸命に生きる。

希望を胸に、明日からの人生を精一杯、そして楽しんで生きていってくれたらと思う。

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