
台湾の茶畑を訪ねた際、
台北で長く営まれていますお茶屋さんを訪ねました。
壁には天皇陛下がいらした際のお写真も飾ってありました。
その店で試飲させて頂き出会った、極上高山茶、黒ウーロン。
焙煎をかけてあり、コーヒーのように香ばしく
強力な個性が光っています。
そう、雪光に照らされているような。

形状は葉を切らずに、そのまま丸めて揉捻してあります。
お茶の水色も力強く透明で、放つオーラも極上であります。

一煎目は優しくデリケートなのに
二煎目は個性を発揮していき
三煎目には夢中にさせられてしまう。
気がつけば虜になっていました。
私にとってお茶は、人との出会いや恋愛とも似ています。


いつも思うのですが、
良いお茶は、出し殻でさえ、潔いのです。
いえ、茶殻を見れば、良いお茶かどうかがよーく分かります。
また飲みたくなるお茶の茶殻は、必ずといって、茶殻も艶々していて美しいです。
お茶を入れた終ったあとで
そのお茶の良し悪しがはっきり出てきます。
人もそうですね。
また会いたくなる人でありたい、そう思います。

今日も暖かくしてお過ごしください。