自転車屋男 2

神戸で自転車屋を営み
4年半スナックを営んだ
変な男の人生色々日記

「自転車屋の生き物歳時記」!!「キアゲハ」!!

2017-08-10 13:55:00 | 地域
「8月10日(木)」

「自転車屋の生き物歳時記」

「キアゲハ」

盛夏になると
色の濃い大きなキアゲハを
よく見かけますね。

キアゲハ(黄揚羽・学名 Papilio machaon)は、
チョウ目・アゲハチョウ科に分類される
チョウの一種。

ユーラシア大陸と北米大陸に広く分布し、
日本でもナミアゲハとともに
全国でよく見られるアゲハチョウである。

成虫の前翅長は4cm~6cmほど。

ナミアゲハとよく似ているが、
キアゲハは前翅のつけ根が
黒ずんだ色彩で塗りつぶされたようになっていて
ナミアゲハのような縞模様にはならない。

また、
翅の中ほどは黒い線が細く、
和名どおり黄色みが強いので区別できる。

成虫は4月から10月頃まで、
年に2回~4回ほど発生する。

後述のように
海岸植物から高山植物までを含む
セリ科植物を食草とするため

生息地も幅広く、海岸から市街地、
農村、山地、さらには高山帯までと、
いろいろな場所で見られる。

雄成虫には独特の香りがあるが、
成分としては
リナロール、ゲラニルアセトン、n-ドデカンなどが検出されている。

幼虫の食草は
セリ、ハマウド、シシウドなどの
セリ科植物である。

葉だけではなく
花序や若い果実をも好んで食べて育つ。

ニンジン、ミツバ、アシタバ、パセリなどの
野菜も食草となるので、
これらが栽培される畑でも幼虫が見られる。

都会でも家庭菜園で
パセリなどを栽培すると
たちまち成虫が産卵していき、
幼虫を見ることができる。

幼虫は三齢までは
ナミアゲハと同様に鳥の糞に似せた
保護色をしているが、
四齢幼虫では白地に黄色と黒の斑点模様の
警戒色となる。

五齢幼虫ではさらに黄緑と黒のしま模様に変化し、
黒いしまの部分には橙色の斑点が乗る。

冬は蛹で越冬する。

冬型の蛹は-196℃の低温にも耐えられる。



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