先日、市民劇場の観劇があった日のことでした。
私は、お昼の観劇を希望していたので、お芝居のはねたのが午後4時前でした。
最寄のバス停までは、ちょっと歩かないといけなかったので、トコトコ歩いていました。
そこは、電車も走っている通りなのですが・・・。
その一角の立派な塀をまわしたお宅から、70歳をちょっと出たくらいの洒落たおばあちゃまが出て来られたのです。
その後ろからは、娘さんもしくは、お嫁さんと思しき人も・・・。
おばあちゃまは、薄い水色の春向きのアンサンブルとグレーのフレアーっぽいスカートをはいていましたが、セーターの胸のあたりには、およそその服装に似つかわしくない白い布が縫い付けられていました。
何やら、文字が書かれているようでした。
よく戦争もののドラマで見かける、あの名札のように見えました。
もしかして、あれって迷子札なのかも???
そういえば、何を歌っているのかは聞き取れませんでしたが、歌を歌っているようでした。
きっと、あのおばあちゃまは、自分の世界で生きている方???
何度か迷子になっての、あの迷子札なのかもしれませんよね。。。
四六時中、目の離せない家族も大変でしょうが、何だか楽しそうにしているのが見てとれて、ちょっと微笑ましくも思えたのでした。
とは言いつつも、これからどんな展開をするのか実際に経験していない身としては、想像の世界でしかないのですが・・・。
ぼけたほうが幸せかもね~と何も起きてない今だからいえるのかもね・・・・
でも、高齢でも全然ボケない人もいるし、その境目がどこにあるのか教えてほしいです。
女優として、頭を使い、人に見られる職業で
活躍してきた人でも、歳を重ねると、人それぞれですね。
89歳でロングランを続けてる森さんや、
老人施設に入居されても、女優業に精進してる
有馬さんは、これから行く道のお手本です。
同じ女優をされてた方でも、痴呆になってしまったり・・その差は何でしょうね。
エーさんがお見かけした方は、楽しそうだったのが救いですが、ご家族は大変でしょうねぇ。
確かにそうなった本人は天国なのかもしれませんね。
でも目の離せない家族にとっては、微笑んでもいられないのではないでしょうか?
今は、「物忘れ」の範疇ですが、私たちだって加齢と共にボケと同じような症状が・・。
当のご本人よりも、周りの人間がしんどいようにも思えますが、自分が壊れていく恐怖だって、かなりなものでしょうね。
「何をしたから・・・」「何をすれば・・・」という特効薬がないだけに、つらくて悲しいです。
楽母さんへ
私の知り合いの中には、「おじいさん」の認知症の介護を続けている人がいます。
今は、徘徊すらできなくなったようですが、最盛期には大変だったようです。
私も、その境目がどこにあるのか知りたいです。
今、すでに「ボケ」てきたかも???
この差は、いったいどこにあるのでしょうね。。。
誰しも、「ボケ」たくないと願っているのですが・・・。
南田さんにしても、老老介護の行く末を見ているようで辛いものがあります。
ippuさまも言われているように、周りの方々のご苦労が大変そうですよね。
ippuさんへ
ご本人さんは、ご自分の世界でさまよっていられますが、それを介護している人たちは、きっと大変だと思います。
幸い、ウチにはそういう人がいなかったので、介護の経験はありませんが、友人の中には今真っ只中にいる人もいます。。。
四六時中、寛容な心ではいられないようです。
お洒落な服装のおばあちゃまが歌を歌いながら
その後を・・・気遣いながら。。。
エーさんの目に好ましく映ったことにほっとしました。
これからどのように進んでいくか、、、だいたい想像つきますが・・・
予想できない展開に、、 明日は我が身かと 考えると辛いものがあります。
今は全く話も出来ませんし、家族も認識できないですが・・・
ただやはり徘徊をしていたころは
それはそれはもう大変でした。
何より本当に危険だし、心配で心配で・・・。
もちろん迷子になってしまったことも多々あります。
そのご家族が楽しそうに見えたのならば
それは本当に素晴らしいな~って思いますが
私たちの家族は今思えばそういう余裕はなかったと思います。
ただもう歩けなくなって話もできなくなった祖母を見ると
あの頃に戻って少しでも話をしたい、って思ったりしますけどね。
どんなに大変でもいいから、また歩いて喋って欲しい・・・って。
後になって思うことなんですけどね。
でもきっと分かってくれると信じて
今日も今から祖母に逢いにいってきます!
子がいない夫婦にとっては恐怖といってもいいくらい。ーー;
心配してもしかたがないと思うのですけどね。
住所はエーさんのお家にしてあります。(ニッコリ♪)