ずぼら主婦のおしゃべり日記

夫の定年後、故郷での田舎暮らし!!
当初の予定では晴耕雨読?のはずだったけれど・・・。お弁当づくり頑張っています。

☆今日は、閻魔賽日!!☆

2009年01月16日 | 日常

祖母が元気な頃、毎年正月16日にはお寺さんに「ご年始」を持ってご挨拶に行っていました。

祖母が亡くなったあとは、それは母の役目へと引き継がれるようになりました。

子どもだった私たちは、その日が何の日なのかは良く知りませんでしたが、「地獄の釜のふたの開く日」と聞かされていました。

お寺さんの本堂に、地獄絵の描かれた掛け軸がずらりと並んでいて、子ども心に直視できない怖さを感じたものでした。


ず~っと後になって、この日と7月16日は、閻魔賽日(地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休むとされる日)と言って、寺院で十王図や地獄相変図を拝んだり、閻魔堂に参詣したりするってことを知りました。

そして、十王とは、人が死後、亡者と成って冥界に行き出会う十人の王の事で、秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻魔王、変成王、泰山王、平等王、都市王、五道転輪王のことで、閻魔はその中の一王であるということ。。。

子どもの頃、よく「ウソをつけば、閻魔さんに舌を抜かれる!!」などと言われたことがありますが、それは単なる子供への戒めだった??? 

有名な閻魔大王、閻魔さんの名は知っていても、怖い顔した地獄の番人程度のことぐらいしか知ってはいませんでした。。。


この閻魔さんは、人類最初の死者だそうであり、そのため大変苦労して天国(極楽)を発見し、そこの王となったんだとか???

後に、そこへ多くの死者がやって来たが、中には悪い人もいたようで。。。

そこで、冥界に来た死者を裁き、悪い人を地獄へ収容するようになったのだそう~。


この中に、閻魔王がいるのですが、人の死後、初七日から七日ごとに最初の王から順に裁かれて、五・七日目=三十五日目には、最も重要な、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の何処に行くのかを閻魔王が決定するんだそうです。

なので、閻魔王は、十王の中心的な裁判官といった存在なのだそうです。


ちなみに、わが家は双方の実家とも、曹洞宗です・・・。

 


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8 コメント

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言い伝え (オズ)
2009-01-16 00:32:23
子供の頃エーさんと同じ経験しました。
亡くなった母も、そうしてお寺通いしてたものでした。
そんな私は、現実主義に育ってしまって、
母のことを批判ばかりしてました。
でもこうして深く調べてみると、納得しますね。
母は、そこまで知らなかった思いますが、
律儀に行ってましたねー
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閻魔さん (denboo)
2009-01-16 00:50:42
このお話、素直に感動しました。
閻魔さんは、人類で一番最初の死者…話がめちゃくちゃ宇宙レベルの凄さを感じてしまいます。
苦労なされたのですね。
そのせいか、多少の怖さを感じても恐ろしさまではいきません。
年に2回地獄の蓋はあくのですね…。
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オズさんへ (エー)
2009-01-16 08:19:50
祖母は、特に信仰心の篤い人でしたから、必然的に母も、受けついでいったようです。
それが、私に受けつがれたかといえば、ちょっと「???」ですが・・・。
子どもの頃には感じなかったことでも、折り返し地点を過ぎた今、死後の世界があるって考えるのもいいかな???なんて・・・。
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denbooさんへ (エー)
2009-01-16 08:27:08
子どもの頃、深いことは教えられなくて「この日はお寺に行く日」みたいな感じでした。
ただ、私たちの田舎でも、核家族化していっているので、この日お寺さんに行く人ってお年寄りがほとんどですねぇ~~!
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納得 (ゆっき~)
2009-01-16 10:56:50
閻魔さんに舌を抜かれる。。。と子どもの頃、よく言われてました。子ども心にも恐かった
昔の慣わしは大事にしたいですね。
ちなみに我が家も曹洞宗ですが、残念ながら、この県下には曹洞宗のお寺がほとんどないそうです。地域の特性みたいなのもあるのかな?だから、今でも京都の曹洞宗のお寺さんにお世話になっています。
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こんにちは (楽母)
2009-01-16 15:39:13
http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/spot/sp_rokudoutinnouji

私の育った家は、どうもこういう宗教ごとには無縁の家だったようで、全然知りませんでしたし、お寺にも行ったことがなかったです。 ただ、閻魔さんに舌を抜かれる、というのは私も子供時分に言われてたなぁ。 京都に住んで以来、閻魔さんときくと、この六道さんしか思い浮かばないです。
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ゆっき~さんへ (エー)
2009-01-16 23:08:12
>閻魔さんに舌を抜かれる・・・
これは、全国共通の言い伝えのようですね。。。
ここ岡山も、曹洞宗のお寺さんは少ないようで、知り合いの方が亡くなったとき、お寺さんを捜すのに苦労したようでした。。。
やっぱり、地域性があるようですね。
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楽母さんへ (エー)
2009-01-16 23:15:13
>閻魔さんに舌を抜かれる・・。
このフレーズは、宗派にとらわれずメジャーなようですね。
子どもの頃から、何の疑問も抱かずにお寺参りをしていましたね。
亡くなった人が身近であればあるほど、初七日、三十五日、四十九日と法要する意味がわかったみたいです。
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