チャトとの出会いは寒い頃。
オレがフリースを着て一緒に撮った写真。
思い出すな。
その当時、家の近くの港町を走る電車の駅に夜になると集まるニャンコたちがいました。
その中に1匹の茶のオスの子猫と出会いました。
野良猫たちだから警戒心は強く他のニャンコたちは呼んでも来なかった中、この子だけが近くに来てくれました。
多分、兄弟姉妹と思える中の1匹がこの子の行動をとがめてオレに近づくのをやめさせようとしていました。
だけどこの子は懐っこかった。
いつのまにかチャトランと名前を付けて可愛がったものです。
地元のボランティアが毎夜ご飯を持ってきていて、この場所はニャンコだけでなく、アライグマやスカンクや白ウサギやオポッサムなどが一緒にご飯を食べていました。
いつかチャトランが足を怪我した時、白いウサギの身体を借りて歩いていたのにはびっくり。
しばらくするとチャトランの姿を見ることができなくなってボランティアの女性に聞いてみたら
『彼は港の方に引っ越ししたみたい』とのこと。
その後、港辺りをみて回りましたが、結局その後はチャトランには会えませんでした。そっか。もう会えないのかな。
その後、日本に来て出会ったのがチャトランゼ。
そう、チャトランが男の子なら一文字足して女の子らしい名前と思い付けた名前。
当時、一緒に仕事をしていたフランス人に聞いたらフランス語風に発音するとチャトランゼの語尾は上がるらしい。
そんなチャトランゼ。
寒い季節には思い出します。