真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

東シナ海―漁民たちの国境紛争 佐々木 貴文【著】

2022-02-21 | 読書-現代社会
東シナ海 漁民たちの国境紛争

目次
まえがき 東シナ海での出会い
序章 日本の生命線
第一章 追いつめられる東シナ海漁業
第二章 東シナ海で増す中国・台湾の存在感
第三章 東シナ海に埋め込まれた時限爆弾
第四章 日本人が消える海
第五章 軍事化する海での漁業
終章 日本漁業国有化論
あとがき――さまよう小舟
主要参考文献

■国境産業は国家の化粧、国力を測るリトマス試験紙である
■日本漁船団は排他的経済水域すら失いかねない
■遠洋漁業は「流動的国土」。中国は遠洋強国となった
■日本は台湾に尖閣諸島の排他的経済水域を明け渡した
■東シナ海には二〇〇カイリ時代は到来しなかった
■外国人船員が国境の最前線に立っている
■外国人依存が日本漁業の思考停止を加速させた
■華僑・華人の漁業は南洋で拡大している
■日本漁業国有化論という問題提起

現場の事情にも精通しているのがよい。
【聞きたい。】佐々木貴文さん 『東シナ海 漁民たちの国境紛争』 日本はEEZを失った

昔、中国共産党が内戦に勝利して統一が成った際、蒋介石政権を散々支援したのにこのざまは何だということで、
Who lost China?という責任論が盛んに議論されたという。
中国の喪失 - Wikipedia

なんだか、それを思い出してしまう日本の漁業政策。
誰のせいで東シナ海を失いつつあるのやら…。

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