真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

毎日がヒットパレードな社長の依頼で書かれたらしい『渡辺晋物語―昭和のスター王国を築いた男』

2011-01-27 | 読書-歴史
渡辺晋物語―昭和のスター王国を築いた男
野地 秩嘉【著】
マガジンハウス (2010/10/21 出版)

『芸能ビジネスを創った男』(新潮社2006年刊)の加筆・修正、新装版

「あとがきにかえて」で、渡辺ミキ女史から本書執筆の経緯が明らかにされる。
なんだ、依頼モノか。

ヨイショ本を書かせたら右に出る者がない?
などとブレイなことをいってはいかん。

というのを割り引いても、なかなか良かったことは事実。

ドラマにもなったのか。
CX『ザ・ヒットパレード・渡辺晋物語』

野地秩嘉『キャンティ物語』は良かった。
本書も楽しく読めた。

今の歌手やタレントの名前はよく、というか殆ど知らないのだが、本書に登場する往年のスターたちは知っている(いくら芸能方面に弱いといっても、昭和後半に日本に育った者としての常識の範囲として・・)ということもあるので。
えへへ。

この人はよく知らないのだが(そういう名前の人物がいるという程度の認識)。
“吉川晃司登場”

渡辺 晋(わたなべ しん、1927年3月2日 - 1987年1月31日)は、実業家・芸能プロモーター。ベーシスト。日本の芸能事務所の草分け的存在である渡辺プロダクション(通称:ナベプロ)の創業者。

一世を風靡したグループサウンズは、雨後の筍のように出てきた悪貨に席巻されてブームが終息した。
じつは、その背景にはある「計略」があったという。

先行書からの引用の形なのだが、演歌系に強くてGSを持たなかったV社の知恵者が、自社系列からあえて粗製乱造のグループを多数デビューさせ、グループサウンズ自体の評価を落としてブームを終息させたという。

(意図的な計略だったという話が)本当だったら凄いな。
真の意図を知らされずに頑張ったスタッフたちはどう考えていたのか。
真の意図を知っていたのが何人くらいだったのか。
興味深い・・・。

以下は、ナベプロ関係者等サイトということで。

財団法人 渡辺音楽文化フォーラム
プロデューサー賞 渡辺晋賞について

MISA WATANABE:渡辺プロダクショングループ

Misa Watanabe年譜:MISA WATANABE:渡辺プロダクショングループ

毎日がヒットパレードなミキ社長ブログ

昨晩姉(渡邊美佐)から電話があった。特別に書くと珍しい事のようだが

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