序章 犯罪者になった高学歴難民
第1章 博士課程難民
第2章 法曹難民
第3章 海外留学帰国難民
第4章 難民生活を支える「家族の告白」
第5章 高学歴難民が孤立する構造
「大学院まで進学し、実家暮らしの僕こそ最弱」「学歴のない女性にマウンティングされる」40代“高学歴難民”男性の苦悩 | 文春オンライン
日本で一番就職が難しい「中年男性高学歴難民」の深刻実態…会社が採用したがらない「納得の事情」(阿部 恭子)
新書『高学歴難民』読了。その感想と男女差、高学歴難民だった筆者の半生を少し振り返る|Vent
なぜ「高学歴難民」の女性はセックスワークを選ぶのか…「有名大学の学位だけでは不十分」という残酷な現実 「稼げる仕事ならなんでもいい」というわけではない
文芸評論家になるはずだった…2つの大学院を出た高学歴男性が「借金1000万円の40代フリーター」になるまで 高学歴が「烙印」になってしまった
大学院を出ると、刑務所を出るより就職が難しくなる…「高学歴難民」が抱えてしまう生きづらさの正体 学ぶ意欲はあるけど、働く意欲はない
週刊誌の記事のようなノリで書かれていることもあって、サクサク読めてしまうが、涙なしには読めない(もののたとえ)。
p132 日本の英会話学校では白人を看板にしなければ生徒が集まらないのです。
(それで)訛りがある豪州人の旦那はただ子どもたちと遊んでいるようなもので・・・
という部分に頷く。
酷い話なのだが、「白人を看板に」が何十年たっても進歩しないわけね。
結婚式場のニセ牧師(白人男性しか採用されないバイト)と一緒じゃんw
えっ!牧師さんって本物ではないの?結婚式の牧師事情に迫る | みんなのウェディングニュース
p150 弁護士死亡の30代の法科大学院生の男性が・・
(父親の首を絞めて殺害したという事件なので、「志望」が死亡になっていても見過ごされたのかも)
p169 大学院を出ると、刑務所を出るより就職が難しくなる
出所した人々は、「刑務所で規則正しい生活をしてきているので、遅刻せずに行動する癖がついている」のに対して、昼夜逆転の生活に慣れた高学歴難民は・・・
という比較が切実というか、キャッチイというか、上掲記事の見出しにもなっているほどで。
とりあえず大学院に退避しておくか、という選択が、吉と出るケースもあるのだろうが、そうでないケースも少なくないのでしょう。
文科行政の失敗が中長期的に国力を蝕むことの深刻さ。