<お食事中にはお勧めしない系>
『もう二度と死体の指なんかしゃぶりたくない! ― ある鑑識の回想』
デイナ・コ-ルマン著/山田仁子訳
バジリコ
(2008/10 出版)
死体の指をしゃぶるというのは、極寒の中で発生した単独交通死亡事故の犠牲者の指紋採取に際しての話。
最初からしゃぶるつもりではもちろんない。
指にインクをつけての採取ができない事情があり、他の手法で採取しようとするが、指が乾いてうまくいかないため、著者が口でハアーっと息を吹きかけて加湿しながら8本までうまく取れたのち、死体が動いてしまい、口中に突っ込んで(周囲には触れないように注意して)浮かせていた指が口腔内に触れてしまった件を指すもの。
著者公式HP-www.danakollmann.com
同HP内著者紹介
Towson University
College of Liberal Arts
Sociology, Anthropology and Criminal Justice
典型的な州立大学で
Dr. Dana Kollman Bio - Towson University
http://www.towson.edu/sociology/
学生の声:
Dana Kollmann - Towson University - RateMyProfessors.com -
初めて見た評価サイトの評点の水準については何ともいえないが、同大学の教員平均3.4に対してコールマン教授が4.2ということなので、高水準だと分かる。
コメントを見る限り、たいへん好評。
そりゃ面白いだろう。
ハイチ地震の米国人犠牲者の固体識別業務に派遣される
Towson professor to leave for Haiti to identify U.S. remains
baltimoresun 2010年2月
DMORTのサイト
DMORT Mass Fatality Assistance
日本版DMORT研究会関係者の日誌から
DMORT研究会 - 野口宣人 プライベートルーム-日誌・番外編
原著:Never Suck A Dead Man's Hand: Curious Adventures of a CSI.
A書店読者レビューでは賛否が分かれているようだ。
原著の読者の声
たしかに、mentally challenged individual が通報者(被害者)だったり、被害者の同居人だったりしたケースの書きぶりは、いかがなものかと思う。
その点は、低評価の理由に挙げている評者に同意。
とはいえ、全体としてはおちゃらけノリに惑わされてはいけない重要な内容を含んでいると思った。
いちいち感情移入していてはやっていられないので、ブラックユーモアを駆使せざるを得ない仕事なのだという主張には納得できる。
といいつつ、死者の尊厳への配慮に欠ける…という指摘もあろうかと思われ、微妙な線かも?
もちろん、名前や状況はすべて改変してあり、十分に配慮しているということなのだが、おちゃらけノリが腹立たしいという向きもあるだろうな、とは思う。
原文を確認していないが、原著の書評中の引用個所などを見た限りでは、原文のノリをうまくすくった訳文なのだろうと思える。
ああ微妙。
ところで、日本では民間人の鑑識班などいるの?
いそうもないか。この先も?
また、日本では遺体処理系の本(と、あえて分類するが)も何点か出版されているようだが(納棺系、遺品整理系・・・)、鑑識系はあるの?
ドラマはあったのか、知らなかった:警視庁鑑識班(けいしちょうかんしきはん)は日本テレビ系列の火曜サスペンス劇場で放送していたドラマシリーズ
そういえば、ユニークな経緯の本を読んだことがあったっけ:職人讃歌的
ママは骨のお勉強してるんだ
本に記載されていたのは、グアテマラから二人目の養子を迎えるところまで。
養子に関してUSATODAY紙の取材を受ける(2008年)
Those hoping to adopt look closer at U.S. options
3人目もグアテマラから迎えたいというDana Kollmann and Robert Wall夫妻、当局は「国内からにしてはどうか?」と。
小説コンテストの審査員なんかにして大丈夫?
Writers' Association's Writing Contest 2008
MWA 2008 Novel Contest Judges
本を書いて有名になった地元在住の人だから、という理由?
TV番組HP:CSI:科学捜査班
見てみようという気にはならないが。
『もう二度と死体の指なんかしゃぶりたくない! ― ある鑑識の回想』
デイナ・コ-ルマン著/山田仁子訳
バジリコ
(2008/10 出版)
死体の指をしゃぶるというのは、極寒の中で発生した単独交通死亡事故の犠牲者の指紋採取に際しての話。
最初からしゃぶるつもりではもちろんない。
指にインクをつけての採取ができない事情があり、他の手法で採取しようとするが、指が乾いてうまくいかないため、著者が口でハアーっと息を吹きかけて加湿しながら8本までうまく取れたのち、死体が動いてしまい、口中に突っ込んで(周囲には触れないように注意して)浮かせていた指が口腔内に触れてしまった件を指すもの。
著者公式HP-www.danakollmann.com
同HP内著者紹介
Towson University
College of Liberal Arts
Sociology, Anthropology and Criminal Justice
典型的な州立大学で
Dr. Dana Kollman Bio - Towson University
http://www.towson.edu/sociology/
学生の声:
Dana Kollmann - Towson University - RateMyProfessors.com -
初めて見た評価サイトの評点の水準については何ともいえないが、同大学の教員平均3.4に対してコールマン教授が4.2ということなので、高水準だと分かる。
コメントを見る限り、たいへん好評。
そりゃ面白いだろう。
ハイチ地震の米国人犠牲者の固体識別業務に派遣される
Towson professor to leave for Haiti to identify U.S. remains
baltimoresun 2010年2月
DMORTのサイト
DMORT Mass Fatality Assistance
日本版DMORT研究会関係者の日誌から
DMORT研究会 - 野口宣人 プライベートルーム-日誌・番外編
原著:Never Suck A Dead Man's Hand: Curious Adventures of a CSI.
A書店読者レビューでは賛否が分かれているようだ。
原著の読者の声
たしかに、mentally challenged individual が通報者(被害者)だったり、被害者の同居人だったりしたケースの書きぶりは、いかがなものかと思う。
その点は、低評価の理由に挙げている評者に同意。
とはいえ、全体としてはおちゃらけノリに惑わされてはいけない重要な内容を含んでいると思った。
いちいち感情移入していてはやっていられないので、ブラックユーモアを駆使せざるを得ない仕事なのだという主張には納得できる。
といいつつ、死者の尊厳への配慮に欠ける…という指摘もあろうかと思われ、微妙な線かも?
もちろん、名前や状況はすべて改変してあり、十分に配慮しているということなのだが、おちゃらけノリが腹立たしいという向きもあるだろうな、とは思う。
原文を確認していないが、原著の書評中の引用個所などを見た限りでは、原文のノリをうまくすくった訳文なのだろうと思える。
ああ微妙。
ところで、日本では民間人の鑑識班などいるの?
いそうもないか。この先も?
また、日本では遺体処理系の本(と、あえて分類するが)も何点か出版されているようだが(納棺系、遺品整理系・・・)、鑑識系はあるの?
ドラマはあったのか、知らなかった:警視庁鑑識班(けいしちょうかんしきはん)は日本テレビ系列の火曜サスペンス劇場で放送していたドラマシリーズ
そういえば、ユニークな経緯の本を読んだことがあったっけ:職人讃歌的
ママは骨のお勉強してるんだ
本に記載されていたのは、グアテマラから二人目の養子を迎えるところまで。
養子に関してUSATODAY紙の取材を受ける(2008年)
Those hoping to adopt look closer at U.S. options
3人目もグアテマラから迎えたいというDana Kollmann and Robert Wall夫妻、当局は「国内からにしてはどうか?」と。
小説コンテストの審査員なんかにして大丈夫?
Writers' Association's Writing Contest 2008
MWA 2008 Novel Contest Judges
本を書いて有名になった地元在住の人だから、という理由?
TV番組HP:CSI:科学捜査班
見てみようという気にはならないが。