真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

平凡社新書 ゾルゲ事件 覆された神話 加藤哲郎 著 2014/03

2022-07-12 | 読書-歴史

ゾルゲ事件 - 平凡社

 


目次
はじめに―ゾルゲ事件とは何か
序章 膨張する情報戦、移動する舞台と配役
第1章 ゾルゲ事件はいかに語られてきたか
第2章 ゾルゲ事件イメージのルネッサンス
第3章 松本清張「革命を売る男・伊藤律」説の崩壊
第4章 川合貞吉はGHQウィロビーのスパイだった―「清里の父」ポール・ラッシュの諜報活動
第5章 検挙はなぜ北林トモ、宮城與徳からだったのか―米国共産党日本人部の二つの顔
第6章 ゾルゲ事件の二重の「始まり」―キーパースン鬼頭銀一

平凡社新書
ゾルゲ事件―覆された神話


ルート・ヴェルナー(上海でのゾルゲの助手ソニア、本名ウルズラ・クチンスキー)にも何ヵ所かで言及される。

加藤哲郎 (政治学者) - Wikipedia

玄関での自己紹介
まずは、自己紹介です。実は政治学者です。

お弟子さんの弁
一橋大学政治学部門| メッセージ
稗田健志(大阪市立大学大学院法学研究科准教授)

加藤哲郎・春名幹男客員教授 退任記念特別報告会

ほほぉ、こんな近著も
パンデミックの政治学──「日本モデル」の失敗|加藤哲郎 ー 花伝社 書籍案内

ポール・ラッシュ - Wikipedia
ラッシュは外交官の沢田廉三・美喜夫妻が麹町に所有していた邸宅を接収し、ここをCISの拠点「CISハウス」として使用した[20]。CISハウスには戦犯訴追に関する個人情報が集められ、戦犯リストが作成された[20]。ラッシュには寺崎英成をはじめ政府関係者が接触し、「戦犯を作り出すより、頼まれてもみ消す方が多かった」とされる[21]。

また、1946年1月以降は「日本共産党に関する情報収集」に当たったとされる[21]。加藤哲郎によると、ラッシュは上司に当たるチャールズ・ウィロビーとともに、中国革命に好意を示すジャーナリストを告発する赤狩りの一環としてアグネス・スメドレーを標的としたゾルゲ事件の調査に携わった[22]。1947年8月にCISが作成した報告書について、加藤哲郎はラッシュが作成を指揮したのではないかと推定している[23]。さらに、1949年にはスメドレーに関する情報収集の一環として、戦前に上海でリヒャルト・ゾルゲと関わりのあった川合貞吉を情報源として尋問した[24]。このあとG2は川合に情報源としての報酬を与え、日本の警察とも連携して保護警備し、G2と日本警察は川合が個人的動機で共産党の内情と伊藤律を誣告した内容をも「活用」することとなった[25]。

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