続 『ケプラー疑惑』 から現代日本の死因究明制度へ

南面堂既読書では、一連の法医学関係書に関するエントリ（多すぎるので列挙省略）のほかに、この辺を思い出した：
きみは古病理学を知っていたか
死因不明社会

【現代日本に話が飛ぶ】
その後この件（死因究明制度）はどういう展開になっているのだっけ？
死因究明制度　犯罪を闇に葬らぬために/ 西日本新聞
2009年12月29日

医師＆前衆議院議員
前衆議院議員

いまひとつ本質がはっきり見えないな。
法医学関係者は解剖しないと商売にならないし（？）、放射線医関係者は、「まずは解剖に代わるお手軽なAiを活用すべきでしょう」等々と、我田に引水を図る人たちが綱引き中？
そういうわけではない？

医療事故の場合も絡んだりして複雑？
それは考えすぎ？

…すまん、よくわかってない。
出来ることはどんどんやれよ。

イノチをタイセツにする政治なんだろ。
自公の議員が推進していた件なんか知らねえ、なんていうのか？
いわないか。

いずれにしても、異状死を簡単に病死と片付けてしまう制度の放置は、命を全然大切にしていないのではないか。
終戦直後じゃないんだからな。異状だ。
え？掛け声はいろいろと掛かっているんです、って？

なんだよ、こんなことしてたじゃん：
2007/06/21 民主党：死因の究明に関する２法案を衆議院に提出

死因究明制度：１０年１月に研究会発足　警察庁
毎日新聞　2009年12月19日　

交通事故・死因究明問題などを追及する柳原三佳からの情報発信
ふむ、著書もあるのか。

変死体の死因究明、近大が画像診断システム導入 2009/02/25

弘大法医学講座 人手不足で限界 2010年1月8日(金) 東奥日報
‘人命にかかわる事件捜査に欠かせない司法解剖。死因究明で大きな使命を担ってきた弘前大学医学部法医学講座が昨年11月から、県警からの解剖要請を受け入れられない事態に陥っている。
・・・・・
「法医学は瓦解寸前、いつかこんな日が来る－と、インフラ整備の必要性を何年も前から訴えてきた」’
現場ではいま…。

【本書に戻る】…ピクシーだって？
死の13時間前に水銀を投与された、なんてことが髭から分かるのか！
PIXE分析とは：
http://www.pixe.co.jp/sub3.htm

粒子線励起X線分析：PIXE

1．PIXEの基礎 1．はじめに 2．PIXE分析法の誕生 3．PIXEの原理 ...

PIXE 分析を用いて古文書の分析を行なう際に注意すべき 元素の消失について

あー、面白かった！
これだからやめられない科学系ノンフィクション。