真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『大統領とハリウッド 』アメリカ政治と映画の百年 村田晃嗣 著

2021-04-21 | 読書-現代社会
名画から日本未公開作品まで250本以上の映画をもとに、政治との相互作用を読み解き、トランプ大統領に翻弄されるアメリカの本質に迫る
映画に造詣の深い村田教授が、学長退任(再任選で落選)で時間ができたことから、

銀幕の大統領ロナルド・レーガン -- 現代大統領制と映画| 有斐閣

ロナルド・レーガンは,ハリウッドからホワイトハウスに転じたただ一人の「銀幕の大統領」であり,彼の生涯は二十世紀全体とほぼ重なっている。レーガ...

有斐閣

 

を上梓され、続いて本書で古今の映画を縦横に語った2019年2月刊行の珠玉の1冊。

感想は色々であるようだ。
映画に描かれた米大統領というテーマだと、関心のある向きが皆さんひとことある感じで、色々な声が出るところが、関心の高さを表していて、それもまた良い。

国会(安保法制公聴会)に呼ばれて国際政治学者として当然の指摘を行われ、そのために学長選で再任されなかったという代償を払われたが、我々は『銀幕の大統領ロナルド・レーガン』および本書という果実を得た。意義深い。
同志社大学長・村田晃嗣氏「学者は憲法学者だけではない」「戦争法案と表現したら安保の理解深まらない」

衆議院インターネット審議中継
2015年7月13日 (月) 平和安全特別委員会公聴会 村田公述人ほか

同志社大学長選、「現職」村田晃嗣氏敗れる 新学長に松岡氏

日本未公開作品にも言及されているのが有意義。
邦題を優先し、原題には論旨の上から必要ある場合のみ言及~新書の紙幅からの制限でしょうな。
本来は、色々な意味が込められている原題にも言及していただけるとなおよかったが、仕方がない。

中公新書『レーガン』以来の思い込みの強固さも持続されている?
それは次回。
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