日本はなぜ貧しい人が多いのか―「意外な事実」の経済学

新潮選書
日本はなぜ貧しい人が多いのか―「意外な事実」の経済学
原田　泰【著】
新潮社
（2009/09/20 出版）

大和総研 / チーフエコノミスト原田泰のフォーカスポイント

旧経済企画庁で要職を歴任された正統派エコノミストが、通説や皆がなんとなく思い込んでいる事柄を統計数字を駆使して「それって本当？」と切り込んでいく。
現在の配下のエコノミストに示唆・助言を与え、腕力駆使部分は代行させることも。

「石橋湛山賞」を受賞して

安藤怜のロンドン灯2ndGIG
本書の読みどころは、統計データの分析によって、さまざまなトピックを検証していく点だが、それに加えて面白いのは、著者がそれぞれのコラムでぼそっとつぶやくように指摘するところだろう

そうそう！
つぶやくだけで勿体ないことであり、皆で議論すべきものなのかも。

どこからそんなデータ引っ張ってきたの？というものもありそうで、当該統計に基くならば通説/皆の思い込みの粉砕が可能だが、一般的に言えるのかどうか？というケースもあったりする？しない？
いずれにしても、広範な議論の呼び水としてもっと注目されて良いと思われる。

一種の統計の魔術師的。
マジツシくらいかもしれない？
なんのこっちゃ。