新潮選書
危機の指導者チャーチル
冨田 浩司【著】
新潮社 (2011/09/20 出版)
外交官の描いたチャーチル (阿川尚之さん)
青年チャーチルが、貴族としての人脈と美貌の母の影響力まで総動員し、地位と名声を得るためにいかに奮闘努力したか。過剰なまでの自信をもったこの野心家がもし自分のそばにいたら、相当閉口すると思う
ほんとほんと。
軍功を立てられるところに行かせてもらおうと、上流社会のコネを手繰って奔走した、相当イヤな奴だっただろう。
序にかえて 終の日の風景/危機の指導者チャーチル
だけでも読む価値あり。
さらに
最終章 指導者とは 最後の内閣/危機の指導者像――三つの資質/人治の国で
が滲みる。
他に1章と言われれば、これかな。
第六章 一九四〇年五月――運命の月
じつは、ある程度の予備知識がないと読みこなせないのだけどね。
BBCが学校教材として提供
BBC - School Radio - World War 2 Audio Clips - Winston Churchill 'Their finest hour'
Winston S Churchill: We Shall Fight on the Beaches
著者が第二次大戦の隠れた功労者と評価する、イズメイ。
General Hastings Lionel "Pug" Ismay, 1st Baron Ismay, KG, GCB, CH, DSO, PC (21 June 1887 - 17 December 1965)
米国ではマーシャルを高評価。
George Catlett Marshall (December 31, 1880 - October 16, 1959)
(一部表示を修正)
航空機生産省の担当大臣に登用されたビーヴァーグルック男爵。
William Maxwell "Max" Aitken, 1st Baron Beaverbrook, Bt, PC, (May 25, 1879 – June 9, 1964)
戦時中、昔からの同志やブレーンを要職に登用したことから、白洲次郎を取りたてた吉田茂を想起したぞ。
吉田がチャーチルに倣った?
最近、同窓の方々などを登用したが…という向きもあったが、あれはまあ、悪い夢を見たような・・・。
白洲次郎といえば、ぴゅあ☆ぴゅあ1949さんによる労作があった。
白洲次郎とは何者だったのか インデックス
閑話休題
ものろぎや・そりてえる
著者は現役外交官で、多忙な業務のかたわら「日曜研究家」として本書を書き上げたと謙遜するが、筆致はしっかりしていて興味深く読んだ
著者名で検索すると、外務省の幹部名簿が筆頭に出てきてしまうという、バリバリの幹部。
夫人も凄いようで・・・
平岡 紀子(ひらおか のりこ、昭和34年(1959年)6月2日[1] - )は日本の演出家。
南面堂は、なんだかんだでチャーチルに言及した過去エントリは少なくない・・・
本書冒頭で言及されていた、チャーチルが首相辞任前夜に女王をディナーに招いた折の写真って、これか。
Watched by Lady Churchill, Prime Minister Sir Winston Churchill bows low to the Queen as he welcomes her and the Duke of Edinburgh to 10 Downing Street for dinner.
Winston Churchill and the Queen on VE day - YouTube
あとがきで謝意を表明されていた先生方の関連。
細谷雄一の研究室から
自らの立場や考えを相対化する意味でも、現役外交官のかたが歴史書、人物評伝を書くと言うことは素晴らしいことですね。それを楽しむかのように、優れた読みやすい文書で書く
国際政治史で「細谷」と聞いて、「もしや?」と思ったあなたwにも対応。
細谷 雄一(ほそや ゆういち、1971年 - )は日本の国際政治学者
さすがウィキペディア。かゆい所に手が届く。
こんな本を待ってました!『肖像画で読み解く イギリス王室の物語』
危機の指導者チャーチル
冨田 浩司【著】
新潮社 (2011/09/20 出版)
外交官の描いたチャーチル (阿川尚之さん)
青年チャーチルが、貴族としての人脈と美貌の母の影響力まで総動員し、地位と名声を得るためにいかに奮闘努力したか。過剰なまでの自信をもったこの野心家がもし自分のそばにいたら、相当閉口すると思う
ほんとほんと。
軍功を立てられるところに行かせてもらおうと、上流社会のコネを手繰って奔走した、相当イヤな奴だっただろう。
序にかえて 終の日の風景/危機の指導者チャーチル
だけでも読む価値あり。
さらに
最終章 指導者とは 最後の内閣/危機の指導者像――三つの資質/人治の国で
が滲みる。
他に1章と言われれば、これかな。
第六章 一九四〇年五月――運命の月
じつは、ある程度の予備知識がないと読みこなせないのだけどね。
BBCが学校教材として提供
BBC - School Radio - World War 2 Audio Clips - Winston Churchill 'Their finest hour'
Winston S Churchill: We Shall Fight on the Beaches
著者が第二次大戦の隠れた功労者と評価する、イズメイ。
General Hastings Lionel "Pug" Ismay, 1st Baron Ismay, KG, GCB, CH, DSO, PC (21 June 1887 - 17 December 1965)
米国ではマーシャルを高評価。
George Catlett Marshall (December 31, 1880 - October 16, 1959)
(一部表示を修正)
航空機生産省の担当大臣に登用されたビーヴァーグルック男爵。
William Maxwell "Max" Aitken, 1st Baron Beaverbrook, Bt, PC, (May 25, 1879 – June 9, 1964)
戦時中、昔からの同志やブレーンを要職に登用したことから、白洲次郎を取りたてた吉田茂を想起したぞ。
吉田がチャーチルに倣った?
最近、同窓の方々などを登用したが…という向きもあったが、あれはまあ、悪い夢を見たような・・・。
白洲次郎といえば、ぴゅあ☆ぴゅあ1949さんによる労作があった。
白洲次郎とは何者だったのか インデックス
閑話休題
ものろぎや・そりてえる
著者は現役外交官で、多忙な業務のかたわら「日曜研究家」として本書を書き上げたと謙遜するが、筆致はしっかりしていて興味深く読んだ
著者名で検索すると、外務省の幹部名簿が筆頭に出てきてしまうという、バリバリの幹部。
夫人も凄いようで・・・
平岡 紀子(ひらおか のりこ、昭和34年(1959年)6月2日[1] - )は日本の演出家。
南面堂は、なんだかんだでチャーチルに言及した過去エントリは少なくない・・・
本書冒頭で言及されていた、チャーチルが首相辞任前夜に女王をディナーに招いた折の写真って、これか。
Watched by Lady Churchill, Prime Minister Sir Winston Churchill bows low to the Queen as he welcomes her and the Duke of Edinburgh to 10 Downing Street for dinner.
Winston Churchill and the Queen on VE day - YouTube
あとがきで謝意を表明されていた先生方の関連。
細谷雄一の研究室から
自らの立場や考えを相対化する意味でも、現役外交官のかたが歴史書、人物評伝を書くと言うことは素晴らしいことですね。それを楽しむかのように、優れた読みやすい文書で書く
国際政治史で「細谷」と聞いて、「もしや?」と思ったあなたwにも対応。
細谷 雄一(ほそや ゆういち、1971年 - )は日本の国際政治学者
さすがウィキペディア。かゆい所に手が届く。
こんな本を待ってました!『肖像画で読み解く イギリス王室の物語』