真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

氷河期の「発見」―地球の歴史を解明した詩人(のような探検家)・教師・政治家(のような学者)

2010-01-03 | 読書-自然科学
『氷河期の「発見」―地球の歴史を解明した詩人・教師・政治家』
原書名:THE ICE FINDERS
(Bolles,Edmund Blair)ボウルズ,エドマンド・ブレア【著】
中村 正明【訳】
扶桑社 (2006/04/20 出版)

The Ice Finders : How a Poet, a Professor, and a Politician Discovered the Ice Age
凝り過ぎの副題も翻訳だった。

wiki/Elisha_Kane
…和文がないくらいの日本での知名度か。
切手にご登場

悲惨な探検行。大正時代に(日本でいえば、ね)南極で氷に閉じ込められたが不屈の精神と卓越したリーダーシップで…という人(シャクルトンのこと)の探検譚は人口に膾炙しているが、江戸末期、グリーンランドに繰り出したケーンのほうは、あまり知られていないな。
記録を読んでも悲惨だし。

wiki/ルイ・アガシ
和文は簡単過ぎ。

wiki/チャールズ・ライエル
同上。

アガシとライエルは、われらのグールド先生の科学エッセイでしばしば見かけた名前。
だいたい、グールドはハーヴァード大で(ルイ・アガシの息子の)アレグザンダー・アガシ記念講座の教授(Alexander Agassiz Professor of Zoology)だったしな。

著者公式サイト: http://ebbolles.com/

wiki/Edmund_Blair_Bolles
和文なし。

分り易く紹介されているサイト:
発明,発見物語はどれもこれも面白いが,これも非常によかった。いろいろなことを教えてくれるし,何より,読んで元気が湧いてくる。多くの人に読んでいただきたい本である。(夏井医師?)
これはすごい本である。地球科学を学ぶ学生諸君や研究者必読の書である。私は強く薦めたい(「楽学天真」教授)

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