第一次世界大戦中 イギリス国王の要請により日本海軍 第二特務艦隊が派遣された。その艦名が知りたい。 | レファレンス協同データベース
板谷氏の第一次大戦本（日本人のための第一次世界大戦史―世界はなぜ戦争に突入したのか 板谷 敏彦【著】 - 真似屋南面堂はね～述而不作）で言及されていた第二特務艦隊中主計（主計中尉）だった片岡覚太郎の手記の復刻版がこれ。
日本海軍地中海遠征記 :片岡 覚太郎,Ｃ・Ｗ・ニコル,阿川 弘之｜河出書房新社
Ｃ・Ｗ・ニコル 編、阿川 弘之 序
ということで、海軍大好き阿川翁（2015年没、海軍予備学生として軍令部で中国軍の暗号解読に従事）の序文が板谷氏に情緒的（だっけ？）と紹介されていたが、まああんなもんではないのかな。
ちなみに、阿川学生は1年先輩にあたる服部正也氏に厳しく指導されたという。
『海軍こぼれ話』｜感想・レビュー - 読書メーター
閑話休題
艦隊の一員として地中海に行った人のお孫さんからＣ・Ｗ・ニコル氏（2020年没）に、こういう手記があるので世に広めるべき（だっけ？）という手紙が届き、コピーを一読した海洋作家（と言ってもいいよね）が、手配して出版に至ったとかいう。
〈序の序〉80年の歳月を経て by阿川弘之
«解説 » 誇らしい物語 by Ｃ．Ｗ．ニコル
片岡 覚太郎（1959年没）は、海軍経理学校第1期生（海経 1期、卒業席次1/18）で、要職を歴任して主計中将に昇った（機関科は機関中将、主計科は主計中将が最上位）人物。
海経卒主計科士官
海経人脈のトップに位置付けられるわけね。
昭和18年の予備役編入に際して従四位（じゅしい）に叙せられている。
海軍主計中将片岡覚太郎外五名叙位の件
従四位に叙せられた際、お祝いに誰かから果物などが届いたということはあったのだろうか～これがほんとのジュシイフルーツｗ
水交誌過去記事 > 片岡覚太郎君を想う～見出しで想われているものの、本文非表示が残念な。
【読者投稿】日本海軍、地中海を往く 第15回 海軍主計中尉の小旅行記 : 軍事系まとめブログ
ご本人の著書掲載のピラミッド観光時の写真がある。本文中にも、その際写真撮影を手配したくだりの記載があるわ。
伊原吉之助氏による紹介
特務艦隊をネタに小説を書いたニコルさんは、現地取材の折に土地の有力者と面談し、愉快なやり取りがあったという。
＜引用＞
ぼくのマルタ滞在がいくらか関心を集め、ドクター・ダニエル・ミカレフのお宅に招かれた。1964年に、この小さな島国がイギリスから独立を宣したとき、初代副大統領となった人物だ。ドクター・ミカレフは実に魅力的な紳士で、現在は政界を引退し、一般開業医として診療所で人々の治療にあたっておられる。
「 ここにはそんなに多くの日本の船がいたのか。なるほど、それだ！ 」
「 だってね、マルタの歴史を通じて、この島に住んでいた東洋人などほとんどいなかったんだよ。それなのになぜ、マルタの赤ちゃんにこうも多くの蒙古斑があるのかと、長いこと不思議に思っていたんだ。あなたのおかげで謎が解けましたよ 」＜引用終＞
ここから、初代副大統領だった人物が、第一次大戦中の日本艦隊のことを知らなかったことがわかる。それほど大きな出来事としては認識されていないのだろうか～第二次大戦時の英独軍の攻防（独空軍の港湾爆撃にさらされ、島に駐留していた英空軍が反撃など）の記憶にかき消されたのかな。
マルタ島になぜ日本海軍の戦没者墓地？ - 浅井文和｜論座 - 朝日新聞社の言論サイト
この文章への投稿には、現地で元兵士だという老人から昔日の日本艦隊への感謝を告げられたという経験が語られている。
安倍総理大臣によるマルタの旧日本海軍戦没者墓地における慰霊
１０月２１日、海上幕僚長は、マルタの旧日本海軍戦没者墓地を訪問し、慰霊碑に献花を捧げました
き、厳しいご指摘ががが
写真多数
江戸屋敷01「駆逐艦榊の被雷」
副題違いで1979年刊のこういう本もあるそうな
日本海軍地中海遠征記 第一次世界大戦の隠れた戦史
英「人手足りなくて！船をこっちで出すんで、日本海軍で運用してください」となった2隻が「橄欖」（HMS Nemesis）と「栴檀」（HMS Minstrel）。
『第一次大戦・地中海で帝国海軍艦隊に所属した英国駆逐艦「橄欖」「栴檀」』
板谷氏の第一次大戦本（日本人のための第一次世界大戦史―世界はなぜ戦争に突入したのか 板谷 敏彦【著】 - 真似屋南面堂はね～述而不作）で言及されていた第二特務艦隊中主計（主計中尉）だった片岡覚太郎の手記の復刻版がこれ。
日本海軍地中海遠征記 :片岡 覚太郎,Ｃ・Ｗ・ニコル,阿川 弘之｜河出書房新社
Ｃ・Ｗ・ニコル 編、阿川 弘之 序
ということで、海軍大好き阿川翁（2015年没、海軍予備学生として軍令部で中国軍の暗号解読に従事）の序文が板谷氏に情緒的（だっけ？）と紹介されていたが、まああんなもんではないのかな。
ちなみに、阿川学生は1年先輩にあたる服部正也氏に厳しく指導されたという。
『海軍こぼれ話』｜感想・レビュー - 読書メーター
閑話休題
艦隊の一員として地中海に行った人のお孫さんからＣ・Ｗ・ニコル氏（2020年没）に、こういう手記があるので世に広めるべき（だっけ？）という手紙が届き、コピーを一読した海洋作家（と言ってもいいよね）が、手配して出版に至ったとかいう。
〈序の序〉80年の歳月を経て by阿川弘之
«解説 » 誇らしい物語 by Ｃ．Ｗ．ニコル
片岡 覚太郎（1959年没）は、海軍経理学校第1期生（海経 1期、卒業席次1/18）で、要職を歴任して主計中将に昇った（機関科は機関中将、主計科は主計中将が最上位）人物。
海経卒主計科士官
海経人脈のトップに位置付けられるわけね。
昭和18年の予備役編入に際して従四位（じゅしい）に叙せられている。
海軍主計中将片岡覚太郎外五名叙位の件
従四位に叙せられた際、お祝いに誰かから果物などが届いたということはあったのだろうか～これがほんとのジュシイフルーツｗ
水交誌過去記事 > 片岡覚太郎君を想う～見出しで想われているものの、本文非表示が残念な。
【読者投稿】日本海軍、地中海を往く 第15回 海軍主計中尉の小旅行記 : 軍事系まとめブログ
ご本人の著書掲載のピラミッド観光時の写真がある。本文中にも、その際写真撮影を手配したくだりの記載があるわ。
伊原吉之助氏による紹介
特務艦隊をネタに小説を書いたニコルさんは、現地取材の折に土地の有力者と面談し、愉快なやり取りがあったという。
＜引用＞
ぼくのマルタ滞在がいくらか関心を集め、ドクター・ダニエル・ミカレフのお宅に招かれた。1964年に、この小さな島国がイギリスから独立を宣したとき、初代副大統領となった人物だ。ドクター・ミカレフは実に魅力的な紳士で、現在は政界を引退し、一般開業医として診療所で人々の治療にあたっておられる。
「 ここにはそんなに多くの日本の船がいたのか。なるほど、それだ！ 」
「 だってね、マルタの歴史を通じて、この島に住んでいた東洋人などほとんどいなかったんだよ。それなのになぜ、マルタの赤ちゃんにこうも多くの蒙古斑があるのかと、長いこと不思議に思っていたんだ。あなたのおかげで謎が解けましたよ 」＜引用終＞
ここから、初代副大統領だった人物が、第一次大戦中の日本艦隊のことを知らなかったことがわかる。それほど大きな出来事としては認識されていないのだろうか～第二次大戦時の英独軍の攻防（独空軍の港湾爆撃にさらされ、島に駐留していた英空軍が反撃など）の記憶にかき消されたのかな。
マルタ島になぜ日本海軍の戦没者墓地？ - 浅井文和｜論座 - 朝日新聞社の言論サイト
この文章への投稿には、現地で元兵士だという老人から昔日の日本艦隊への感謝を告げられたという経験が語られている。
安倍総理大臣によるマルタの旧日本海軍戦没者墓地における慰霊
１０月２１日、海上幕僚長は、マルタの旧日本海軍戦没者墓地を訪問し、慰霊碑に献花を捧げました
き、厳しいご指摘ががが
写真多数
江戸屋敷01「駆逐艦榊の被雷」
副題違いで1979年刊のこういう本もあるそうな
日本海軍地中海遠征記 第一次世界大戦の隠れた戦史
英「人手足りなくて！船をこっちで出すんで、日本海軍で運用してください」となった2隻が「橄欖」（HMS Nemesis）と「栴檀」（HMS Minstrel）。
『第一次大戦・地中海で帝国海軍艦隊に所属した英国駆逐艦「橄欖」「栴檀」』
