真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

気になっていた歴史ドラマの映画をみたらヘンリー八世のイメージが激変

2008-12-27 | 世間
ヘンリー八世というと、どうしてもホルバインの膨張系の肖像画が思い浮かんでしまうのだが、先日から気になっていた歴史ドラマの映画を見てきて、イメージが上書きされた。
それと、「ヘンリー八世」や「アン・ブーリン」と聞くと禿頭が思い浮かぶという個人的事情がある。高校の世界史の先生が授業で色々な物語を迫力たっぷりに語ってくださったのよね。ヘンリー八世(妃6人とっかえひっかえ、英国国教会の成立…)とアン・ブーリンのお話もその一つ。その先生が禿頭だったから!ということなのだが(笑)。

刷り込まれて久しい、この肖像画の印象からメリっと離れた。画期的かもしれない⇒リンク切れだったので差し替え
【ハンス・ホルバイン~Hans Holbein/1497-1543】

(赤毛でない)ヘンリー八世を演じたEric Bana

邦題もよい。最近の傾向として原題棒読み方式が多くて怪しからんと常々言ってきたのだが、まさかこの作品を「ジアザーブーリンガール」には出来まい(笑)。順当な邦題。

関係者の肖像画大集合!…これもリンク切れ
代替として:ヘンリー8世の妻達…第3夫人ジェーン
ここから第1~第6にリンクあり

kazoishi.com/放送大学の大石和欣准教授(英文学)による映画評/boleyn
‘エリック・バナの若々しいヘンリー八世の演技もいい。ホルバインの肖像画から出てきたようなヘンリー八世ばかりに飽き飽きしている私には、実に新鮮で、説得力があるように思われる。’
同感同感。

原作の小説を読んだヒトのご感想(あらすじ紹介) …映画公式サイトへのリンクもあり(絢爛豪華)
「宮尾登美子を読むような感じでしょうか」だそうで。なるほどなるほど。宮尾女史、読んだことはないのだが、なんとなく納得?

原作者が史実(といったって、書き残された‘史実’は、‘そういうことでしたという事になっている’に過ぎないのだが)を踏まえてどの程度話を作ったものなのか、それを元に映画の脚本家がどの程度創作したのか、それを元に監督がどの程度…という段階がある筈だが、原作は図書館で長蛇の列だし、その時代を扱った本を読んでみたけど、はあ…。

原作者フィリッパ・グレゴリー女史の公式サイト:http://www.philippagregory.com/

皆さん気になるのは同じ?
The Other Boleyn Girlの「事実と創作について」/fact-and-fiction
Fact and Fiction
‘I am often asked about the relationship between my historical research and the fiction of my novels,・・・more and more people are curious as to where fact ends and fiction and film making begins.’
そうでしょう、そうでしょう。ワシも聞きたい。
前提となる知識が足りないもんで、議論についてゆくのがなかなか...

公開時期(日本公開は1970年?)から考えると、われらの恩師はこの映画を見てネタを仕入れられたのではないか?と今になって推測。
wiki/1969年の映画「1000日のアン」

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