真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『ジョン・モリスの戦中ニッポン滞在記』 けっこう影響力のある人物でした!

2009-11-16 | 読書-エッセイ/小説etc
『ジョン・モリスの戦中ニッポン滞在記』
原書名:TRAVELLER FROM TOKYO(Morris,John)
モリス,ジョン【著】〈Morris,John〉 鈴木 理恵子【訳】
小学館 (1997/07/10 出版)

『敵国人抑留―戦時下の外国民間人』(11/13)の記載で知り、借り出す。
ひょんなきっかけで訳出されることになった由。

‘小田部雄次氏による解説と詳細な脚注を加えるとともに、多数の図版や資料を掲載し、若い世代の読者にも親しみやすく、わかりやすい本にしました。’
…ほんとほんと、わかりやすく仕上がっています。
『ルイズが正子であった頃』(11/03)の版元に煎じて飲ませるために爪の垢をお送りするように。

上から3つ目:
「モリス、1895年、英国生まれ。インド、中央アジア、ネパール、ブータンなどを遍歴、エベレスト登山隊にも参加している。日本の外務省の招聘により1938年来日。東京文理科大学、慶応大学、東京帝国大学で英語と英文学を教える。太平洋戦争勃発後も拘禁されず東京に留まる。1942年、交換船で帰国している。」

これが原著かな:
Traveller from Tokyo 1943, The Cresset press (London)

復刊されました、と?
Publisher: Taylor and Francis (May 24, 2005)


戦前の英国エベレスト登山隊(登頂はできずですね、当然)に物資運搬担当兼通訳者として参加したことから、日本の登山界が放っておかない。
グルカ兵を率いていた元軍人は、シェルパを使うのに最適だわな。

html第15話 ジョン・モリスの日本山岳会入会紹介者 - yokoyama
‘そのジョン・モリスという英国人、新入会員としてばかりでなく、ほかにも何回か『会報』に名を出している。’

John Morris at Keio University 1938–1942/慶應義塾大学でのジョン・モリス : 1938-1942
pdfで31ページ。興味深い。
本書『ジョン・モリスの戦中ニッポン滞在記』に記載されていない興味深い事項がありそう(チラ見しかしていないけど)。

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