第1章 奇書(諸葛孔明(三国志演義)/水滸伝)
諸葛孔明―(三国志演義)(一八一~二三四年)千八百年ぶりに「諸葛丞相」誕生か
水滸伝―若者も読むべき「役に立つ」古典
第2章 戦争(孫子/元寇/アヘン戦争)
孫子―(前五〇〇年頃)二十一世紀にも通用する兵法書
元寇―(一二七四年・一二八一年)「他人事」として忘れられた軍事行動
アヘン戦争―(一八四〇=一八四二年)「大きな赤ん坊」を生んだ近代中国のトラウマ
第3章 王朝(唐/明)
唐―(六一八~九〇七年)最高の名君の帝国に隠された「不都合な真実」
明―(一三六八~一六四四年)現代中国とも相通じる「地味」な王朝
第4章 学問(孔子/科挙/漢詩と李白)
孔子―(前五五二?~前四七九年)儒教という国家統治イデオロギーの復活
科挙―熾烈な競争と試験地獄の伝統
漢詩と李白―実はバリバリ現役の「役に立つ学問」
第5章 帝王(始皇帝/毛沢東)
始皇帝―(前二五九~前二一〇年)二千二百年越しに目指す「大一統」
毛沢東―(一八九三~一九七六年)Z世代すら惹きつける魔人
安田峰俊『中国ぎらいのための中国史』(PHP研究所)【今月の一冊】:時事ドットコム
【書評】『中国ぎらいのための中国史』敵ではないが、日本の「深刻な実存的課題」であるのはたしか
fujipon先生も!
【読書感想】中国ぎらいのための中国史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
中国史を題材にした漫画もアニメも、物語にも興味がわかなかったので、三国志の云々という話にもついて行けない南面堂は、中国史方面の教養に甚だ欠けるところがある。
文化的に重大な欠陥であるかもしれない。もうしょうがないし、あれだけど。
(中国歴代王朝名の丸暗記を我々生徒に強いてくださった高校の世界史の先生には多大の感謝を捧げるものであるが)
んで、せめて安田さんにわかりやすく説いてもらった本書のような機会は逃さないように、というわけだわさ…