いのちの科学を語る……4『チンパンジーの社会』西田利貞著2008年
‘野生チンパンジーの魅力を語り、ヒトとの共通祖先が持っていた行動を再構成し、現代の文明批判を展開する。’
~後半説教臭くなる気がした(失礼!)のだが、「文明批判を展開する」というインタビュアーの誘導?(打合せの上でしょう)もあるだろうし、シリーズの趣旨からも、そういうことです、と...
永田町のあれこれとチンパンジーの社会のあれこれの類似性に言及したくだりが面白かったもので、ついでに、西田博士訳による古典的名著(なのだろな、たぶん)を読む。
『チンパンジーの政治学 猿の権力と性』フランス・ド・ヴァール著 西田利貞訳2006年
1984年に「政治をするサル」の邦題で訳出されてから、何度か邦訳が出ている。
これは1987年版邦訳
ジェーン・グドール博士には何度か言及されているが、訳者の西田博士をはじめとする日本のサル学者(霊長類研究者)の名前も何人が登場。
杉山幸丸博士は、個体識別の名人として驚異と尊敬をもって描かれているね。
いずれにしても、「あいさつ」は重要だ、と。
「政治の起源は、人間性の起源より古い」のだそうで、サルの社会でもむか~しから大切だった「あいさつ」は、人間でも大切なのは当たり前だと納得。
西田利貞氏が国際霊長類学会の「生涯功績賞」とリーキー財団の「リーキー賞」を受賞
マハレ野生動物保護協会サイト
‘野生チンパンジーの魅力を語り、ヒトとの共通祖先が持っていた行動を再構成し、現代の文明批判を展開する。’
~後半説教臭くなる気がした(失礼!)のだが、「文明批判を展開する」というインタビュアーの誘導?(打合せの上でしょう)もあるだろうし、シリーズの趣旨からも、そういうことです、と...
永田町のあれこれとチンパンジーの社会のあれこれの類似性に言及したくだりが面白かったもので、ついでに、西田博士訳による古典的名著(なのだろな、たぶん)を読む。
『チンパンジーの政治学 猿の権力と性』フランス・ド・ヴァール著 西田利貞訳2006年
1984年に「政治をするサル」の邦題で訳出されてから、何度か邦訳が出ている。
これは1987年版邦訳
ジェーン・グドール博士には何度か言及されているが、訳者の西田博士をはじめとする日本のサル学者(霊長類研究者)の名前も何人が登場。
杉山幸丸博士は、個体識別の名人として驚異と尊敬をもって描かれているね。
いずれにしても、「あいさつ」は重要だ、と。
「政治の起源は、人間性の起源より古い」のだそうで、サルの社会でもむか~しから大切だった「あいさつ」は、人間でも大切なのは当たり前だと納得。
西田利貞氏が国際霊長類学会の「生涯功績賞」とリーキー財団の「リーキー賞」を受賞
マハレ野生動物保護協会サイト