福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆暗いトンネル☆

2010-02-18 23:51:17 | サロンワーク
心や体が疲れ果てると元気だけが取柄の私のシンボルマーク笑顔が消えた。

初めて旦那さんに

『美容師辞めたい』と言いました。

辞めたいはずないやろうと感じた旦那さんの優しさは私を突き放す心から再び強く立ち上がる私を見守っていたのだと今は素直に思います。

当時の私には『何故優しい言葉がないんだろう』と 心の気持ちが離れていきました。もう頼れないし甘えられない。夫婦とはなんだろうと感じました。支え合え高め合うのが普通の夫婦だと思っていた私には疑問ばかりでした。


リニューアルオープンしてさらに多忙になりました。一番辛かったのは子供のお迎えに遅れてしまい保育園の先生達に迷惑をかける事と子供達がお腹を空かす事が可哀想だった。車内には何時もお菓子を常備していた記憶があります。
夕方上がる時間帯になるとドキドキしました。スタイリストに引き継ごうと辺りを見渡すと皆バタバタ…
そんな状況で深夜も眠れなくなりました。

笑顔の乏しい美容師にカットしてもらうお客様の気持ちを考えると『もう限界だな』って…

用事で事務所に伺った時に私は社長に何げにこんな質問をしてしまいました。





☆初めての挫折感☆

2010-02-18 22:22:03 | サロンワーク
32歳の私は長男を出産し、2ヶ月でサロンワークに戻りました

二人の育児とハードなサロンワークで疲れ果てていました。長男に深夜数回のミルクをオムツを替えて、通勤時間もかかるので極度の睡眠不足の日々…


美容師を遣り続けたい、二人以上子供が欲しいと望んだのも私だったから弱音を吐けなかった。
旦那さんとの時間もすれ違いで年間数回だけ丸1日家族そろう事がなかった。
だからこそコミュニケーションは大切にしたかった。日曜休日の旦那さんは二人の面倒を見てくれていて、とても感謝しました。


長男は当時体が弱く入院を数回、扁桃腺も大きくて、風邪をよく引きました。
その頃から旦那さんも私もストレスが溜まっていたと思います。
時より厳しい言葉を受けると素直な自分を出せなくなっていきました。
仕事だけ頑張って家事をこなさない事は家族に対して失礼な事だと自分に厳しく頑張り続けました。

旦那さんはそんな風に思っていなかったと思いますが自分の首を締め付けていたのは自分だったのだと癌を患った時に痛感しました。自分を追い込むばかりで、自分を大切にしなかった。人を愛し大切にできても 自分を愛せる心のゆとりがなかった。
美容師としてもママとしても妻としても一番葛藤した長いトンネルに入りました。
この頃サロンは拡大移転リニューアルオープン間近だった。こんな気持ちのままで組織についていけるのかとても不安だった。


☆引き締まる緊張感☆

2010-02-18 21:39:02 | サロンワーク
移動した売り上げ1番のサロンには過去経験した事のない緊迫感や緊迫感が常にあった。この空気が他店スタッフ達が『コワイ』と言う事に気づきました。


一人サロンワークで一目置かれていた若手スタイリスト女子と私は不思議な位、意気投合しました
美容師としてヘァデザイナーとして気持ちも創るスタイルも可愛くてお客さんの似合わせが絶妙に上手かった。ヘァモード社の写真投稿で月間賞を何度も獲得し業界でも彼女の存在は有名になっていきました。

『可愛いスタイルやわ』と喜ぶ私を見て彼女は…
『そんな風に言われた事がなかったから…ものすごく嬉しいです』

一年間でしたが、彼女は夢を叶えに東京へ旅立ちました…

『必ずヘァメイクアーティストになります。雑誌観てくださいね』

移動当初は緊迫感、緊張感との葛藤が私にもありました。私は自分らしさを大切にしたかったので変わらない接客をし続けました。私とお客様の空間だけ少しういてしまっているって状況でしたが、この空気がもう少し和めばもっとお客様を獲得できると信じていました。徐々に他のスタイリストもサロンワークでの姿とプライベートでの姿と変わらない姿で輝き始めました。
張り詰めた空間でのアシスタント達は個性が出せていなかった。
スタイリストを楯ながら、スタイリストとお客様との大切な橋渡しの役割を個性を生かしてスタイリストと共にお客様へ安心感をそして信頼度を高めてもらいたいと願った私だった



☆移動志願☆

2010-02-18 19:02:00 | サロンワーク
悩んでいても時間が経つばかり…私の決断はいつも早い…
『早あがりであってもやるだけやってみたい。たくさんのお客様とスタッフと触れ合いたいし今よりも美容師として一人の人間としても成長したい』


移動志願…高級サロンでの四年間で学べた事を発揮したい。


可愛がってくれたママ美容師先輩との別れはやはり寂しかったけど出会えた事に感謝したいし何より成長し続ける美容師私とママ私を魅せたい。


たくさんのきっかけや私の足らない事を心から優しく導いて下さった恩返しとは、今後共に歩むスタッフ指導に繋いでいき拡げていきたかった。
人間味あるあたたかさを教えてくれた大好きなママ美容師先輩

先輩はそんな私を移動してからも見守って下さいました。乳癌手術当日も出勤前に顔を見に来て下さいました。何時もニコッ


過去たくさんのスタッフを育成してこられた実話を聞く事がとても楽しみだった。


移動を拒むスタッフがやはり多いですが、意外に素晴らしい事がたくさんあります。見えない未来を悪く想像する思い込みは、きっと自身の成長を妨げるかもしれませんね。


何事にも楽しくチャレンジかな

チャンスと捉えられたら素晴らしいですね