福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆私が観たかった事・その2☆

2010-02-23 22:13:47 | サロンワーク
アドバンスコースでのメインであった、モデルカットでの目的は、似合わせやモデルさんの髪質・毛量・骨格等々とにかく難しいモデル素材を先生は求めていました。
私の選んだモデルさんには当日迄の3ヶ月以上髪の毛を伸ばしてもらいました。

自身が仕上げたスタイルを早く仕上げてチェックしてもらいたい深い理由がありました。 だから数分間で仕上げて、一番に手を上げチェックをお願いしました。

フェースラインに少し質感調節を加われた先生の手解きをそばで観て同じように鏡で確認して又手元を観て確認しました。
『先生の質感調節と似合わせバランス感覚を間近で観れるなんて凄いやんか!』と興奮状態でしたね

先生は次のモデルさんのチェックに入りました。私も一緒に同行しました

私が観たかった事は会場にいる20人の難題モデルさんの先生のチェックをそばで観て感じる事が一番の望みで自身が先生と同じようにチェックして同じ箇所にシザーをどのように入れていくのか?方向性や角度…床に落ちていく髪の毛の束感が細いのか?荒めなのか?を自身のニュアンスシュミレーションとどれくらい近いのかを観たかったし感じたかった。 先生のモデルチェックは片面のみで、後の半面は自力でチェックし最終的なスタイルを創っていきました。
『今の自身の力を知る』スタイリストには厳しい採点基準でした。そこには沢山の素晴らしい付加価値がありました。
一番にチェックが済めば、ずっと一緒にそばに付いて観て感じれた。
その事を理解力があったスタイリストは私と次に来た若手店長スタイリストさんでした。他のメンバーはまだモデルさんをカットしたりモデルさんとお話をされていました。
先生は会場にいるメンバーに『観る事は大切やで』と言われました。

食い付くように観ていた私と若手店長さんが求めていた事はきっと同じだったと思います。