たいしたことは言えませんが

気が向いた時だけ何かを書くという感じでやってます

外付けSSDでiMac(2017、21.5インチ)が別物になったお話

2023-02-07 13:19:21 | 体験談
2019年に購入したiMac2017、21.5インチ、
intel corei5、1TBHDD、8GBメモリ、
遅くて遅くて使い物にならん!買い替えしかないか?
と思っていましたが、外付けSSDで起動するよう変えただけで
劇的に改善!ホントに別物に生まれ変わりました。

それまでは起動に約3分かかっていまして、
まあボケーっと待っているのもナニなので、他のことをしていたら
いつの間にか起動しているという感じでしたが、
これがですねー、約1分半になったんですよ。

  

「え、1分半になっただけ?なんと要求水準の低い人や」
と、ほとんどの方が思われたと思います。

起動時間についてはこちらもあまり期待していなかったので
どうでも良かったのです。

問題は日常の使い勝手における待ち時間でした。
どれほどの惨状だったかは、2個前の記事に書きましたので
ご興味のある方はご参照ください。
まあ「惨状」「悲惨」という言葉がふさわしい状態でした。

それを1個前の記事に書きました方法で、外付けのSSDで起動しただけで、
Finderのオープン時間 → 1秒以下、
ファイルメニューのプルダウン → 一瞬、
漢字変換 → 1秒以下
アプリケーション(Photoshop等の重いの)の起動 → 約6秒
 (それまでは2分以上かかってたのです)
Garagebandで度々表示されていた「メモリオーバーフロー」という
メッセージも表示されなくなった

CPUもそのまま、メモリも増設していない状態でのでこの改善、
つまり、問題はHDDだったというわけです。
そういわれてよく見てみれば最近のMacのストレージは、SSDばかり。
もう一度声を大にして申しますが、
新しいMacOSとHDDは相性が悪い!
でも、外付けSSDで起動することで劇的に改善できた、

ということがよくわかって、さらに現本体をまだしばらく使えること
になった、というとても喜ばしいお話をご紹介しました。

尚、2個前の記事でも記載しましたように、同じ問題にお悩みのすべての
方が今回ご紹介しました方法で状況を改善できるかどうか、は
保証の限りではございませんが、多少でもご参考になれば幸いです。

ご精読ありがとうございました。




外付けSSDでiMacを起動した話

2023-02-07 11:47:28 | 体験談
前の記事で書きましたように、筆者の使っているiMacは、
CPUはintel core i5、メモリーは8GB(最近はやりのユニファイドではない)、
ハードディスクは1TBという、
ちょっと前なら普通のスペックなのですが、ある理由により
はっきり言って使い物にならない使用速度になってしまっていました。

Mac本体の買い替えを検討しましたが、家電量販店の方から
HDDが問題のような気がしますねぇ
という神の啓示のような言葉をいただき、ちょっとやってみよう、
これがダメなら買い替えだと思って検討した内容をご紹介します。

もし、お使いのiMacが遅いなぁとお悩みの方にご参考になれば幸いです。

【1】iMacをSSDで起動できるのか
  これについては、色々と記事がすでに公開されていまして、
  「できる」らしい、と。
  iMacをお使いの方はよくご存じかと思いますが、iMacの拡張性って
  ゼロに近い、そもそもスペックを拡張しようと思う人は初めから
  iMacなんて選ばんよなぁ、でも使っていると色々不満が出てきて
  ぎゃー、こんなことならもう少し拡張性の高い
  Macにしとけばよかった~!と後悔するもの。
  かく申しますワタシもその一人でした。
  諦めておとなしく使っていれば良いのかもしれませんが、
  何か方法はないのか、と色々記事を漁りましたところ、
  Macでもwindowsでも共通しているのは、
  「まずはHDDをSSDに交換してみましょう」
  というものです。でもそこで紹介されているのは、
  「内蔵ドライブを交換してみましょう」というもの。
  つい数行前に書きましたように、iMacの場合は内蔵ドライブを
  交換するなんてのは夢の中のような話で、
  ほとんど諦めかけていたときに、「外付けでもできるかもよ」
  という記事を見つけたときは感激で泣きそうになりました。

【2】で、さっそく購入してみました
  SSDにも色々なタイプのものがあります。
  スペックと容量によって値段もピンキリ。
  筆者は、「ホントに使えるのかどうかわからない」状況
  でしたので、あまり高価なものを購入する冒険ができず、
  下記を選択しました。

   

  価格的にもスペック的にも松竹梅で言うなら「竹」かな。
  でもこれで十分でした。(「梅」にしなくてよかったと思います)

  ホントに色々種類があるんですけど、チェックポイントとしては
  以下の3つになると思います。

  (1)データの読み書き速度
     写真内、青地で「600」「500」と書いてある部分のお話です。
     「梅」になるとこれが「400」、「松」だと「1000」に
     なったりします。
     数字が大きいほど速いわけですが、予算との兼ね合いになると
     思います。

  (2)USB3.0以上に対応しているか
     USBの規格も色々あるわけですが、3.0以上でないと
     ブートドライブとしてはツライということで、それに対応
     したものにしました。

  (3)USBのGen2に対応しているか
     これも結構重要で、対応している方が速いらしい、です。

   容量ですが、256GBから512GB、1TBからそれ以上、と
   これも色々グレードがありますけど、同様に価格に影響します。
   起動ドライブにするだけなら256GBで十分だと思います。
   (筆者は、アプリとかも全部載せ替えたかったので1TBにしました)

【3】インターフェース(本体との接続方法)
   これも色々なタイプがありますが、大半はいわゆる外付けのドライブ
   としてUSBケーブルで接続するものです。
   USBの規格が3.0以上で、Gen2対応であれば多分どれを選んでも
   それほどの違いはないのかもしれませんが、筆者は古い人間なので
   物理ケーブルにはノイズが乗るのではないか?という部分が心配で
   今回のもの(本体に直付け)を採用しました。
   下図は、実際に本体に接続した状態のものです。
   (ゴチャゴチャ汚い絵ですみません。ノイズを気にするなら
    ケーブルをまずは綺麗にすべきなのかもしれませんが)
    

   「え?USBメモリ?」
   と思われた方、少なくないと思います。
   今回筆者が購入したのは、ほんとにUSBメモリくらいの大きさで

    
    (Macのマウスと比較するとこんな感じ)

   これで1TBを詰め込むのか?という不安感もありましたが、
   そこはそれ、外付けの良いところでもありますので、もし何か
   問題があればブートドライブを作り直せば良いわけで、
   あまり気にしないことにしました。

【4】iMacのブートドライブとして使う
   なにげにちょっとしたコツがありましたので、
   自分の備忘録としても以下記載いたします。

  (1)まずはフォーマットする
    Mac対応にするために、フォーマットしますが、
    APFSというファイルフォーマットにする必要があります。
    (APFSでないとOSをインストールできないんだそうで)
    ところが、普通にフォーマットすると、
    「ジャーナリング」というフォーマットしか表示されず、
    APFSが表示されないのです。
    色々記事を探しましたところ、こちらのサイトが一番親切で
    わかりやすかったのでご紹介します。
    ( Tenorshar さん、ありがとうございました)

  (2)MacOSをインストールする
    APFSにフォーマットできましたら、
    いよいよMacOSをインストールします。
    これも、その時その時期のMacOSのバージョンによって色々と
    異なるようですので、一番適した方法で行ってください。
    この記事は、2023年2月初旬の方法です。
    
    ここでのポイントはふたつ、
    1)途中まではOSのアップグレードと同じ手順で進むので、
      勢いでそのまま現ドライブに上書きインストールをしてしまい
      そうなので、常に慎重に進めることが大切です。
      
    2)「インストールします」という時点で、「続ける」ではなく
      「全てのドライブを表示する」を絶対に忘れずに選ぶこと
      です。

    この手順については、こちらのサイトが具体的で適格で一番
    わかりやすかったのでご紹介します。
    (ZKZK.8801.tokyoさん、ありがとうございました)
    ただし、こちらのサイトでは「APFSフォーマット」についての
    記載がないので、先ほどご紹介した「サウンドテック」さんの
    サイトをご参照の上、先にフォーマットしてからご覧ください。
    また、記事のOSがCatalinaですけど、同じような手順で進める
    ことができます。

   インストールが完了したあとは、
   現ドライブからの転送が始まります。
   筆者の現ドライブは300GB近くありましたし、何せHDDからの転送
   なので、4時間くらいかかりました。

   さて、どういうことになったか、は次の記事でご紹介します。


iMacが遅すぎる!と思う方はとりあえず読んでください

2023-02-05 16:23:52 | 体験談
ワタクシ、自他ともに認めるAppleフリークでして
(「フリーク」って言葉、いまあまり使われないですかね。
良い言葉で言えば「大ファン」、悪い言葉で言えば
「〇チガイ」くらいの意味です)
iPhoneは3Gから、OSは6.07、本体はLC475からのユーザーです。
(ってこのあたりも古い話ですみません。なんの自慢にもなりゃしませんが(;'∀'))

まあ余談はともかく、そういうわけでなんやかんや
Macintoshを使い続けているわけですが、
2019年に購入した「21.5インチ 2017」のiMac、
それまでのMacは大抵満足して使っていたんですけど、
このiMacが遅いの遅くないの・・・(;'∀')
最初からおっそいなーと思っていたんですけど、
なんだかどんどん遅くなってしまうような気がして、
ちなみにどのくらい遅いかというと、
起動時間はなんと約3分!!


まあ、起動は放っておけば良いんですけど、
使用場面がこりゃまたなんともはやでして。

ファイルを開けるために、「ファイルメニュー」をクリックしてから
メニューのプルダウンが開くまでに20秒から30秒
やっとのことで開いた文書、漢字変換をしようと、
半角になっているところを全角にして文字を打つと、
キーの入力に反応するまでに10秒から15秒くらいかかり、
やっとキーの入力を受け付けたかと思うと、
(例えば「半角から」とか打つとしますと)
「hanあくから」とか表示されるわけで・・・
どうですか、皆様・・・
毎回毎日これですよ。たまらんでしょ。

確かにMacのスペックには問題があると思います。
intel Core i5、メモリは8GB・・・
昔からMacは「メモリー食い」と言われていて、
メモリーは多ければ多いほどMacは喜ぶ、という中で
このスペック、とりわけ「8GB」というメモリーは
自殺行為に近いのは確か。

これはもう本体の買い替え時期かな、と予算の算段を始めたところへ
家電量販店(良い話だから店名書いても良いですよね、Yマダ電気
さんです)のMacの担当者さんからとてつもなく良いことを聞き
まして、
「メモリー容量も問題かもしれませんけど、ストレージHDDですよね、
新しいMacOSとの相性もあると思うんですよね」
と。
とは言われつつもその時は、
iMacだからねー、iMacでも27インチならユーザーサイドでカスタマイズも
できるらしいのですが、21.5インチは絶望的。
ストレージだけ交換するとかメモリーを追加するなんてのは
ものすごハードルが高いことなわけでして
「外付けのSSDでMacを起動する」なんて発想は
全く思いつきもしませんで、
やはりMac本体の買い替えしかないかなと思っていたのです。

具体的なお話は次の記事で書きますね。

結論を先に書いちゃうと、外付けSSDで起動することで
劇的な改善になったんです。
でもすべての方がこの方法で劇的に改善できるのか、は
はっきり申し上げてわかりません。
それを踏まえて次からの記事をご覧いただければウレシです。


「やよいの青色申告オンライン」が超極太素晴らしいという話の続きで

2022-03-09 15:57:06 | 日記
確定申告の作業をされておられる皆様、
進捗は順調でいらっしゃいますか?
筆者も個人事業主として、昨年から申告を開始しまして、
昨年の同じ時期(昨年はコロナの影響で申告期日が4月15日まで
でしたが)に、使用Webアプリのことで書かせていただきました。
(ご興味お持ちの方は、本ブログの記事一覧か、
ご面倒でしたらコチラからお読みください)

今年は期日の延長がないということで、早めに始めまして
先ほど終了いたしました~(/・・)/。
いやー今回もしんどかった(^^;)。

で、筆者は仕事の関係で、
Windows機とMacintoshの両方を使うのですが
前回の反省から、できることならMacintoshで作業を完結したい
なあという思いから、Macintoshだけを使って作業してみました。
ので、この記事は
・Macintoshを使って、
・やよいの青色申告オンラインによって
・国税のe-taxサイトから送信する
方々には多分結構ご参考いただけるかと存じます。

今回二回目となりましたが、いや~、やよいの青色申告オンラインは
超極太素晴らしいです。
他にも無料アプリなども出ていますが、
決算書・仕訳帳の作成から、それをベースにした確定申告書の作成、
さらに完成したそれらのファイルを国税e-taxへ送信まで行ってくれる、
そのプロセスも基本、メニューと解説に従って進めていくだけ、で
自然に完成していくというWebベースのアプリですが、
今年も大変お世話になりました。
まあ若干、借方貸方とか、勘定科目などでちまちまと引っかかった部分も
ありますが、どこがアカンかというのも何となく解説がされていて、
最後にはちゃんとしっかり完了まで行きつくことができます。
これが初年度は無料、2年目から年間の使用料が8000円ですから、
かけた工数などから換算しても「安い」と筆者は思います。

で、今回Macintoshで完結させたお話ということで、
特に大きな「山」もなく完了できましたので、
もしまだ作業されておられる方がおられましたら、
ご参考いただけると嬉しいです。

「山」としては、繰り返しになりますし、
Macintoshに限らないお話ですが
・借方、借方の考え方
・勘定科目
・未払いとか固定資産
などなど、ちょっとしたコツ(まあ知識)は必要ですが、
それぞれわからなければその都度ネットで調べれば大丈夫です。

で、お話したかったのは、最終の、国税e-taxで送信する際のことで。

「やよいの青色申告オンライン」は、左側のメニューに沿って
データをちまちま入れていくか、銀行の取引記録を自動的に取り込むか
などの作業で進めていきます。
その後、そのメニューの最下部にあります「確定申告」を
選びまして
ステップ1、ステップ2、ステップ3なども基本、聞かれたことに
素直に答えて行けば完了できます。

が、
ここで一番大きな「山」が来ました。
「e-taxへ送信する」ボタンをクリックすると、
そこで止まってしまいました。
あれ?あれれ?今まで順調だったのに・・・
なんでやねん。
何度か繰り返しても同じ。

仕方がないので、国税庁のHPを開けてe-taxを選択。
すると何やらとてつもなく面倒かつ煩雑なことを聞かれます。
ええ?えええ?前回はこんな面倒なことやらなかったぞ。

必要なシステム要件を見ると、
「Safariを使ってちょーだい」とのこと。
なーるほど、Chromeを使ってましたぜ。
Safariで送信画面を操作、
アプリをダウンロードしてとかプラグインがない、とか
機能拡張がない、とか言われますが
それぞれちまちま作業すれば大丈夫。
(強いて申しますと、何か設定したらSafariを都度再起動すること。
これをやらないと設定内容が反映されないという小さい落とし穴が)

設定などOK、よーしこれで大丈夫だろう、と。。。
やはりうまく動いていないようで、
業を煮やしまして、Safariをいったん終了。
Chromeでやっていた作業のメニューから再度繰り返し。
(ログインをすれば、ほとんどの作業は完了しているので、
メニューを辿るだけですが)
それで最後のステップ4、「e-taxオンライン」から送信、を選択。



例によってマイナンバーカードの読み取りや、
カード認証のアプリが必要だったりなど、細かい山はありましたが
おお、おおお!行けた行けた。送信完了!

つまり何のことはない、
【1】最初からSafariでやっときゃよかった
【2】最後まで「やよいの青色申告オンライン」のメニューで
   操作しときゃよかった、
この2点がポイントでした。
特に【2】の方は、変に画面を読み違えて、国税のe-taxページに
行っちゃったが最後、専門用語の無間地獄に落ちてしまいますので
十分ご注意を。

わかっている方には極めてしょーもないお話かもしれませんが、
この「山」で、筆者2時間くらいアタフタいたしましたので、
この記事によって、筆者と同じアタフタを味わわないで済む方が
1人でも2人でもおられるようでしたら、
幸いであります。



雪道の歩き方 ~ 生き方にも通じるお話 ~

2022-01-29 12:26:55 | 日記
壮絶な「下々(しもじも)の話」が続いたあとでは
説得力が無いかもしれませんが、久々に少しまともなお話を。

2021年末から2022明け、日本海側や東北、北海道では大変な降雪に
なっています。
そのエリアの方々については、街ぐるみでのインフラを含め
対応がかなり進んでおられますので、
本記事は釈迦に説法以外の何物にもなりません。
本記事は、日ごろ雪にあまり縁のないエリアの方々、
特に、慣れない雪によって思わぬ被害を被ってしまったり、
ケガをしてしまったりされる方々向けに書いてみました。
これから2月にかけてまだまだ寒くなって雪が降ることもあるでしょう。
雪道で転ばないように心がける歩き方について
雪国育ち(筆者は富山県生まれです)の経験からお話してみたいと
思います。

雪道で転ばない歩き方を考えていたら、
おお、これは生き方にも通じるではないか
ということも出てきましたので後半で併せて記載したいと思います。
(見出し画像は、「雪道 転ぶ」で検索したら出てきました画像です。
たまには癒される画像もよろしいかと存じ、本文の内容とは全然関連が
ありませんが掲載させていただきました。
ぱくたそ」という画像サイトの「茜さや」さんという方です)

【1】雪道は始末が悪い

雪が降って嬉しいのは、お犬様か、人間ならせいぜい小学生までで、
大人に近づくにつれ、雪が降ること自体はロマンチックで良いけど
積もられると厄介だなぁ・・・という思いは
多くの方がお持ちになるでしょう。
特に日常、車を運転される方にとっては、降雪は「恐怖」以外の何ものでも
ございません。
かく申します筆者も、首都圏郊外の山間部に住まいしておりますので
雪が5cmも積もると車が使えなくなり大変不便なことになります。
タイヤを交換するのも手間がかかり、かと言って強引にノーマルタイヤで
出かけても、ろくなことにはなりません。
冒頭申し上げました、「当該エリアでは街ぐるみでインフラが」というのは
雪国の方々には常識となっていますが、
道路のセンターラインのあたりから、
チョロチョロと小さな噴水のように水を流しているのです。
それによって雪が解け、とりあえず幹線道路は何とか使えるようになる
という仕掛けで。
もちろんそれも追いつかないくらいのドカ雪が降ってしまえば
どうしようもありませんが、意外に効果的な方法であります。

【2】雪道の歩き方 ~転ばないために~

ニュース映像を見ていると、雪で足を滑らせて文字通り
すってんころりんと転んでいる方々が紹介されています。
顔出し寸前の映像で気の毒に、と思う反面
それらの方々にはある共通した特徴があります。
ツルツルツル~と足を滑らせて尻もちをつく、という転び方です。
希にバターンと前向きに倒れて手をつく方もありますが、
ほとんどの方は前者で共通していると思います。


まあこんな感じで。
それで後ろに手をついたり、足が妙なことになってケガをしたり、
というパターンです。

人って、怖いことがあると腰が引けるのです。

「へっぴり腰」と言う言葉もありますけど、
要するに後傾姿勢になってしまうのです。
そして、かかとに体重が乗ってしまうと、
人はコントロールを失います。
その結果、ツルツルツル~すってんころりん!ということになるのです。

北京五輪、もう開幕ですね。
競技の中で、スキー関係はダイナミックで豪快で、見ていて楽しい
ものです。
たまに見かけます。
ゴール寸前で下記のような体制をとる選手。
適切な画像が見つからず、しょうがないので自分で書きましたが(;'∀')
お分かりいただけるでしょうか。
ホントは、もっと腰が落ちて、地面に付くくらいの姿勢になります。
これには明確な理由があります。
スキーって、板の後ろ側が一番滑りやすいのです。
一番滑りやすいということは一番スピードが出る、のです。
だから選手の中には少しでもタイムを縮めるために上記のような姿勢で
ゴールしようとします。
では、なぜ「ゴール」寸前なのか。
コースの途中でこれをやってしまうと、スピードは出るけど
コントロールできずにコースアウトしてしまうからです。
ゴール寸前なら、ゴールしたあとどうなっても良いからです。

スキー教室では同様のことを教えてもらえます。
スキー場では、ぎゃーと声を上げながらすごいスピードで滑降していき
ステーンとしりもちを付くシーンを良く見ます。
講師はそれを見せながら、以下のように解説します。

「スキーってのは後傾になるとどんどんスピードが出てしまって
 転ぶしかなくなるんですよ。
 スピードが出ないようにするためには、後傾にならないこと。
 つまり、斜面の下側(低い方)に体を傾けるようにすれば
 つま先のエッジが効いてスピードをコントロールできるようになります」

要するにこれ、です。
もう答え、出ましたよね。

雪道で転ばないようにするためには、後傾にならないこと。
前傾姿勢になって、つま先に神経を集中していれば、
転ぶことは(全然なくなる、とは言い切れませんが)少なくなる、でしょう。
少なくとも、前傾姿勢になっていれば、咄嗟の時にも対応しやすい状況に
なります。
雪が降ったら、ぜひこれを心がけてみてください。

【3】「生き方にも通じる」とは

そんなことを書いているうちに、思い当たりました。
先ほどのスキー教室の話にもありましたが、
「スピードを出したくないなら、山側ではなく谷側に体を傾けること」。
これって、難しいですよね。
スキー教室に入る人たちは大半が初心者。
怖いから、山側に体を傾けたいもの。
でもそれは、スピードが出て転ぶことにつながる。
それが嫌なら谷側に体を傾けること。
なんというジレンマ!

そう言えば、他にも同様のお話があります。
ゴルフをされる方は、すでにははーんと思い当たっておられるかも
しれませんが、ゴルフって、
「ボールを打ち上げたければ、体を伸ばすのではなく曲げる」という
セオリーがあります。
言葉でうまく書けないのですが、
普通、ボールを高く遠くに打ちたい、となれば人ってどうしても
よいしょーっとばかり、ふんぞり返って打ちたくなるものです。
でも、これをやるとボールの上側をたたいてしまい、
チョロチョロと2~3m転がるだけ、とか
せいぜいスススーっと地を這うショットになってしまいます。
ボールを高く遠くに打ちたければ、ふんぞり返らずに前傾になること。
そうすればボールの下側を打てるので、高く遠くに飛ばせるのです。

これもジレンマ、ですよね。

生き方にも通じると思います。
前に進みたければ、コントロールしたいならへっぴり腰にならずに
前のめりになる。
怖いことがあったとしても、及び腰にならずに怖い方に体を傾けて
立ち向かうこと。
人生、前のめりに生きましょう!というお話でした。

【4】おまけ ~雪かきは賛否両論~

話、戻るんですけど、
雪が降ると雪かき、大事ですよね。
特に雪国の方々は、屋根に積もった雪をそのままにしておくと
最悪、家がつぶれてしまうことになりますので、まずは雪下ろしを
しなければなりません。
その後、とりあえず人も車も往来できるように地面の雪かきをします。
ホントに大変。
とてつもない雪国では、ラッセル車が来てドバーっとばかり雪を飛ばして
くれますが、それほどの雪が降らないエリアの方々は、
基本、セルフサービスで雪かき、せざるを得ません。
(ここから以降の話は、賛否両論、諸説ありますので実践は
自己判断でお願いします)

筆者は、セルフサービスで雪かきをするのは、
かえって雪を踏み固めてしまい凍らせてしまう原因になる、
それよりも簡単で効果的なのは、水を撒くこと、であると考えます。
前述しました雪国の道路のインフラと同様ですが、
水を撒くと、雪って解けるんです。
なぜかと言えば、水の方が温度が高いから、です。
で、水は役目を果たしたら自分で低い方へ流れてくれますよね。
こんな良い話はないわけですが、これに異を唱える方もおられます。
「水なんか撒いて、凍ったらどうするの!」
と言われるのです。
確かに。
でも、水って零下にならないと凍りませんよね。
だから、零下になるエリアや、日は避けるべきですが、
冒頭に述べました「雪に慣れていない」エリアは、零下になることは
ほとんどないと思います。
次回、雪が降ったら雪かきをせずに水を撒いてみてください。
凍らないようにご留意のみ、お願いしますが(;'∀')