たいしたことは言えませんが

気が向いた時だけ何かを書くという感じでやってます

3日で始めるテレワーク6「「出退勤と労務の管理」

2020-04-24 17:53:49 | 日記
テレワークのお話も大詰めになってまいりました。

本記事では、
「出社」する時は当たり前となります
「出退勤」と「労働状態」の管理を、テレワーク環境化で
どのように実現するか、について書いてみたいと思います。

この関連では、すでに各社から大変優秀なシステム製品が販売されており
実績も作っておられます。
どこの会社のなんの製品が良いのか、については、
皆様の用途と目的に応じてご検討いただければと思いますが
繰り返しとなりますが、
時間を(とできれば費用もあまり)かけずに実現したいという経営者様が
お読みいただいていると想定して、
そのご要望に応じたお話とさせていただきたいと思います。

【1】出退勤の管理
 これを実現する方法は、実は山ほどあります。
 上記しましたように本格的な出退勤のシステムを導入されても結構かと
 思います。
 本格導入は時間と費用をかけてじっくり進めていただくことにして
 当座、暫定運用としては以下の方法なども考えられます。

 朝、出勤時刻になりましたら、社内、部内、グループ内、要するに
 最小単位の所属グループで結構ですので、
 「おはようございます!本日もよろしくお願いします」
 退勤時刻になりましたら、
 「テレワーク終了します!お疲れ様でした」
 とメールを配信する、という方法です。

 信じられないくらいの単純な方法で恐縮ですが、
 要は「その人が業務を開始したこと、業務を終了したことが、
 関係者間で共有できればよい」のです。
 ここでも「割り切り」です。

 メールは、原則として「本人」が特定されるツールです。
 パソコンからでもスマホからでも、とにかく基本的に「本人」だけが
 使えるもの、ですので信頼性は高いと言えます。
 さらに、送信タイミングが打刻されますので、
 タイムカードを押したのと同じ運用が可能です。

 人事部門への状況報告ですが、
 グループのマネージャーが一覧表で集計していただければ済む
 お話です。
 グループ単位ならば、数名の集計でしょう。
 しかも朝と夕方だけ、ですので、
 マネージャーさんは少し仕事が増えてしまいますが、
 これが一番簡単で現実的な方法だと思います。

【2】労務(業務状況)の管理
 出退勤については、【1】の方法で比較的簡単に実現できると思いますが
 こちらの方が深刻な課題です。

 (1)社員は果たしてまじめに仕事をしてくれるのか
 テレワークを実施したときに、経営者をはじめ管理職の方々が
 一番ハラハラする部分です。

 人によっては起きたばかりで布団の中から
 「おはようございます!今日も元気でがんばりましょう!」などど
 メールしているかもしれません。
 日中も遊んでいるかもしれません。

 でも、それで良いのです。
 「成果を出すことが、高評価につながる」ことになっているから、です。
 (前の記事で記載しましたが、それはぜひ、
 運用開始時に「宣言」をお願いします)
 早朝から起床して業務を開始し、深夜まで残業をしても、
 成果が出せなければ評価につながらない、
 逆のケースでは、
 とりあえず出勤時刻にはメールをするけど、あとは適当にやっていても
 成果が出せるならば良い評価をされる、となれば
 社員は自主的に、効率的な業務遂行方法を考え、実践するでしょう。

 プロセスや個人的な好き嫌いで評価するのではなく、
 「成果で評価する」というのは、むしろ評価する側、
 管理職側にとって大変な覚悟とスキルが求められることになるでしょう。

 それは、テレワークがきっかけになって発生した考え方かもしれませんが
 遅かれ早かれ導入しなければならなかった評価制度なのでしょう。

 (2)社員はやりすぎていないか、徹夜続きなんて無理をしていないか
 前項の逆の状況です。
 これは十分に起こり得ます。
 筆者が以前、プロジェクトに関与した際にも、この問題が最後まで
 残り、テレワークの本運用開始時期に影響を与えました。

 要するに、社員ががんばり過ぎてしまう、という問題です。
 会社にいれば、いつまでも残っている社員に、
 上司、もしくは警備員さんが
 「早よ帰れよ!」と声をかけることができます。
 でもテレワークの場合は、姿を見ることができませんので
 歯止めがかからない、のです。
 しかも、自宅でテレワークとなると、終電も関係ありませんので、
 「ここらで切り上げよう」ということがなかなか難しいのです。
 さらに成果で評価する、ということになれば
 益々プレッシャーに感じて「もっともっと」やってしまう
 人も出てくるでしょう。
 
 これは【1】のタイムカード代わりのメール送信では解決しません。
 実際のタイムカードと同じで、
 「退勤」を打刻してからサービス残業をする
 ということができてしまうから、です。

 姿が見えないので、「あまりやり過ぎるなよ」という声をかけることも
 できません。
 「いい大人なんだから自分で管理できるだろう」
 というわけにはいきません。
 テレワークによって仕事をやり過ぎてしまって過労死してしまった、
 家族からは「お宅の会社はどういう労務管理をしているんですか!!
 と訴えられてしまった、みたいな事態になったら、
 せっかく社員の健康を守るために導入したはずのテレワークが
 大きな仇となってしまいます。
 これは本末転倒というものです。

 実はこの問題は、システムで回避できます。
 が、結構な費用と時間がかかると思います。
 本記事をお読みいただいている経営者の方々は
 時間をかけずに実施されたい方々と想定させて頂いておりますので、
 時間も費用もかけずにこれを回避するということになると、、、

 方法は多分、ひとつしかありません。

 その方法を採れば、やり過ぎはほぼ回避できるでしょう。

 で、その方法、なのですが、
 大変申し訳ありませんが、色々と事情がありまして、
 ここに記載することができません。

 ご興味をお持ちの方には直接お知らせしますので、
 筆者にメールをお送りください。
 筆者のメールアドレスは、先の記事(Googleのアカウント取得)でも
 記載しましたが、
 sukerokumaru@gmail.com
 です。
 恐れ入りますが、記事のコメントなど、メール以外ではお知らせできかね
 ますので、ご了承ください。
 
 (こんな風に書くと一気に怪しげ、ですよね。
 「一見親切そうな顔して、メールアドレス収集が目的か?」
 とも見えてしまいそうなので、補足させていただきますが
 捨てメールを使用していただいても結構です。
 前の記事に記載しましたGoogleメールをこのためだけに取得して
 そのあと削除されても結構です。
 あくまでも「ご回答内容を公開できない」という事情によるもの、
 です。
 どういう事情かは、、、お問合せいただければお分かり頂けます)

本シリーズの冒頭でも申し上げましたが、
日本の労働人口、労働力の確保のために働き方変革が推進されています。
その具体的な方法の一つとして、
場所に囚われず業務が継続できるテレワークのスタイルが求めらています。

それはいま、特にコロナ禍の中、
毎日まさに感染の危機にさらされる「通勤・出勤」という
漫然的な業務スタイルからの変革であり、
その主旨は、詰まるところ、ご本人たちの命を守ること
大切な家族や友人を守ること、です。
そのためのテレワークの実践について、
手軽に確実に、迅速に可能となる方法をご紹介いたしました。

この記事が少しでもお役に立つことができれば、
筆者としてはこれに勝る幸いはありません。

以上をもってテレワーク導入に関するご紹介を終了します。
長らくのお付き合い、誠にありがとうございました。

追記
テレワークを導入したくてもできない業種や職種もあることと存じます。
また、このような状況でも感染の危機を顧みず
社会のためにご活躍いただいている方々には、
毎日のご尽力に敬意を表します。


3日で始めるテレワーク5「「クラウドにデータを保存する(2)」

2020-04-19 21:45:48 | 日記
それでは実際にクラウドにデータを保存してみましょう。

【1】クラウドサーバー、何を選ぶか
 前記事の最後の方でご紹介しましたように、
 実に様々なクラウドサービスがあります。
 (紹介記事を再掲します。コチラからどうぞ
 
 どのサービスも、基本的に同じようなことができます。
 容量も様々、あとは、費用との兼ね合いなどで検討いただければと
 思いますが、
 経験上申しますと、容量だけで選ばない方が良いかもしれません。
 筆者も以前経験しましたが、サイトによってはある日突然、
 「サービスを〇月〇日をもって終了させていただきます」
 と宣言されることがあるのです。

 データの移行も大変になりますし、なるべくならそういうことにならない
 サービスを選びたいものです。

 ということになりますと、筆者の私見ですが、
 以下の3つをお勧めします。

 (1)OneDrive(Microsoft)
   Microsoftが提供しているクラウドサービスです。
   windowsパソコンには、最初からアプリケーションが収納されています。
   他らなぬMicrosoftの製品なので、安定性や使い勝手、Microsoftの
   アプリケーション間の連携なども優れています。
   が、windowsがもともとDOSを基本として作られているためか、
   ファイル名とか拡張子、パス(ファイルの所在)の扱いなどが若干厳密
   な感触があります。
   どちらかと言えば個人ユースを意識したサービスのような印象が
   あります。

 (2)Box(Box)
   Box社が運営する、こちらも信頼性の高いサービスです。
   ビジネス系での利用が意識したサービス体系になっていますので、
   仕事ユースでの利用者も多いです。
   将来的に本格的なビジネス運用をご検討ならば、
   こちらがお勧めかもしれません。

 (3)Gドライブ(Google)
   サービスの内容等は、上記2種と同じような内容ですが、
   Q&Aやノウハウ提供などが、一般レベル(筆者のような)にも
   わかりやすく解説されている印象です。
   その他にも、Gドライブを利用するためのgmailのメールアドレスを
   一度取得しておけば、Googleが提供する様々なアプリケーションも
   ほぼすべてを無料で利用することができます。
   ホームページのデザインツールも無料で提供されており、
   セキュリティサイト(httpではなく、https)も無料で一般公開できるという
   環境も提供されていますので、
   当座始めるのであれば、GoogleのGドライブが良いと思います。
   (あくまでも筆者の私見ですので、諸々ご事情でご検討ください)

 というわけで、この記事では、例としてGドライブをご紹介いたします。
 以下、少し長くなりますがよろしければお付き合いください。

【2】利用開始まで
 (1)利用者登録する
   利用者のことを「アカウント」と呼びます。
   なるべく横文字は使いたくないのですが、画面表示等との整合上、
   今後、利用者のことは「アカウント」と称します。

  ★ GoogleアカウントはGmail(「×××@gmail.com」)以外でも
    登録することができます。
    Googleにおいては、Gmail=Googleアカウント、つまり
    「メールアドレスをアカウントとして兼用している」
    ので、少しややこしいのですが、
    「@ocn」、「@outlook」、「@yahoo」等、
    すでにメールアドレスとしてお使いのものを
    Googleアカウントとして登録することができます。
    共有サーバーとしてクラウドを使用する範囲では
    メールをGoogleに変更する必要はありません。

  それでは早速アカウント登録してみましょう。

  「gmail_作成」で検索→「Gmailアカウントの作成」を選択するか、

  下のような画面が表示されます。



 青丸部分をクリックすると、以下のような画面に変わります。



アカウントを新規登録する画面になります。
「姓」、「名」:お仕事で使用されることになりますので、
 本当の姓名を記入してください。
 ネットの世界で実名を記入するのは少し憚られるかもしれませんが、
 ここでの記入内容が、外部との連絡時にもそのまま表示されますので、
 おちゃらけ系のもので確定してしまうと、
 後で少々恥ずかしいことになります。

「ユーザー名」
 ここでのユーザー名は、
 メールアドレスの「@」の前部分となります。
 従って、「@gmail.com」は変更不可になっています。

ここまでを実例的に記載しますと、
例えば、「丸の内助六」さんという人がいたとします。
「姓」欄には「丸の内」、「名」欄には「助六」、と記入します。
メールアドレス(ユーザー名)は、
これも他人から判別しやすい方が良いです。
ここでは仮に
「sukerokumaru」としました。
ここまでの記入で、Googleアカウントは
「sukerokumaru@gmail.com」
ということになります。

ここで一個、大切なポイントです
「ユーザー名」の下に、青い文字で
「代わりに現在のメールアドレスを使用」
という表記があります。
これがこれまで度々申し上げました「Gmail以外でもGoogleアカウントは
取得できる」という内容です。
いま使用しているメールアドレスをGoogleアカウントとして登録する場合は、
ここに、「×××@ocn.ne.jp」とか「△△△@outlook.com」等を
記入して登録可能です。

但し、ここでの登録はあくまでも
「クラウド共有サーバー」の利用のためのものですので
Googleのメールサービス、「Gmail」を利用する際は、
「~@gmail.com」を取得する必要があります。

上記よろしければ、「次へ」をクリックします。
次の画面になります。



 ここで一個、セキュリティチェックが入ります。
 お手持ちの携帯電話に、本人確認用のコードが送信されますので、
 お手持ちの携帯電話の電話番号を記入して、「次へ」をクリックします。


 すぐにショートメッセージが届きます。
 6桁の確認コードが掲載されていますので、
 上記の画面の
 「G-    」
 欄に記入して、「確認」をクリックしてください。

 その後、電話番号とか生年月日などを聞かれますが、省略していただいて
 良いです。
 以下の画面が表示されます。





 めでたくGアカウント登録完了です!
 続いて、共有サーバーの設定に進みましょう。

 (2)共有サーバーの作成

 メール画面の右上に、「・」が9個並んだアイコンがあります。
 これは後々色々と使うアイコンですので、覚えておきましょう。
 これをクリックすると、以下のような画面になります。



 この画面は、Googleアカウントに提供されている、様々な便利機能です。
 マップは、Googleマップとして多くの方に使われている機能です。
 「フォト」も大変便利です。
 別の記事で書くかもしれません。

 ここでは、共有サーバーの機能として、青丸部分「ドライブ」をクリックしましょう。

 ちなみに「ドライブ」というのは、「クラウドストレージ」のことです。
 (クラウドストレージ…ネットワーク上のデータ保存場所です。
 Googleは、アカウント取得者に15GBまで無料で提供しています。)
 その中のフォルダを共有設定すると、それが共有サーバーになる、という
 のが正確なところですので、補足させていただきます。

 上記の青丸部分をクリックすると、以下のような画面になります。



背景が「マイドライブ」に変わっています。
これが、共有サーバーとして利用できるクラウドストレージになります。

今はアカウントを作成したばかりなので、当然、何も入っていません。
画面左側、「+新規」というボタンをクリックしてみましょう。
以下のような画面になります。



「新規」に設定するためのプルダウンが表示されます。
「フォルダ」は、いわゆる「フォルダ」です。
これを「共有」設定すると、「共有フォルダ」として利用できるようになります。

「ファイルのアップロード」は、フォルダを作らずにデータをアップロードする
ためのボタンです。
共有フォルダ設定後に、手持ちのデータをアップロードする際に
使用します。
「フォルダのアップロード」を選ぶと、
ファイル単位ではなく、フォルダ単位でのアップロードが可能です。

ここでは共有サーバーを設定しますので、「フォルダ」を選択します。
下記のような画面が表示されます。



新しいフォルダの欄に、フォルダ名を入れて「作成」をクリックします。
丸の内助六さんは、ここでは説明用に「共有サーバー」という名称に
しましたが、
のちのち、色んな方が共有フォルダを作成されることになりますので、
全員「共有サーバー」では区別がつかなくてややこしくなります。
名称は、「誰の共有サーバーなのか」がわかるようにしておく方が
良いでしょう。
個人の共有サーバーの場合は例えば「助六共有」、
部署の共有サーバーの場合は「〇〇部共有」など、です。

ただ、この名称はあとからいくらでも変更できますので、
この時点ではあまり悩む必要はありません。

丸の内助六さんは「共有サーバー」として設定しました。
以下のような画面になります。


簡単に共有サーバーという名前のフォルダが作成されます。
現時点は、名称こそ「共有」になっていますが、まだ単独使用の状態
になっています。
このフォルダを共有設定してみましょう。
画面の右上の方にある、人物マークに「+」が付いているアイコン(下図の赤丸)
をクリックします。


下記のような画面が表示されます。
中心の記入枠内に共有したい相手先のメールアドレスを入力します。



以下のようなイメージです。



この欄(共有先)には、一度に複数のメールアドレスを書くことができます。
共有設定(誰に閲覧してもらうか)は、後から追加設定ができますので、
ここでもあまり深く考える必要はありません。

記入完了しましたら、左下の青いボタン「送信」をクリックします。

、、、実はこれだけの作業で、共有サーバーの設置が完了します。
これなら費用もかからないですし、作業的にも簡単ですので
すぐにでもクラウドサーバーを開設することができるでしょう。

共有先として設定した先には、その旨メールで通知が送られます。
その人がメール本文内のリンク文字「開く」をクリックすると、
以下のように表示されます。



見た目が、共有元(助六さん)と同じような感じですので、
区別がつきにくいかもしれませんが、上記画面は、
招待された側の人が開けている画面です。

文字が小さくてわかりにくいと思いますが、
画面左下の青いオビの上の数字(使用量の表示:15GB中~)が、
助六さんは「0」だったのに、この招待先はある程度使っている、
(つまり別の人)というのがご確認いただけると思います。

以上で共有サーバー設定、完了です。
ここに、部署内で共有したいデータファイルなどを
ファイル単位、フォルダ単位でアップロードすれば共有が可能になります。

【3】容量の考え方(Googleアカウントの場合)
 ひとつのGoogleアカウントに無料で提供される容量は、
 15GBです。
 これが多いか少ないか、については色々なご意見があるかと存じます。
 例えば、ファイル容量1MBのPDFファイルならば、15,000ファイル、
 500KBの容量ならば、30,000ファイルが収容できますが、
 動画ファイルなどをバンバン入れていくと、多分あっという間になくなって
 しまうでしょう。

 容量を増やすことも可能です。
 Googleドライブの場合、
  100GB…¥250/月
  200GB…¥380/月
  2TB…¥1,300円/月
 をアカウントごとに追加設定することができます。
 
 他の方法としては、
 Googleドライブでは、「共有されたフォルダは容量に含めない」
 という嬉しい設定をしてくれています。
 例えば、以下のようなイメージです。
 ------------------
 Aさん:3GB分使用してBさんとCさんに共有設定しました。
 (Aさんの残り容量12GB)
 Bさん:残り容量15GB
 Cさん:残り容量15GB
 ------------------
 ということです。
 これをもっとうまく使うと以下のようなことになります。
 ------------------
 Bさんが5GB分、Cさんが10GB分を3人で共有設定しました。
 Aさん:残り容量12GB
 Bさん:残り容量10GB
 Cさん:残り容量5GB
 ------------------
 この状態をキープしつつ、AさんBさんCさんの共有データとして
 18GB(3+5+10)の容量を使うことができる、ということです。

 このように上手に使っていただくという方法もありますので、
 工夫して活用いただければと思います。

【4】Googleアカウントならではのメリットのご紹介(余談ですが)
 先ほど「+新規」のご説明画面の際に
 「ファイルをあっアップロード」
 「フォルダをアップロード」について記載しましたが、
 その下に
 「Googleドキュメント」
 「Googleスプレッドシート」
 「Googleスライド」
 という文字があります。
 これは何かを申しますと、
 GoogleドキュメントはMicrosoft Wordのようなワープロ機能、
 Googleスプレッドシートは、Microsoft Excelのような表計算機能、
 Googleスライドは、Microsoft Powerpointのようなプレゼンテーション機能、
 が無料で提供されており、その機能で作成したファイルもアップロード
 できますよという意味です。
 もちろん、それぞれのMicrosoft社のアプリケーションを作成したデータを
 アップロードすることもできます。
 (その際は「ファイルのアップロード」を使用します)

 Microsoft社のアプリケーションとの一番の違いは、「排他処理の有無」
 です。
 また難しいこと言いだしたな、ですよね。
 Microsoft社のアプリは、誰かが特定のファイルを開けていると、
 他の人は開けられない仕様になっています。
 つまりこういう機能で、誰かが更新したデータを、
 他の誰かがまた違う内容で上書きしてしまうことを防いでいるわけです。

 Googleの機能はまったく考え方が違っていて、
 そのファイルを開けている人たちが、
 リアルタイムに画面に表示されるのです。
 
 カーソルが自動的にひょいひょいと動く様子は、結構面白いものです。
 Microsoftでは排他処理でデータの保全を図っているのに対して、
 Googleではこのような機能で共同作業環境を提供しているわけです。
 どちらが良いということではなく、用途と目的によってはこのような
 機能を利用することも可能です、ということで
 余談としてご紹介しました。

【5】使用パソコン
 Googleドライブ、OneDrive、Boxとも、基本的にブラウザベースで使用できます
 ので、windowsPC、Macintoshとも対応しています。
 さらに、専用のアプリケーションを使ってもっと便利に使ったり
 iPhone、Androidにも対応していますので、外出先からデータを閲覧することも
 簡単です。

以上、データの共有についてご紹介しました。
次はいよいよ最後の課題、「労務管理」について書きたいと思います。


3日で始めるテレワーク4「「クラウドにデータを保存する」

2020-04-17 21:30:37 | 日記
メールの次は、「共有サーバー」対応を解決しましょう。

皆様はデータファイル用の共有サーバーをお使いでしょうか。
本格的なサーバーを設置したり、
手軽なNAS(ネットワーク対応のハードディスク)を活用したり、
もっと小規模には、パソコンをサーバーに見立てて、ハードディスクを
共有設定して利用されているケースもあるかと思います。

いずれも社内、事業所内のLANで利用しておられるのではないかと
思います。

メールと同様、社内サーバーは社内で活用するのには大変便利で
また保全性も安全この上ないものですが、
いざ社外から接続しようとすると、一気に「鍵を失くした住人」に
なってしまいます。
セキュリティが高いがための困りごと、というわけです。

社外から共有サーバーに接続するのにはいくつかの方法があります。

(1)現在の社内サーバーのセキュリティを変更して、
  社外から閲覧できるようにする
  →この方法はあまりお勧めできません。
   もともとがそのように設計されていないので、
   単にセキュリティレベルを下げるだけ、になってしまいます。
   
(2)現在のサーバーのセキュリティはそのままにして、
  社外から閲覧するための中間アプリを使用する
  →可能なら、これが一番良い方法です。
   セキュリティレベルを下げることなく、日常の使い勝手も変えること
   なく、社外から接続できるという、、、
   でもこの方法は、この分野に長けている方が担当として関与してくれる
   のが条件とならざるを得ず、その部分のハードルは決して低いものでは
   ありません。

ではどうするか、ということで次の選択肢があります。

(3)クラウド上のサーバーをテレワーク用に活用する
 今や普通に日常的に使われるようになった「クラウド」ですが、
 そのルーツは意外に古く、
 米グーグルのCEO(最高経営責任者)が
 「データは今後、所在を意識しないサーバーに保存されるようになる。
 それはまるで、空に浮かぶ雲(クラウド)のようなものだ」
 細かい文言は多分違っていると思いますが、
 そのような意味のことを言われたそうで、
 その「雲」を意味する「クラウド」がそのまま
 一般的に使われるようになりました。
 そう言われてみれば、
 日常使われる、クラウドを表すアイコンやイラストが
 なんとなく「雲形」のように見えますよね。

 余談はこのくらいにして、
 そういうわけで、現在では大変身近になったクラウド、
 利便性もセキュリティも近年上がってきていますので、
 テレワークでの共有サーバーとして積極的に使いたいと思います。

 「クラウドにデータを保管する」
 と聞くと、多分いまでも多くの方が
 「大丈夫なの?」
 と不安になると伺います。
 その不安点は2つに大別されます。
 1)どこにあるかわからないサーバーなんて、信用できるのか
 2)外部から簡単に接続できるサーバーに大切なデータを保存して
  大丈夫なのか

 まず1)についてですが、
 サーバーがどこにあるのか確かにわかりません。
 でも、いま社内でお使いになっておられるサーバー、
 どこにあるかご存知ですか?
 「多分〇〇の部署の、、、多分あの部屋だと思うけど、、、」
 という感じですよね。
 それではクラウドサーバーとあまり変わらないですよね。

 2)については、
 クラウドが出始めのころは皆様ご心配されました。
 でも逆に、サーバーが社内にあったら「絶対に安全」と言い切れる
 でしょうか。
 通信の世界では、「絶対に安全」と言えるものは多分存在しません。
 であれば、利便性が高い方を活用した方がよいというものです。

 それと、社内のサーバーは、
 機器やサーバーOSが時と共に老朽化していきます。
 サーバーOSはアップグレードして最新版にすることは可能ですが
 その都度結構な費用がかかるのと、
 パソコンと同様に、OSの能力アップに対応するために、
 サーバー本体も機能強化(メモリを追加したり、ハードディスクを増設したり)
 しなければならず、そちらの方も都度結構な費用がかかります。
 さらに何年かすると、日常のハードな使用に耐久の限界が来て
 サーバー機を丸ごと入れ替えをしなければならなくなります。
 社内サーバーは、「社内にある安心感」以外は、
 実はあまり良いことはないのです。

 その点、クラウドサーバーなら、サーバーとしてのハードウエアもOSも
 サーバー管理側でアップグレードしてくれますので、
 そのあたりの心配は無用です。

 という良いことずくめのクラウドサーバー、
 2点だけ検討課題があります。

 その1
 「テレワーク用にクラウドサーバーを使うとなると、
 今、使っているサーバーのデータはどうなるのかな」
 社内では社内サーバー、テレワークではクラウドサーバーを使うと、
 それぞれに保存しているデータのどちらが最新かが
 わからなくなる可能性があります。

 最良の解決策としては、この機会に順次、
 「社内サーバーからクラウドサーバーに主体のサーバーを乗り換える」
 のが良いかもしれません。
 社内サーバーは、社外からの接続は不可、
 でも、クラウドサーバーは、社内からも社外からも接続可、
 ですので、これはひとつ、考えどころだと思います。

 そんなに簡単に乗り換えなんてできるわけがない、という場合は、
 テレワークで外部から閲覧したい資料だけ、を、
 クラウドサーバーに入れておくという運用が現実的です。
 社内サーバーにも同じものを万一のために置いておきたいという場合も
 あると思いますので、
 テレワーク用は「閲覧専用」として、正式なデータは社内サーバーに入れる、
 という運用が良いのかもしれません。
 会社のご事情でご検討ください。

 その2
 「データ量がたくさんあるんだけど、、、」
 クラウドサーバーに収容しきれるか、という課題です。

 結論を申し上げると、クラウドサーバーで大容量収容可能です。

 クラウドサーバー使用料は、ある程度の容量までならば無料です。
 データ量が増えてくると、有料プランがあります(し、それほど莫大な
 金額ではありません)ので、順次、サーバー容量も増やしていけば
 良いお話です。
 ここも、「小さく生んで、大きく育てる」と、割り切って参りましょう。

ご参考に、クラウドサーバーの情報がまとめられたページを
ご紹介します。
(ページをまとめていただいた「ferret」さん、ありがとうございます)

それでは次のエントリーで、具体的な
個人登録の方法と、クラウドサーバーの設置方法について記載します。



3日で始めるテレワーク3「データを中心とした仕事のスタイル」

2020-04-16 10:16:11 | 日記
「ススメ」の「阻害要因2」として記載しました内容への
対応策です。

皆様は本シリーズをここまでお読み頂いておられるわけですので、
基本的に「電子データに合わせた仕事のスタイル」への移行は既にお済み、
と思います。
さらに前記事により、
紙媒体からの脱却についても一定のご理解を頂けた、
というのを前提にさせて頂いて、
ここでは
「そのスタイルをテレワークで実行するために」について
お話ししたいと思います。

【1】まずはメールです。
皆様は社用で日常的に「何」をお使いでしょうか。
(1)outlook.jpもしくはoutlook.comなど(Microsoft)、
(2)yahoo.jp、など(フリーメール)
(3)gmail.com(Google)
(4)nifty、ocn、so-net、biglove、など月額発生するプロバイダー提供系
(5)法人の独自ドメイン
  (「ドメイン」というのは、メールアドレスの「@」の直後の文字のことです。
  大抵ここに社名に準じる文字列が使用されます)

テレワークを考えると、(1)~(4)を使用されている場合は、
ノープロブレムです。
メールについては何も問題なく、今日からでもテレワーク可能でしょう。

(1)~(4)に該当される方々は、
以下を飛ばして次のエントリーにお進みください。
(本当は一気に書いてしまいたかったのですが、少し長くなりそうなので
メール関連で一旦公開させていただきます)

(5)に該当される方々は、少々面倒、かもしれません。
本来は会社で使用するのは(5)が良いのです。
メールを送受信する際に使用されるメールサーバーが
セキュリティが担保された状態にあるからです。
平たく申しますと、外部から盗み見されにくい状態にあるということです。
業務で使用するメールですから、色々な機密事項も連絡されるでしょう。
その内容が外部から見られる危険性がほぼゼロになることを、
ドメインの管理会社が保証してくれている状態にあります。

この場合、メールの送受信を行う際に使用するメールサーバーも、
セキュリティが保証された安全な場所にあるわけですが、
問題はその場所、なのです。
安全な場所にあるために、
社外からアクセスすることは原則としてできません。
つまり本人であっても、自分宛のメールを社外からは見ることが
できないのです。
家の鍵を失くしてしまったら、本当に住人なのに簡単に家に入れない
のと同じようなイメージです。

この鍵のことをファイヤーウォールと申しますのですが、
メールサーバーがファイヤーウォールに守られているので、
今度はそれが邪魔してしまう、ということなのです。

自社独自のドメインで運用されておられる会社さんは
多分技術系のサポート担当がおられると推測し、
その際もご担当者がサクサクとご対応されるのではないかと思いますが
もし
独自ドメインを使っているけど、そんな技術担当はいない、
という会社さんの場合は、
少し強引なやり方ですが、テレワーク用のメールアドレスとして
無料で取得できるgoogleのgmailを取得されることをお勧めします。
googleの場合、メール以外にも様々な機能が提供されており、
その際のアカウント(使用者というくらいの意味です)は、
取得したgmailアドレスをIDとして使うことができます。

少し以前は、(4)で挙げました、
月額が発生するプロバイダーが管理しているメールでないと、
セキュリティが不安、ということがありましたが、
現在は、outlookでもgmailでも、セキュリティ的には遜色ないと
思います。
これまで、筆者の知る限りではメールの内容が盗み見された、等の
事象は起きていないと思います。
何しろバックボーンがMicrosoftとかyahooとかGoogleです。
そのような事象が起きれば、各社の評判がガタ落ちになりますので、
各社ともメンツをかけてセキュリティは保全してくれています。

何しろ無料ですし、手軽ですので、
ここも割り切って、活用されることをお勧めいたします。

それでは、次のエントリーにお進みください。
次は「クラウドにデータを保存する」です。


3日で始めるテレワーク2「紙文書からの脱却」

2020-04-14 20:45:18 | 日記
「テレワークのススメ」で記載しました一番目の阻害要因、
「紙文書」と、「紙からの脱却」に取り組んでみましょう。

紙文書は本当に長い期間、人類とともに歩んできました。
その役割は、単なる記録からその時代その時代の伝達や通達、
悠久の時を超えて太古に思いを馳せる学者や文学者たちへメッセージ、
書籍、書物、近代では雑誌、機関紙、フリーペーパーなどなど、
形と用途を変えながら進化してきました。
まさに、人類の歴史を支えてきたと言っても過言ではないでしょう。

現代でも紙媒体は様々な場面で便利に活用されています。
スマホはタテ画面で使われることが多いですが、
パソコンは大抵の場合、ヨコ向き画面です。
そのくせ、多くのビジネス文書は縦長で作成されますので、
パソコンの画面では見づらい、のです。
データで送られてきても一度印刷して紙媒体で確認する、
という行為も極めて日常的に行われます。
書類としての手ごたえや、内容の一覧性は紙媒体に勝るものはないでしょう。

歴史も長く、利便性の高い紙媒体を「阻害要因」と呼ぶのは
誠に心苦しいのですが、
ことテレワークという立場からは阻害しているのは事実なわけで
ここは割り切って参りましょう。

【1】紙媒体を電子化しましょう
 紙媒体をスキャナーでスキャンしてデータファイルにします。
 ・・・何をいまさらな感じですが、
 紙媒体からの脱却の大部分はこれに尽きるのです。
 作業が面倒で煩雑だったり、
 ファイルの仕訳が面倒だったり等々
 作業自体の面倒さや煩雑さがネックに
 感じられるかもしれませんが、
 最近は便利な機器が増えてきました。

 大型の複合機をお使いの方々は簡単です。
 そもそも基本機能にスキャナーは含まれていますし、
 ネットワーク対応も完了していますので、データの蓄積先も自動的です。
 さらに自動原稿送り装置が装着されている機種ならば、
 あっという間に書類の束がスキャンされます。

 最近は、大型の複合機でなくてもプリンター、それもインクジェットプリンター
 の進化形にもスキャナーが標準装備されている機種が増えてきました。
 さらに自動原稿送り装置も標準搭載されている機種もありますので、
 大型の複合機の代わりにお使いいただくことも可能でしょう。
 しかも価格は1万円代からあります。
 最大用紙がA4まで、とか
 印刷速度が大型のものに比べて遅い、
 という実用上のデメリットもありますが、用途としては十分です。
 「インクジェット複合機_自動原稿送り装置」
 で検索していただくと色々出てきます。

 プリンターはもう良いのがあるんだよねーという場合は、
 スキャナーの単機能機の進化形の選択肢もあります。
 ドキュメントスキャナーというカテゴリーの商品です。
 「ドキュメントスキャナー」で検索いただくと、これも色々出てきます。
 お勧めは、富士通の「ScanSnap」という商品です。
 いきなり個別の製品名となっており恐縮ですが、
 この商品の歴史の長さ(PFUという会社時代から含め)と
 信頼性(世界シェアNo.1をキープ)は、現在もダントツですので
 自信を持ってお勧めしたいと思います。
  
 等々の便利なツールを駆使して、早速手元の紙媒体をスキャンして
 参りますが、その際の注意点があります。

 1)やみくもに手あたり次第にスキャンしないこと
  大切なポイントなのですが「スキャンすること」が目的ではありません。
  「関係者内で共有したい資料を、
  誰でもいつでもどこからでも閲覧できるようにする」のが目的です。
  従って、この資料はこの先誰も見ないだろう、と明らかに思われる資料は
  スキャン対象から除外しましょう。
  多すぎるデータは暴力的に効率を低下させるものです。
   
 2)資料として明らかに古いものはスキャンしないこと
  少し以前は、「3か月の間、見なかった資料は捨てても良い」
  と言われていました。
  現在はもっと短いかもしれません。
  データとして保管しなければならない資料は別ですが
  日常的にやりとりしている資料はどんどんアップデートされますので
  共有する資料としてはあまり役に立たないことが多いものです。

 3)スキャン作業はなるべくみんなでやりましょう
  このような作業が発生した際、専任者を決めるではなく、
  関係者全員でスキャン作業をいたしましょう。
  よく「ナレッジの共有」という文言で言われたりしますが、
  それぞれの人は、個別にナレッジを持っているものです。
  個人の持つ知的財産は、関係者内で共有されるべきで、
  「関係者」はたくさんいて当然、であります。
  極力全員参加で共有作業をするのが望ましいのです。

【2】既存の電子データを共有しましょう
  紙媒体の資料は、上記の方法で電子データ化して参りますが
  昨今すでに電子データになっているものも数多くあることでしょう。
  外部から入手した画像、資料のPDF(Adobe)、
  議事録を作成したWORD(Microsoft)文書、
  日常一番多く使われるに違いないExcel(Microsoft)データ、
  提案や企画などに使用されたPowerepoint(Microsoft)データなどなど、
  既に様々な電子データが存在しているはずです。
  それらのデータが、それぞれの方々のパソコンの「マイドキュメント」に
  保存されていないでしょうか。
  それぞれの方々のマイドキュメントデータは、「共有」されないので、
  資産として活用されにくい状況にあります。
  理由はひとつだけ、「マイドキュメントに保存されているから」です。
  これを、共有サーバーに保存するだけで、資産として活用され、
  ナレッジとして共有することができます。

【3】電子メールの添付ファイルも忘れずに共有
  忘れがちなのがこれ、です。
  メールを使用していると、日常的に普通にメッセージにデータファイルが
  添付されてやりとりされます。
  そのデータが結構重要なものだったりしますが、メールアプリに入っていると
  共有されないものになってしまいます。
  人によっては、メールアプリを
  個人のデータベースとして便利に利用しますが、これは極めて
  自己中心的な使い方と言わざるを得ません。
  会社の情報は、会社で共有されるべきで、個人で囲い込んでしまうことは
  本来許されません。
  ここは、大いに強調したいところです。
  メールの添付ファイルも忘れずに共有サーバーに保存するように
  関係者内指示しましょう。

尚、スキャンデータが増えてくると必ず陥るのが書類の迷子状態、です。
「はて、どこに保存したかな」が、わからなくなってしまいます。
紙媒体であれば、付箋を付けておく等の対処ができますが、
電子データの場合はどれもこれも同じような外見になってしまうので、
あとで見分けがつかないことになってしまうのです。
これも対処法がありますので、のちのエントリーでお話したいと思います。

それと、これも重要なお話ですが、
「紙媒体はゼロにはならない」ということです。
近年、「ペーパーレス」という言葉がよく使われます。
文字の通り、「紙を使わない運用」という意味なのですが、
現実は、「ゼロ」にはなりません。
外部から紙媒体がまだまだどんどん入ってくるから、です。
日本中、世界中すべての会社、団体で、
一斉に紙媒体を使うことをパタっとやめることができるでしょうか。
将来的には可能かもしれませんが、現時点は難しいでしょう。

この記事で申し上げている「紙媒体からの脱却!」を
真面目に遵守していただくのは筆者としては大変ありがたいことですが、
紙媒体「ゼロ」を目指す必要はありません。

当座目指したいのは、「紙媒体をゼロにする」ではなく、
「紙媒体での保存や運用を極力ゼロにする心がけ」ということで
お考えいただければ幸いです。

それでは次のエントリーで
「データを中心とした仕事のスタイル」についてご紹介して
参ります。